BLOG

  1. HOME
  2. ブログ
  3. Web集客
  4. 『納期1週間』でWebサイトを発注した企業が3ヶ月後に後悔した理由。工程削減のリスク図解
『納期1週間』でWebサイトを発注した企業が3ヶ月後に後悔した理由。工程削減のリスク図解

『納期1週間』でWebサイトを発注した企業が3ヶ月後に後悔した理由。工程削減のリスク図解




『納期1週間』でWebサイトを発注した企業が3ヶ月後に後悔した理由。工程削減のリスク図解

「急いで作ったサイト」が、じつはWeb集客の足を引っ張っていた——。Web制作の納期・品質・工程の関係を知れば、その怖さがわかります。


この記事の結論

Web制作で納期を短縮するということは、必ずどこかの工程を削ることを意味します。その削られた工程が、3ヶ月後・6ヶ月後に「集客できない」「修正費がかかる」という後悔になって返ってきます。

要点1: 納期1週間のWeb制作には、SEO設計・テスト・要件整理などの重要工程が含まれていないことが多い
要点2: 工程を削ると、完成後に追加費用・修正作業・機会損失が重なるリスクが高まる
要点3: 「納期・品質・工程」の3つのバランスを事前に確認することが、失敗しないWeb発注の第一歩


「とにかく早く公開したい」「先月から急いでいる」。そんな理由でWeb制作の納期を1週間に縮めた結果、3ヶ月後に後悔した企業は少なくありません。Web制作の納期・品質・工程には切り離せない関係があります。この記事では、工程を削ることで何が起きるのか、リスクの全体像をわかりやすく解説します。



なぜ「納期1週間」が危ないのか

結論から言うと、「納期1週間」は工程の大幅省略を意味します。

Web制作には、要件整理→設計→デザイン→コーディング→テスト→公開というステップがあります。これをすべて丁寧にこなすと、最低でも1〜2ヶ月はかかります。

1週間で公開できるのは、そのうちのいくつかをスキップしているからです。

「早い=優秀」ではないケースがある

制作会社が「1週間でできます」と言うとき、その中身を確認する必要があります。

  • テンプレート(既存のデザインの型)を使っているだけ
  • 要件整理(どんなサイトにするかの確認作業)を省いている
  • SEO設計(検索に強い構造づくり)を後回しにしている

どれもサイト公開後に「なぜ集客できないのか」につながる原因になります。

「安くて早い」に潜むコスト

⚠️ 安い・早い・品質が高い——この3つを同時に満たすWeb制作は、ほぼ存在しないと考えてください。

「納期1週間・10万円以下」のサイトが完成したあと、追加修正・SEO対策・リニューアルで同額以上をかけた、という事例は珍しくありません。発注前に「どこを削っているか」を確認することが重要です。


Web制作の標準工程と、削られがちな工程

標準的なWeb制作には7〜9の工程があり、納期短縮のしわ寄せは特定の工程に集中します。

標準工程の全体像

工程 内容 所要期間の目安
① ヒアリング・要件整理 目的・ターゲット・必要な機能の確認 1〜2週間
② 情報設計(IA) ページ構成・導線・優先度の整理 1週間
③ SEO設計 検索に強い構造・KW配置の計画 1週間
④ デザイン制作 ワイヤーフレーム→デザインカンプ 2〜3週間
⑤ コーディング デザインをWebページに変換 2〜3週間
⑥ コンテンツ入稿 文章・画像の配置・修正 1週間
⑦ 動作テスト スマホ・ブラウザ別の確認 1週間
⑧ SEO初期設定 タイトル・メタ情報・サイトマップ 3〜5日
⑨ 公開・引き渡し サーバー設定・最終確認 3〜5日

### 納期短縮で削られやすい工程ベスト3

1位:SEO設計・SEO初期設定(③と⑧)
後から追加しようとすると、構造から作り直しになることも。

2位:ヒアリング・要件整理(①)
「なんとなく似たサイトを作って」から始まると、完成後に「違う」が多発します。

3位:動作テスト(⑦)
スマートフォンで崩れる・お問い合わせフォームが送れない、という不具合がそのまま公開されるリスクがあります。

ウェブ制作の発注で確認すべき項目については、依頼前に押さえておきたい8つのチェックポイントでも詳しく解説しています。


工程削減で起きる「3ヶ月後の後悔」リスク図解

削られた工程は、公開直後ではなく「3ヶ月後」に問題が表面化します。

リスクの連鎖:工程削減→後悔のルート

工程を削る
    ↓
【直後】見た目は完成している
    ↓(1〜2ヶ月後)
【中期】検索に出てこない / お問い合わせが来ない
    ↓(3〜6ヶ月後)
【後悔】SEO対策を別途依頼 → 追加費用発生
       スマホで表示が崩れている → 修正費発生
       目的と違う構成 → 部分リニューアル

削減工程別・後悔パターン一覧

削られた工程 3ヶ月後に起きること 発生しやすい追加費用
SEO設計 Googleに評価されないサイトになる SEO改善・構造見直し
要件整理 「なんか違う」と感じる仕上がり 部分修正・追加ページ制作
動作テスト スマホ・フォームの不具合が残る 不具合修正・テスト工数
コンテンツ設計 訪問者が離脱しやすい構成になる コンテンツ追加・ライティング

### 「納期を急いだら集客できなかった」という流れ

特に注意が必要なのは、SEO設計を省いたケースです。

Googleがサイトを評価するには「適切な構造」「適切なキーワード配置」「ページ表示の速さ」が必要です。これらは最初の設計段階で組み込まないと、後から改善しようとしても大幅な作り直しが必要になります。

Web集客の失敗には構造的な理由があります。集客がうまくいかない原因と解決策についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。


納期・品質・工程のバランスを整える考え方

「鉄の三角形」という考え方を知ると、発注の判断がしやすくなります。

Web制作の「鉄の三角形」とは

プロジェクト管理(仕事の進め方を管理する考え方)でよく使われる図解があります。

        【品質】
          △
         / \
        /   \
       /     \
  【納期】━━━【費用】

この三角形は、「3つのうち2つを優先すると、残りの1つが犠牲になる」という関係を示しています。

  • 納期+品質を優先 → 費用が上がる
  • 納期+費用を優先 → 品質が下がる(工程が削られる)
  • 品質+費用を優先 → 納期が長くなる

「安く・早く・高品質に」はほぼ不可能です。どれを優先するかを最初に決めることが、後悔しない発注につながります。

中小企業が陥りやすいパターン

6〜50名規模の中小企業では、次のパターンが多く見られます。

  • 経営者が「早く公開したい」と判断 → 費用も抑えたい → 工程を削る → 集客できない
  • 担当者が制作会社の言葉をそのまま信じる → 工程の中身を確認していない → 後から「聞いてなかった」

Web制作を自社でできるかどうかの判断軸については、「自分でできる?」と迷ったときの判断基準でも整理しています。


発注前に確認すべき納期と工程のチェックポイント

「何を作るか」だけでなく「どう作るか」の工程まで確認することが、品質を守る最大のコツです。

発注前に制作会社へ確認する5つの質問

  1. 「スケジュール表をもらえますか?」

工程ごとの日程が明示されているかを確認する。

  1. 「SEO設計は含まれていますか?」

含まれていない場合は、別途費用・工数の見積もりを依頼する。

  1. 「動作テストはどのブラウザ・端末で行いますか?」

スマートフォン対応・フォームの動作確認が入っているか確認する。

  1. 「完成後の修正対応はどうなりますか?」

公開後のフォロー体制がないと、追加費用が発生しやすい。

  1. 「ヒアリングは何回・どんな形式で行いますか?」

ヒアリングが1回のみだと、要件のすれ違いが起きやすい。

「良い納期提示」と「危ない納期提示」の見分け方

比較項目 良い例 危ない例
スケジュール 工程ごとに日程が明示されている 「○週間で完成」だけ
短納期の理由 テンプレート活用と明示されている 理由が不明
品質の担保 テスト工程が明記されている テストへの言及がない
SEOへの対応 初期設定まで含まれている 「公開後に考えましょう」

よくある質問

Q1. Web制作の「適切な納期」とはどれくらいですか?

A. 中小企業向けの企業サイト(5〜15ページ程度)であれば、ヒアリングから公開まで1〜2ヶ月が目安とされています。SEO設計・テストを含めると、短くても4〜6週間は必要と考えてください。

Q2. 納期を短くしても品質を保てる方法はありますか?

A. テンプレートやCMS(WordPress等のサイト更新ツール)を使うことで、デザイン工程を短縮しつつ品質を保てる場合があります。ただし、SEO設計とヒアリングは省略しないことが条件です。

Q3. なぜSEO設計を後回しにしてはいけないのですか?

A. Googleはサイトの「構造」「URL設計」「ページ速度」を評価します。これらは最初の設計段階で組み込まないと、後から改修するためにほぼ作り直しに近い対応が必要になるためです。後回しにするほど修正コストが高くなります。

Q4. 「安い制作会社」と「高い制作会社」の違いは何ですか?

A. 価格の差は主に「含まれている工程の数」と「対応できる品質の幅」です。安い場合はヒアリング・SEO設計・テストが省かれていることが多く、高い場合はこれらが標準で含まれている傾向があります。見積もりで「何が含まれているか」を必ず確認してください。

Q5. Web制作の発注でよくある失敗を防ぐには何をすればいいですか?

A. 発注前に「工程表の提出を求める」「SEO設計が含まれているか確認する」「完成後の修正対応を確認する」の3点を実施するだけで、多くの失敗を防げます。詳しくはウェブ制作の失敗事例・よくある5つの後悔。事前に防ぐチェックリストもあわせてご覧ください。


まとめ

この記事では、Web制作の納期・品質・工程の関係について解説しました。

  • 納期を短縮する=どこかの工程を削ることを意味する
  • 削られやすいのはSEO設計・要件整理・動作テストの3工程
  • 工程削減の影響は公開直後ではなく、3ヶ月後に集客の失敗として表れる
  • 発注前に「工程表の提出」「SEO設計の有無」「テスト内容」を確認することが後悔を防ぐ最善策

「早く公開する」ことは大切です。でも「早く公開して、集客できないまま3ヶ月を過ごす」のは時間とお金の両方を失います。

Webサイトは公開がゴールではなく、集客・問い合わせ獲得・売上につなげるための手段です。納期・品質・工程のバランスをしっかり確認した上で発注することが、中長期での成果につながります。

Web制作の進め方や費用感について不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
お気軽にお問い合わせください

🎩 お気軽にお問い合わせください

ご相談・お見積りは無料です。お気軽にお問い合わせください。

無料でお問い合わせ →

※ 営業のしつこい連絡は一切ありません

関連記事