『Google広告を3ヶ月続けても問い合わせ単価が7,000円のまま』という停滞の診断フロー|改善優先度と実装ステップ
『Google広告を3ヶ月続けても問い合わせ単価が7,000円のまま』という停滞の診断フロー|改善優先度と実装ステップ
この記事の結論
Google広告の問い合わせ単価を改善するには、「クリック単価・クリック率・CVR」の3つのどこが詰まっているかを先に特定することが最優先です。
– 要点1: 問い合わせ単価が下がらない原因は大きく5つ。原因を特定してから施策を打つことで無駄な広告費を防げます
– 要点2: 「クリックされているのに問い合わせが来ない」場合は、ランディングページ(LP)側の改善が先決です
– 要点3: 診断フローに沿って優先度を決め、ひとつずつ実装することが最短の改善ルートです
3ヶ月間、Google広告を回し続けても問い合わせ単価が7,000円で止まったまま。「いったい何を直せばいいの?」と悩む経営者・Web担当者は多くいます。この記事では、Google広告の問い合わせ単価改善に向けた診断フローと、実装すべき施策を優先度順にご説明します。
まず確認|問い合わせ単価7,000円は「高い」のか「普通」なのか
結論:業種と商品単価によって「高い」かどうかは変わります。
問い合わせ単価の良し悪しは、単純に数字だけでは判断できません。まず「自社にとっての適正値」を計算することが先決です。
目安となる適正単価の計算式
適正な問い合わせ単価 = 商品の粗利益 × 問い合わせの成約率 × 許容コスト率
計算例:
| 条件 | 数値 |
|---|---|
| 商品単価 | 30万円 |
| 粗利率 | 40%(=粗利12万円) |
| 問い合わせ→成約率 | 20% |
| 許容コスト率 | 30% |
| 適正な問い合わせ単価 | 12万円 × 20% × 30% = 7,200円 |
この例だと、7,000円はほぼ適正範囲内です。一方で商品単価が10万円以下のサービスの場合、7,000円は明らかに割高になります。
「問い合わせ単価7,000円」が問題になるケース
- 問い合わせの半分以上が「的外れな問い合わせ(見込み度が低い)」
- 成約率が5%以下で、獲得できてもほとんど受注につながっていない
- 広告費の総額に対して、問い合わせ件数が月に数件しかない
📌 ポイント:「単価が下がれば勝ち」ではありません。「質の高い問い合わせを適正コストで獲れているか」が本来のゴールです。
停滞の原因を特定する診断フロー5ステップ
結論:問い合わせ単価の停滞には、必ず「詰まっているポイント」があります。順番に確認すれば原因は必ず見つかります。
ステップ1|クリック単価(CPC)を確認する
まず、Google広告の管理画面で「平均クリック単価(CPC)」を確認します。
- クリック単価が高すぎる(目安:競合と比べて1.5倍以上)
→ キーワードの入札戦略や、マッチタイプ(検索の広さの設定)の見直しへ
- クリック単価は許容範囲内
→ ステップ2へ進む
ステップ2|クリック率(CTR)を確認する
広告がどれだけクリックされているかを示す「クリック率(CTR)」を確認します。
- 業界目安(BtoB系):2〜5%程度が一般的と言われています
- CTRが1%を下回る場合
→ 広告の見出しや説明文(コピー)の改善へ
- CTRが平均以上なのに問い合わせが来ない
→ ステップ3へ進む
ステップ3|CVR(問い合わせへの転換率)を確認する
CVR(Conversion Rate)とは、サイトに訪れた人が実際に問い合わせをする割合です。
- BtoBサービスの目安:1〜3%程度と言われています
- CVRが極端に低い場合(0.5%以下)
→ ランディングページ(LP)の内容・構成・フォームの改善へ
ステップ4|キーワードと訴求のずれを確認する
クリックされているキーワードを「検索語句レポート」で確認します。
- 「自分でできる」「無料で」「DIY」などの節約・自己解決系ワードで広告が表示されていないか
- ターゲットではない業種・規模の企業が検索しそうなワードが混ざっていないか
ステップ5|広告の配信時間・地域を確認する
- 深夜帯・土日など、問い合わせに繋がりにくい時間帯に無駄なクリックが発生していないか
- 自社のサービス提供エリア外からのクリックが混在していないか
原因別の改善施策と実装ステップ
結論:原因に合わせた施策を打つことで、無駄な広告費を削りながら問い合わせ単価を下げられます。
原因①:クリック単価が高い → 入札・キーワード戦略の見直し
実装ステップ:
- 「完全一致」または「フレーズ一致」に絞り込み、不要なキーワードへの費用を減らす
- 成果が出ていないキーワードを「除外キーワード」に設定する
- 入札戦略を「クリック数最大化」から「目標コンバージョン単価(tCPA)」に切り替える(ただし、コンバージョンデータが30件以上ある場合が推奨目安)
原因②:クリック率が低い → 広告コピーの改善
実装ステップ:
- 見出しに「読者の悩み」を直接入れる(例:「問い合わせが増えない」「Web担当者不足」)
- レスポンシブ検索広告(RSA)を使い、複数パターンを自動で試す
- 「数字・実績・具体性」を見出しに入れる(例:「最短3日で対応」「静岡の中小企業に特化」)
📌 広告コピーはA/Bテストが基本です。1つ変えたら最低2週間はデータを集めてから判断しましょう。
原因③:CVRが低い → ランディングページの改善
CVRが低い場合、広告がどれほど良くても問い合わせは増えません。LPの改善が最優先になります。
実装ステップ:
- ファーストビュー(最初に見える画面)の見直し:訪問者が「自分に合ったサービスだ」と3秒で理解できるか確認する
- 問い合わせフォームの簡略化:入力項目が多すぎると離脱率が上がります。最低限の項目(名前・会社名・メール・お問い合わせ内容)に絞る
- 「誰に向けたサービスか」を明確に書く:「静岡の中小企業向け」のように、対象を絞ることで問い合わせの質も上がります
- 信頼性要素(社会的証明)を追加:実績件数・お客様の声・会社概要へのリンクを目立つ場所に置く
Web集客全体の視点でLPを見直したい方は、Web集客がうまくいかない原因と解決策をまとめた記事も合わせてご参照ください。
原因④:キーワードと訴求のずれ → ターゲティングの精査
実装ステップ:
- 検索語句レポートを週1回確認し、的外れなキーワードを除外リストに追加する
- 広告グループをキーワードのテーマ別に細かく分ける(1グループ=1テーマが目安)
- 「誰に見てほしいか」を広告文にも明示する(例:「従業員20名以下の製造業の方へ」)
改善優先度マトリクス|時間・費用・効果で整理
結論:すべてを一度に直そうとすると混乱します。まずは「効果が出やすく、時間がかからない」施策から着手しましょう。
| 施策 | 効果の出やすさ | 実装の早さ | 費用 | 優先度 |
|---|---|---|---|---|
| 除外キーワードの追加 | ★★★★☆ | 即日〜1日 | 無料 | 最優先 |
| 広告コピーの改善 | ★★★★☆ | 1〜3日 | 広告費のみ | 高 |
| 配信時間・地域の絞り込み | ★★★☆☆ | 即日 | 無料 | 高 |
| LPのファーストビュー改修 | ★★★★★ | 1〜2週間 | 制作費が必要な場合も | 高(中長期) |
| 入札戦略の変更(tCPA) | ★★★☆☆ | 即日だがデータ蓄積が必要 | 無料 | 中 |
| LP全体のリニューアル | ★★★★★ | 1〜2ヶ月 | 制作費が必要 | 中長期 |
### 最初の2週間でやること(優先アクション)
- 検索語句レポートを確認し、的外れなキーワードを除外設定する
- 広告の見出しを1〜2パターン追加してテストを開始する
- 配信時間と地域設定を自社の営業時間・提供エリアに合わせて絞る
この3つだけでも、費用を変えずに問い合わせ単価が改善するケースは珍しくありません(ただし、効果は状況によって異なります)。
よくある「やりがちな間違い」3選
結論:施策の方向性は合っていても、実行の仕方を間違えると効果が出ません。
❌ 間違い1:予算を増やして単価を下げようとする
予算を増やしても、CVRや除外設定が改善されていなければ「悪いクリックが増えるだけ」で単価は下がりません。まず質を上げてから量を増やすのが基本です。
❌ 間違い2:1週間で効果を判断して設定を変え続ける
Google広告の自動入札は、データが少ないと正しく学習できません。変更後は最低2週間、できれば1ヶ月はデータを見守る習慣をつけましょう。
❌ 間違い3:広告だけ改善してLPを放置する
広告とLPはセットです。広告のクリック率を上げても、LPで離脱されれば問い合わせは増えません。両方をセットで改善することが、問い合わせ単価を下げる最短ルートです。
LP(ランディングページ)を含むウェブ制作の進め方については、ウェブ制作を依頼するときの8つの確認ポイントでも詳しくまとめています。広告改善と合わせてご確認ください。
また、「そもそもWeb集客全体をどこから整えるか」で迷っている方は、中小企業向けWebマーケティングの始め方を7ステップで解説した記事も参考になります。
「どこから手をつければいいかわからない」と感じたら、まずは現状の広告設定を専門家に診てもらうのが近道です。お気軽にお問い合わせください。静岡の中小企業を中心に、費用対効果を重視したGoogle広告の改善をサポートしています。
よくある質問
Q1. Google広告の問い合わせ単価の改善とは、どういう意味ですか?
A. 1件の問い合わせを獲得するためにかかった広告費を「問い合わせ単価」といいます。この金額を下げること、または同じ費用でより多くの問い合わせを得ることを「問い合わせ単価の改善」といいます。広告費÷問い合わせ件数で計算できます。
Q2. 問い合わせ単価を下げるには、何から始めればいいですか?
A. まず「検索語句レポート」で的外れなキーワードがないかを確認し、不要なものを除外設定するのが最初のステップです。費用ゼロで即日できる施策のため、最優先で取り組むことをおすすめします。データを確認してから次の施策に移ると無駄がありません。
Q3. なぜ3ヶ月たっても問い合わせ単価が変わらないのですか?
A. 原因として多いのは、①的外れなキーワードの除外ができていない、②ランディングページのCVR(転換率)が低い、③広告コピーが検索ユーザーのニーズとずれている、の3つです。広告の設定を変えないまま待っていても、単価は自然には改善されません。
Q4. Google広告の改善と、ランディングページ(LP)の改善はどちらが先ですか?
A. CVR(問い合わせ転換率)が1%以下の場合はLP改善が先決です。CVRが平均的な水準にある場合は、広告側(キーワード・コピー・入札)の改善に着手します。両方に問題があることも多いため、診断フローで「どちらが詰まっているか」を特定してから動くのが正解です。
Q5. Google広告の改善にかかる費用と期間の目安はどのくらいですか?
A. キーワード除外や入札調整は費用ゼロで即日実施できます。広告コピーの改善は追加費用なしで1〜3日。LP改修は内容によって制作費が発生し、制作期間は1週間〜2ヶ月程度が目安です。効果が数値に反映されるまでは、設定変更後2〜4週間のデータ蓄積が必要なことが多いです。
まとめ
Google広告の問い合わせ単価改善で最初にすべきことは、「クリック単価・クリック率・CVR」のどこが問題かを診断することです。
- 的外れなキーワードへの配信 → 除外設定で即日対応可能
- 広告コピーのズレ → 見出し改善+A/Bテストで1〜2週間で着手
- LPのCVR低下 → ファーストビューとフォーム改善が最優先
「3ヶ月変わらない」と感じているなら、それは改善の余地があるというサインです。施策を打つ前に原因を特定する。これがGoogle広告の問い合わせ単価改善の最短ルートです。
「何が問題なのか自分ではわからない」「社内にWeb広告の担当者がいない」という中小企業の方は、ぜひ一度ご相談ください。静岡を拠点に、Google広告の診断から改善実装まで、対応の早さと費用対効果を重視してサポートします。



