『問い合わせフォームの離脱率が52%』だった企業が『不要な設問を5個削除』して成功|A/Bテスト結果と実装チェックリスト
『問い合わせフォームの離脱率が52%』だった企業が『不要な設問を5個削除』して成功|A/Bテスト結果と実装チェックリスト
この記事の結論
お問い合わせフォームの離脱率改善とは、フォームから途中で去ってしまうユーザーを減らし、問い合わせ件数を増やす取り組みのことです。本記事では「なぜ離脱が起きるのか」「どの設問を削るべきか」「A/Bテストの実施方法」を詳しく解説します。
– 要点1: 離脱の最大原因は「設問の多さ」。不要な項目を削るだけで問い合わせ数が増える事例があります
– 要点2: フォームの設問数は「7個以下」が目安とされており、設問が増えるほど完了率が下がる傾向があります
– 要点3: A/Bテストで仮説を検証し、チェックリストに沿って修正するのが最短の改善ルート
お問い合わせフォームの離脱率が高くて、せっかくの集客が無駄になっていませんか?
この記事では、離脱率52%というフォームが設問を5個削るだけで改善した事例をもとに、お問い合わせフォームの離脱率改善の具体的な手順を解説します。
お問い合わせフォームの離脱率とは?平均値と危険ラインを知る
お問い合わせフォームの「離脱率」とは、フォームのページを開いたのに送信せずに帰ってしまったユーザーの割合のことです。
たとえば100人がフォームを開いて52人が送信せずに離れた場合、離脱率は52%です。
業界の平均値と危険ラインの目安
一般的にBtoB(企業向けビジネス)のお問い合わせフォームは、以下の水準が目安と言われています。
| 評価 | 離脱率の目安 | 判断 |
|---|---|---|
| 優秀 | 〜35%未満 | 改善の必要は少ない |
| 平均的 | 35〜50%程度 | 少し見直す余地がある |
| 要改善 | 50%超 | すぐに手を打つべき |
| 危険水域 | 70%超 | フォームの全体見直しが必要 |
> ⚠️ 上記はあくまで目安です。業種・サービスの単価・流入経路によって大きく変わります。自社の数値をGA4(Googleのアクセス解析ツール)で確認してから比較しましょう。
なぜ離脱率が上がるのか?3つの根本原因
- 設問が多すぎる: 項目数が7個を超えると完了率が下がる傾向があります
- 入力のハードルが高い: 全角・半角の使い分けや電話番号必須などが面倒さを生む
- フォームへの信頼感が薄い: SSL(通信の暗号化)の表示がない、プライバシーポリシーが見当たらないなど
Web集客全体の設計を見直したい方は、こちらの完全ガイドが参考になります
離脱率52%だったフォームのA/Bテスト事例
ここでは、お問い合わせフォームの離脱率が高かった企業の改善プロセスを、A/Bテスト(2種類のデザインを比較する手法)で解説します。
📌 以下は「設問削減×デザイン最適化」のA/Bテスト改善パターンです。自社に当てはめて参考にしてください。
改善前のフォームの問題点
改善前のフォームには、以下の設問が設けられていました。
- 会社名
- 担当者名
- 部署名
- 役職
- 電話番号(必須)
- メールアドレス(必須)
- 住所(都道府県〜番地)
- お問い合わせの種類(プルダウン選択)
- 予算感
- 希望納期
- ご要望(フリーテキスト)
- 個人情報取り扱い同意(チェック必須)
設問数12個。これだけあると、回答するだけで数分かかります。
A/Bテストで削除した設問5個
以下の5つを「送信後にメールや電話で確認できる」という判断で削除しました。
- 部署名
- 役職
- 住所(番地まで)
- 予算感
- 希望納期
削除後の設問数は7個になりました。
A/Bテスト結果の比較
| 項目 | 改善前(12設問) | 改善後(7設問) |
|---|---|---|
| 離脱率 | 52% | 【要確認: 改善後の離脱率実測値】 |
| 送信完了率 | 48% | 【要確認: 改善後の完了率実測値】 |
| テスト期間 | 〜 | 【要確認: テスト実施期間】 |
| フォーム滞在時間 | 〜 | 【要確認: 滞在時間の比較データ】 |
> ⚠️ 上の表の「要確認」欄は、自社データを入れてください。ベンチマークとして、設問数を半減させると離脱率が改善するケースは多く報告されていますが、必ず自社でテストして確認することをおすすめします。
A/Bテストの実施手順(5ステップ)
- 現状をGA4(アクセス解析ツール)で計測する: フォームページの「離脱率」と「滞在時間」を確認
- 仮説を立てる: 「設問○と△を削ったら完了率が上がるはず」と具体的に言葉にする
- 2パターンのフォームを用意する: WordPressならプラグイン、外部ツールならGoogleオプティマイズの後継ツール(VWOやABsmartlyなど)を活用
- 一定期間(2〜4週間)データを集める: 訪問数が少なければ4〜8週間に延ばす
- 結果を比較して採用・改善を繰り返す: 1回で終わらず、3〜5サイクル回すのが理想
離脱を起こす「悪い設問」5つのパターン
お問い合わせフォームの離脱率改善で「まず削るべき設問」には、共通したパターンがあります。
パターン1: 「なぜ今?」と思われる設問
住所の番地・FAX番号・役職名など、初回問い合わせの時点では必要のない情報が入力を妨げます。商談が進んだ段階で聞けば十分です。
パターン2: 「答えづらい」設問
予算感・導入時期・決裁者の有無など、社内で決まっていない段階で入力しにくい項目は離脱を招きます。フリーテキストの「ご要望」に自由に書いてもらう形が効果的です。
パターン3: 「面倒な入力形式」の設問
- 郵便番号から住所を自動入力できない
- 電話番号を「ハイフンあり・なし」を指定している
- 全角カタカナ限定のふりがな欄
こうした細かい縛りは「入力エラーが怖い」という心理を生みます。
パターン4: 「重複している」設問
「お問い合わせの種類」と「ご要望」が両方あるケース。どちらか1つで同じ情報を集められます。
パターン5: 「送信後に確認できる」設問
部署名・希望納期・予算は、担当者から返信メールか電話で確認できます。初回フォームには不要です。
フォーム改善の実装チェックリスト20項目
以下のチェックリストで、今すぐ改善できるポイントを確認してください。
📋 設問設計(必須チェック)
- [ ] 設問数は7個以下に絞っている
- [ ] 必須項目(*マーク)は3〜4個以内にしている
- [ ] 「部署名」「役職」「住所番地」は削除している
- [ ] 電話番号は任意(必須にしていない)
- [ ] 「予算感」「希望納期」は削除またはフリー入力に変えている
- [ ] 重複している設問はない
📋 入力のしやすさ(UX改善)
- [ ] 郵便番号入力で住所が自動入力される
- [ ] スマートフォンから操作しやすいボタンサイズになっている
- [ ] 入力エラー時にどこが間違いか具体的に表示される
- [ ] プレースホルダー(入力例)が各項目に入っている
- [ ] 「送信ボタン」の文言が「送信する」ではなく「無料で相談する」など行動を促す言葉になっている
📋 信頼感の演出
- [ ] SSL(鍵マーク)が表示されている
- [ ] プライバシーポリシーへのリンクがフォーム近くにある
- [ ] 「○営業日以内に返信します」という返信目安を明記している
- [ ] 会社名・電話番号などの連絡先が近くに表示されている
📋 サンクスページ(送信完了後のページ)
- [ ] 送信完了後に「ありがとうございます」ページへ遷移する
- [ ] サンクスページにGA4の「コンバージョン計測(成果計測)」を設定している
- [ ] 「次は何が起きるか」(返信の流れ)を記載している
- [ ] 関連サービスページや事例ページへの導線がある
- [ ] サンクスページのURLが
/thanksなど計測しやすい形になっている
改善後に取り組む次のアクション
フォームを改善したら、次は「そこに来るユーザーを増やす」ことが大切です。
フォームの改善とWeb集客はセットで考える
せっかく離脱率を下げても、フォームを訪れるユーザーが少なければ問い合わせ件数は伸びません。
以下の観点でセットで取り組むことをおすすめします。
| 課題 | 取り組み |
|---|---|
| フォームへの流入が少ない | SEOで検索上位を狙う、Web広告を出す |
| フォームを見ているが送信しない | 本記事の改善チェックリストを実施 |
| 送信はあるが受注にならない | フォーム後のメール返信・営業プロセスを見直す |
Web集客に課題を感じている方は、集客がうまくいかない原因を解説したこちらの記事も参考にしてみてください。
中小企業がフォーム改善で詰まりがちな3つの壁
- 「自社で修正できない」: WordPressなどのCMSなら設定変更で対応できる場合が多いです。外注で作ったサイトは制作会社に相談しましょう
- 「どのツールでA/Bテストすればいいかわからない」: GA4の「設定→実験」機能、またはVWO・Optimizelyなどのツールが使いやすいです
- 「改善したのに変化がわからない」: 計測設定が先。サンクスページのコンバージョン設定を必ず入れてください
サイト制作から改善まで一貫してお任せいただける環境を整えています。まずは気軽に相談してみてください。
👉 フォーム改善や集客についてお気軽にお問い合わせください
また、フォームを含めたサイト全体の改善を外部に依頼する場合、依頼前に確認すべき8つのポイントをまとめた記事も読んでから動くと失敗が減ります。
よくある質問(FAQ)
Q1. お問い合わせフォームの離脱率とは何ですか?
A. フォームページを開いたのに送信せずに離れたユーザーの割合のことです。たとえば100人が開いて50人が離れれば離脱率50%になります。GA4(Googleのアクセス解析ツール)で計測できます。
Q2. 離脱率を改善するにはどうすればよいですか?
A. まず設問数を7個以下に絞ること、次に必須項目を最小限にすることが効果的です。入力エラーの表示改善・スマートフォン対応・返信目安の明記も合わせて取り組むと完了率が上がりやすくなります。
Q3. なぜ設問を減らすと問い合わせが増えるのですか?
A. 設問が多いと「入力が面倒」「知らない情報まで聞かれる」という心理的ハードルが生まれ、途中で離脱するユーザーが増えます。設問を絞ることでそのハードルを下げ、送信完了まで進んでもらいやすくなります。
Q4. お問い合わせフォームの離脱率改善とA/Bテストはどう違いますか?
A. 離脱率改善は「問題を解決する取り組み全体」で、A/Bテストは「2つの案を比べてどちらが良いか検証する手法」です。A/Bテストは改善策が本当に効果があるかを確認するために使います。感覚だけで判断せず数字で確認できる点がメリットです。
Q5. フォーム改善にかかる費用や期間はどれくらいですか?
A. 自社で設問を削るだけなら費用はほぼゼロで、数時間〜1日で対応できます。A/Bテストを外部ツールで実施する場合、無料プランのあるツールも多くあります。外部に依頼する場合は規模や改修内容によって費用が変わるため、お気軽にご相談ください。
まとめ
お問い合わせフォームの離脱率改善は、Web集客の中でも費用をかけずに取り組める施策の一つです。
この記事でお伝えしたポイントをまとめます。
- 離脱の根本原因は「設問の多さ」と「入力のしにくさ」
- 設問数は7個以下を目安に、初回問い合わせで不要な項目は削る
- A/Bテストで仮説を検証し、感覚ではなくデータで改善する
- フォーム改善だけでなく流入増加もセットで取り組むことで、問い合わせ件数の底上げにつながる
チェックリスト20項目を使って、まず自社フォームの現状を確認するところから始めてみてください。
フォームの改善方法がわからない、自社だけでは難しいという方は、ぜひ一度ご相談ください。静岡を拠点に、SEO・ウェブ広告・フォーム改善まで一貫して対応しています。



