社内に誰もいないのにWeb施策を回している会社が、実際に外注している業務一覧を全部晒す
社内に誰もいないのにWeb施策を回している会社が、実際に外注している業務一覧を全部晒す
「Web集客を強化したいけど、デジタル人材が足りない」。そう感じている中小企業の経営者・担当者の方へ。実は、専任担当者なしでもWeb施策を回している会社は存在します。この記事では、外注で乗り切っている業務の全体像を具体的にお伝えします。
この記事の結論
Web集客の外注とは、社内にデジタル人材がいなくても、専門会社に業務を切り出すことで継続的な集客を回す仕組みのことです。デジタル人材不足に悩む中小企業でも、正しく外注すればWeb施策は機能します。
– 要点1: 「全部やろうとする」から失敗する。切り出せる業務は想像以上に多い
– 要点2: 外注しやすい業務と社内で持つべき業務は明確に分けられる
– 要点3: まず「何を外注するか」をリスト化することが最初の一歩
中小企業のWeb集客・デジタル人材不足という課題を抱える企業が、実際にどこを外注しているかを全部晒します。「うちには専任のWeb担当者がいない」という状況でも、外注の組み合わせ次第でWeb施策はちゃんと回ります。
そもそも「外注で回す」ってどういう状態?
外注で回すとは、「社内は判断だけ、実作業は専門家に任せる」という分業の状態です。
社長や既存の担当者が「方向性を決める」「数字を確認する」「最終承認をする」だけで、実際のページ制作・広告運用・記事作成などは外部の会社や個人に依頼しています。
専任担当者なしでも回る理由
Web施策の多くは、一度ルールや方向性を決めれば、あとは定例作業に落とし込めます。たとえば記事SEO(検索エンジン向けのコンテンツ作り)は、キーワードと方向性さえ決まれば、あとはライターや制作会社が動けます。
広告運用も同様です。「予算・訴求ターゲット・禁止表現」さえ渡せば、日々の調整は専門家が行います。
外注で回している会社の共通点
- 意思決定だけ社内に残している(何を伝えるかはブランドの話なので外に出さない)
- 定例報告を月1〜週1でもらっている(確認コストを最小化している)
- 「丸投げ」ではなく「役割分担」をしている(外注先が困らないよう最低限の情報は出している)
📌 「丸投げ」と「役割分担」は似て非なるもの。丸投げは後で「思ってたのと違う」が起きます。役割分担は最初に「あなたはここ、私はここ」を決めること。
実際に外注されている業務一覧
以下が、デジタル人材不足の中小企業が実際に外注している業務です。「こんなことまで外注できるの?」という発見もあるはずです。
Web制作・サイト管理まわり
| 業務 | 外注のしやすさ | 費用感(目安) |
|---|---|---|
| ウェブサイトの新規制作 | ◎ しやすい | 20万〜200万円前後 |
| サイトのリニューアル | ◎ しやすい | 15万〜150万円前後 |
| ランディングページ(集客専用の1枚ページ)制作 | ◎ しやすい | 10万〜50万円前後 |
| サイトの日常的な更新・修正 | ○ できる | 月3万〜10万円前後 |
| 表示速度・セキュリティ対応 | ◎ しやすい | 単発1万〜5万円前後 |
ウェブサイト制作を外注するかどうかの判断で迷っている場合は、自社でやるか外注するかの判断基準をまとめた記事も参考になります。
SEO(検索エンジン対策)まわり
- キーワード調査(どの言葉で検索されているかを調べる作業)
- SEO記事の執筆・公開
- 内部対策(サイト構造・タイトル・見出しの最適化)
- 被リンク(外部サイトからリンクをもらう施策)獲得
- Googleサーチコンソール(検索データを確認するツール)の月次レポーティング
Web広告まわり
- Google広告・Meta広告の設定と運用
- 広告のバナー画像・コピーの制作
- 月次レポートと改善提案
- ターゲット設定の見直し
SNS・コンテンツまわり
- Instagram・X(旧Twitter)の投稿代行
- ブログ・コラム記事の作成
- メールマガジン(定期的に見込み客に送るメール)の文章作成
- 動画の簡易編集
分析・戦略まわり
- Googleアナリティクス(サイト訪問者の行動を調べるツール)の設定と月次レポート
- Web集客全体の戦略立案・方針整理
- 競合サイト調査
💡 全部外注しなくていい。上記のうち、最初に手をつけるべきは「今一番困っている課題」に直結する業務だけです。
外注してはいけない業務・社内で持つべき判断軸
外注が便利とはいえ、「社内に残すべき判断」があります。ここを外に出すと、施策がズレます。
社内で持つべき3つの判断
① 自社の強み・USP(他社との違い)の定義
「なぜ自社を選ぶのか」は外注先には分かりません。ここはブランドの核心です。
② ターゲット顧客の解像度
「どんな人に来てほしいか」「どんな悩みを持つ人に買ってほしいか」は社内の知見です。
③ 最終的な予算と方針の承認
何にいくら使うかは経営判断です。外注先に委ねてはいけません。
外注先と共有すべき最低限の情報
外注先が動けるように、以下だけは整理して渡す必要があります。
- 会社・サービスの紹介(箇条書きで構いません)
- 競合と比べたときの自社の強み
- 「これだけはやらないで」という禁止事項
- 月の予算上限
外注先の選び方と失敗しないポイント
外注先を選ぶときに「安いから」「大手だから」だけで決めると、後悔しやすいです。以下のポイントを確認してください。
外注先を選ぶ5つの確認ポイント
- 自社と似た規模・業種の実績があるか(大企業向けの会社に中小企業が頼んでも噛み合わないことが多い)
- 窓口となる担当者が固定されているか(担当が毎回変わると認識のズレが積み重なる)
- 報告の頻度・形式が明確か(月1でも週1でも、「いつ何を報告するか」が決まっているか)
- 制作後の修正・更新対応が含まれているか(制作して終わりの会社に運用は頼めない)
- SEO・広告・SNSなど、次のステップに対応できるか(施策が広がったときに別の会社に乗り換える手間がない)
外注前に確認すべき項目を詳しく知りたい場合は、依頼前にチェックすべき8つのポイントをまとめた記事も参考にしてください。
地域密着の会社に頼むメリット
「静岡のお客さんに来てほしい」「地元での認知を上げたい」という場合、地元の市場感覚を持つ会社の方が施策がズレにくいです。対面でのミーティングもしやすく、細かいニュアンスの共有が速い点もメリットです。
もし「何から始めればいいか分からない」という場合は、まず現状の課題をご相談ください。
お気軽にお問い合わせください
よくある外注の失敗パターンと防ぎ方
外注経験のある中小企業からよく聞く「しまった」パターンを整理します。事前に知っておくだけで防げるものばかりです。
失敗パターン① 丸投げして「成果が出ない」と気づくのが遅い
月次報告をもらっていない、もしくは数字の意味を確認していないケースです。
防ぎ方: 月1回、最低でも「訪問者数・問い合わせ数・広告費と成果の関係」の3点だけを確認するルールを作る。
失敗パターン② 「何でもできます」の会社に全部頼んでクオリティが低い
SEOも広告もSNSも「一括対応します」という会社が得意かどうかは別の話です。
防ぎ方: 「最も得意な施策は何か」「その実績を見せてほしい」と必ず聞く。
失敗パターン③ 契約後に担当者が変わって認識がリセットされる
最初にいい担当者がいても、途中で異動・退職するケースがあります。
防ぎ方: 担当者名・引き継ぎ体制を契約前に確認する。
失敗パターン④ サイトを作っただけで集客につながらない
制作会社に頼んだのに、完成後に「あとはSEO会社に頼んでください」と言われた、というパターンです。
防ぎ方: 制作後のSEO・広告・運用まで一貫して対応できるかを確認する。Web集客がうまくいかない原因の多くはここにあります。うまくいかないときの原因と解決策を解説した記事も参考にどうぞ。
よくある質問
Q1. Web集客の外注とは何ですか?
A. Web集客の外注とは、自社サイトへの集客に必要な作業(サイト制作・SEO・広告・SNS運用など)を、専門の会社や個人に委託することです。社内にデジタル人材がいなくても、外注の組み合わせで集客の仕組みを動かせます。
Q2. どの業務から外注を始めればいいですか?
A. 「今一番困っている課題」から始めるのが基本です。問い合わせが来ていないならSEOか広告、認知が低いならSNS・コンテンツが優先候補です。いきなり全部外注するより、1〜2業務から試す方がコントロールしやすくなります。
Q3. なぜ中小企業にWeb集客の外注が必要ですか?
A. デジタル人材不足は中小企業の共通課題です。SEO・広告・解析ツールの扱いにはそれぞれ専門知識が必要で、すべてを社内でこなすのは現実的ではありません。外注することで、専門知識を持つ人材をコストを抑えながら活用できます。
Q4. 社内のWeb担当者と外注先はどう違いますか?
A. 社内担当者は「自社の事業・顧客・ブランド」を一番理解している存在です。外注先は「施策の実行とノウハウ」を持っている存在です。最も効果が出るのは、この2つが正しく分担・連携している状態です。どちらかに全部任せるのは、うまくいかない原因になります。
Q5. Web集客の外注費用はどれくらいかかりますか?
A. 業務によって大きく異なります。目安として、SEO記事制作は1本3万〜10万円前後、広告運用代行は月5万〜20万円前後、サイト制作は20万〜200万円前後が一般的です(2026年時点の市場感覚による目安)。費用対効果を見るには、「月いくらかけて、何件問い合わせが来るか」を定点観測することをおすすめします。
まとめ
Web集客の外注は、デジタル人材不足に悩む中小企業にとって「あきらめる理由」ではなく「現実的な打ち手」です。
この記事でお伝えしたポイントをまとめます。
- 外注できる業務は想像以上に多い(制作・SEO・広告・SNS・分析まで切り出せる)
- 社内に残すべきは「判断」だけ(強み・ターゲット・予算の承認は社内の仕事)
- 外注先選びは「実績・担当者の固定・次の施策への対応力」で選ぶ
- 失敗の多くは丸投げ・確認不足・制作しっぱなしで起きている
「まず何を外注すべきか分からない」という段階からでも、一緒に整理できます。Web集客・デジタル人材不足でお困りの中小企業の方は、お気軽にご連絡ください。
また、どこから手をつければいいか迷っている方には、中小企業向けのWebマーケティング7ステップを解説した記事も参考になります。