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『ランディングページを作れば問い合わせが増える』という代理店の提案を鵜呑みにする前に確認すべき3つの数字

『ランディングページを作れば問い合わせが増える』という代理店の提案を鵜呑みにする前に確認すべき3つの数字




『ランディングページを作れば問い合わせが増える』という代理店の提案を鵜呑みにする前に確認すべき3つの数字

「ランディングページを作れば、問い合わせが増えますよ」——そう言われて制作を依頼したのに、数ヶ月後に成果が見えない。中小企業のWeb担当者や経営者から、よく聞く話です。ランディングページの費用対効果を判断するには、制作前に確認すべき3つの数字があります。この記事では、その数字の見方と、お金をかける前にやるべきことを丁寧に解説します。


この記事の結論

ランディングページの費用対効果は、制作費より「集客の仕組み」で決まります。代理店の提案を受け入れる前に、アクセス数・転換率・顧客単価の3つの数字を確認してください。

要点1: ランディングページ単体では集客できない。広告やSEOとセットで考えることが前提
要点2: 転換率(CVR)の業界目安は1〜3%程度。アクセスが月100件未満なら効果測定すら難しい
要点3: まず「今の数字」を把握してから、投資額と期待できる見込みを比べて判断する


導入文はここで終わりです。では、なぜこの3つの数字が重要なのか、順を追って説明していきます。



なぜ「LPを作れば増える」は危ない話なのか

結論から言います。ランディングページは「受け皿」であって、「集客装置」ではありません。

お客さんを呼び込む仕組みがなければ、どんなに優れたページを作っても誰も見ません。それなのに「LP制作」だけを提案する代理店は、その後の集客コストを別途請求するつもりでいるか、もしくは費用対効果の責任を持たないケースがあります。

ランディングページとは何か、改めて整理する

ランディングページ(LP)とは、広告やSEOで集めたユーザーを「1つの目的(問い合わせ・購入・資料請求など)」に誘導する専用ページのことです。

通常のサービス紹介ページと違い、メニューを減らして離脱を防ぎ、「申し込む」「問い合わせる」の1アクションだけに絞った設計をします。

「LP=問い合わせが増える」が成り立つ前提条件

LPが効果を発揮するには、以下の条件がすべて揃っている必要があります。

条件 具体的な内容
① 集客の仕組みがある Web広告・SEO・SNSなど、LPへ誘導するルートがある
② 適切なターゲットが来ている 見込み客がLPに訪れている(ズレた層ではない)
③ ページの訴求が刺さる ターゲットの悩みや言葉に合ったメッセージになっている
④ 測定の仕組みがある Google Analytics等で行動データを取れている

この4つのうち1つでも欠けていると、LPを作っても成果には繋がりません。

⚠️ 注意: 「LP制作50万円」の提案を受けたとき、「その後の広告費や運用費は別途いくらかかるか」を必ず聞いてください。制作費だけが見えていて、集客コストが見えていないケースが多いです。


確認すべき数字①:今のアクセス数(流入量)

LPへの投資を判断する前に、まず「今のサイトに月何人来ているか」を確認してください。

アクセス数が少ないと、何が問題なのか

転換率(CVR)1%のページに月100人が来ると、問い合わせは1件です。同じページに月1,000人来れば10件になります。

ページの質より先に、アクセス数が問い合わせ件数を左右します。

アクセス数の確認方法は簡単です。Googleアナリティクス(Googleが提供する無料のアクセス解析ツール)を開いて、「過去3ヶ月の月間セッション数(訪問回数)」を見てください。

アクセス数別の判断目安

月間アクセス数 状態と判断
〜300件 集客の仕組みが先。LP制作より広告・SEOを優先
300〜1,000件 LPへの置き換えが効果的。改善の余地あり
1,000件以上 LP最適化で成果が出やすい段階。費用対効果が高まる

月間アクセスが300件未満の状態でLPを作っても、数字が動かないため「効果がわからない」まま終わります。これが中小企業でLPが「失敗した」と感じられる最大の原因のひとつです。

Web集客がうまくいかない背景にはアクセス不足の他にも複数の原因があります。Web集客がうまくいかない理由と解決策を詳しく解説した記事も合わせてご覧ください。


確認すべき数字②:転換率(CVR)

転換率(CVR=コンバージョンレート)とは、「LPを見た人のうち、何%が問い合わせや申し込みをしたか」を示す数字です。

業界別のCVR目安(2026年時点の一般的な参考値)

業種 CVR(目安)
BtoB向けサービス・コンサルティング 1〜3%
EC(ネット通販) 1〜2%
高単価サービス(リフォーム・士業等) 0.5〜2%
無料資料請求・ウェビナー申込 3〜8%

※上記はあくまでも業界の一般的な参考値です。自社の状況によって大きく変わります。

今のCVRを計算してみる

計算式はシンプルです。

CVR(%)= 問い合わせ件数 ÷ アクセス数 × 100

例えば、月間アクセス500件・問い合わせ3件なら、CVRは0.6%です。業界目安の1〜3%に届いていないので、LPの訴求文や構成を見直す余地があります。

CVRを改善するためにLPが有効なケース

現状のサービスページのCVRが業界平均より低い場合、LP化(離脱の少ない専用ページに作り直すこと)は有効な打ち手です。ただし、ページの問題なのか、流入しているユーザーのズレが問題なのかを先に切り分けることが大切です。

ページ自体の問題なら LP制作で解決できます。しかし、ターゲット外の人が来ているなら、広告の設定や検索キーワードから見直す必要があります。


確認すべき数字③:顧客単価と損益分岐点

3つ目の数字は「お客さん1人から得られる利益」です。これがわかれば、LP制作にいくらまでかけていいかが計算できます。

損益分岐点(元を取るのに必要な問い合わせ数)の計算

必要な問い合わせ数 = LP制作費 ÷ (顧客単価 × 成約率)

具体例で見てみましょう。

  • LP制作費:40万円
  • 顧客単価:50万円(1件受注したときの売上)
  • 成約率:20%(問い合わせ5件のうち1件が受注)

→ 1件受注あたりの利益が10万円(単価50万円×成約率20%)
→ 元を取るには 40万円 ÷ 10万円 = 4件の受注が必要

この計算で何がわかるか

「4件受注できる見込みがあるか?」を判断するには、先ほどのアクセス数とCVRが必要になります。

月間アクセス500件・CVR1%なら月5件の問い合わせ。成約率20%なら月1件の受注。つまり、LP制作費40万円の回収には最低4ヶ月かかる計算です。広告費も別途かかる場合は、さらに長くなります。

この数字を見たうえで「それでも投資する価値がある」と判断できれば、GO。「ちょっと厳しい」と思うなら、制作費を抑えた方法や、まず集客から始める選択肢も検討すべきです。

ウェブ制作の依頼で後悔しないために、制作を依頼する前に確認すべき8つのポイントをまとめた記事も参考にしてください。


3つの数字で判断する「LP投資の正しい判断フロー」

ここまでの3つの数字をまとめて、LP投資の判断フローを整理します。

ステップ1:アクセス数を確認する

  • 月300件以上 → 次のステップへ
  • 月300件未満 → まず広告・SEOで集客を増やすことを優先する

ステップ2:CVRを計算して業界平均と比べる

  • CVRが業界平均より低い → LPの訴求・構成の見直しが有効
  • CVRが業界平均並み → 流入ユーザーの質(ターゲットのズレ)を先に確認

ステップ3:損益分岐点を計算して投資額を判断する

  • 顧客単価・成約率から「元を取るのに何件必要か」を出す
  • アクセス数とCVRから「何ヶ月で達成できるか」を試算する
  • 現実的な見込みの範囲で制作費を決める

代理店に聞くべき5つの質問

LP制作の提案を受けたとき、以下を必ず聞いてみてください。

  1. 集客手段は何を想定しているか?(広告・SEO・既存客への案内など)
  2. 制作費以外に毎月かかる費用はいくらか?
  3. CVRの改善はどこまで対応してくれるか?(制作後の修正対応など)
  4. 成果の測定はどうやって行うか?(レポート・ツール設定の有無)
  5. 過去に同業種でどんな結果が出たか?(事例・実績の確認)

この5つに明確に答えてもらえない場合、提案の中身が薄い可能性があります。

Webマーケティングをどこから始めるか迷っている方は、中小企業向けのWeb集客全体像を解説したステップガイドも合わせてご覧ください。全体像を把握してから個別施策を判断すると、判断ミスを減らせます。


LPと広告・SEOを「一緒に設計する」ことが大事

LP単体ではなく、「誰を、どこから、どんなページに連れてくるか」をセットで考えることが費用対効果を高めるポイントです。

広告(リスティング広告・SNS広告など)で素早く集客しながら、SEOで長期的な流入を育てる。その受け皿としてLPが機能するとき、はじめて「LP制作の費用対効果」が成立します。

費用やスケジュールが不明な場合は、無料のAIO/SEO診断はこちら。現状の数字を一緒に確認しながら、最適な進め方をご提案します。


よくある質問

Q1. ランディングページとは何ですか?

A. ランディングページ(LP)とは、問い合わせや資料請求など1つの目的だけに絞った専用Webページのことです。通常のサービスページと違い、メニューを最小限にして離脱を防ぐ設計にします。広告やSEOと組み合わせて使うのが前提で、LP単体では集客できません。(約110字)

Q2. ランディングページの効果が出るまでどれくらいかかりますか?

A. 広告と組み合わせる場合、早ければ配信開始から1〜2週間でデータが集まり始めます。ただし費用対効果を正しく判断するには、最低でも1〜3ヶ月間のデータが必要です。SEOで集客する場合は数ヶ月〜半年以上かかることが一般的です。(約110字)

Q3. なぜLPを作っても問い合わせが増えないのですか?

A. 主な原因は3つです。①アクセス数が少ない、②流入しているユーザーが見込み客ではない、③ページの訴求がターゲットの悩みとズレている。LP制作の前に、この3点を確認することで「作っても効果がなかった」という状況を防げます。(約110字)

Q4. ランディングページとホームページ(コーポレートサイト)の違いは何ですか?

A. ホームページは会社の全体情報を伝える「総合案内」です。一方LPは、特定の商品・サービスへの「申し込みや問い合わせ」だけに誘導する1ページ完結の設計です。目的・構成・導線がまったく異なるため、用途に応じて使い分けます。(約110字)

Q5. ランディングページの制作費用はいくらが目安ですか?

A. 中小企業向けのLP制作費は、シンプルなものなら10〜30万円程度、作り込んだものは50〜100万円以上になるケースもあります。ただし制作費だけでなく、毎月の広告費・運用費・修正費も含めて総コストを比べることが大切です。(約110字)


まとめ

「ランディングページを作れば問い合わせが増える」という提案を受けたとき、すぐに首を縦に振る前に、この3つの数字を確認してください。

① 今のアクセス数(月300件未満なら集客が先)
② 転換率(CVR)(業界平均と比べてページの問題か流入の問題かを切り分ける)
③ 顧客単価と損益分岐点(元を取るのに何件・何ヶ月かかるかを試算する)

ランディングページの費用対効果を高めるには、集客・ページ・測定の3つをセットで設計することが前提です。LP単体で完結する話ではありません。

中小企業にとって、Web制作の費用は小さな投資ではありません。「何のために作るのか」「どこから人を連れてくるのか」「いくら稼げれば元が取れるのか」——この3点が明確になってから制作に進むことが、失敗しない最短ルートです。

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