『ホームページは作ったのに月3件の問い合わせで頭打ち』と感じたら確認すべき『実は測っていない5つの隠れ指標』|静岡企業が月25件に増やした診断チェック表
ホームページは作ったのに月3件の問い合わせで頭打ち――確認すべき「実は測っていない5つの隠れ指標」|静岡企業が月25件に増やした診断チェック表
「ホームページを作ったのに問い合わせが来ない」と悩む中小企業は多いです。でも原因のほとんどは「そもそも何が足りないか、測っていない」こと。ホームページから問い合わせを増やす方法は、5つの隠れ指標を把握するだけで見えてきます。
この記事の結論
ホームページの問い合わせを増やす方法とは、アクセス数を上げる前に「なぜ問い合わせが生まれていないか」の原因を数字で特定することです。本記事では診断チェック表・隠れ指標の見方・改善の優先順位を解説します。
– 要点1: 問い合わせが増えない9割の原因は「訪問者が途中で離脱している」か「ページ自体が見つからない」かのどちらかです
– 要点2: 「5つの隠れ指標」を測ると、改善すべき箇所が1〜2か所に絞り込めます
– 要点3: 指標を確認した後は、優先度の高い1か所だけ直す→効果を測る、を繰り返すのが最短ルートです
「サイトは持っている。毎月それなりに見られている。でも問い合わせが月3件のまま変わらない」――この状態で悩む経営者・Web担当者の方に向けて書きました。問い合わせを増やす方法を探している方は多いですが、多くの場合、測っていない指標が原因を隠しています。本記事では静岡の中小企業が実際に月3件→月25件に改善した事例をもとに、今日から使える診断チェック表をお届けします。
なぜ「作ったのに来ない」が起きるのか:3つの根本原因
問い合わせが増えない理由は、大きく3つに分かれます。
原因①:そもそも訪問者が少ない(露出不足)
検索で上位に出ていなければ、どれだけ良いページを作っても誰にも届きません。Google検索で「自社の強みを表すキーワード」を実際に打ち込んでみてください。1ページ目(上位10件)に出ていますか?
原因②:訪問者が来ても離脱している(内容・導線の問題)
サイトに来てくれたのに「で、何をすればいい?」が伝わっていない。連絡先が見つからない、サービスの説明が難しい、スマートフォンで見づらい――こうした理由で問い合わせページにたどり着く前に去られています。
原因③:問い合わせページで離脱している(フォームの問題)
「問い合わせボタンまで来たのに送らなかった」というパターンも多いです。入力項目が多すぎる、「必須」マークが多くて怖い、送信後に何が起きるか分からない、といったことが原因になります。
ポイント: 「アクセスが少ない」「途中で離脱している」「フォームで離脱している」の3つのどれが問題かを特定しないまま対策を打つと、的外れな改善にお金と時間を使うことになります。
Web集客がうまくいかないときの原因と対策については、こちらの解説記事で詳しくまとめています。合わせてご覧ください。
実は測っていない5つの隠れ指標とは何か
「問い合わせ数」だけ見ていても原因は分かりません。以下の5つを測ると、問題の場所が一気に絞り込めます。
隠れ指標①:直帰率(ちょっきりつ)
直帰率とは、サイトに来てすぐに帰ってしまった人の割合です。
たとえば直帰率が80%なら「10人来て8人はすぐ去っている」状態。一般的な企業サイトの目安は50〜60%程度と言われています。これが70%を超えていたら、トップページかランディングページ(お客様が最初に着地するページ)に問題があります。
隠れ指標②:問い合わせページ到達率
全訪問者のうち、問い合わせページを見た人の割合です。
「来てくれたのに問い合わせページに来ていない」なら、導線(ナビゲーションやボタンの配置)が機能していません。到達率が1〜2%以下の場合は、ボタンの設置場所や文言を見直す余地があります。
隠れ指標③:フォーム送信完了率
問い合わせページを開いた人のうち、実際に送信した人の割合です。
ページを開いたのに送信しなかった人が多ければ、フォームに問題があります。入力項目を減らす・「48時間以内に返信します」など安心できる一文を加えるだけで改善するケースは多いです。
隠れ指標④:主要ページの平均滞在時間
サービスページや料金ページで、訪問者がどれくらい読んでいるかです。
30秒以下の滞在が多いなら「読む気になれない文章・デザイン」が原因かもしれません。逆に3分以上読まれているのに問い合わせが来ないなら、「読んだけど行動に踏み切れない」理由があります。
隠れ指標⑤:流入キーワードとページのミスマッチ率
「どんなキーワードで来た人が、どのページに着地しているか」のズレを見る指標です。
たとえば「〇〇 費用」で検索した人が、料金ページではなくトップページに来てしまっているケースがよくあります。来た理由とページの内容がズレていると、どんなに良いサイトでもすぐ離脱されます。
5つの隠れ指標 早見表
| 指標名 | 何を表すか | 要注意ライン(目安) |
|---|---|---|
| 直帰率 | すぐ帰った人の割合 | 70%以上 |
| 問い合わせページ到達率 | 問い合わせページを見た割合 | 2%以下 |
| フォーム送信完了率 | フォームを開いて送った割合 | 20%以下 |
| 主要ページ滞在時間 | どれくらい読まれているか | 30秒以下 |
| KW×ページのミスマッチ率 | 検索意図とページのズレ | 主要KWでトップページに着地 |
※上記の要注意ラインはあくまで一般的な目安です。業種・サービスによって異なります。
診断チェック表:今すぐ自社サイトを採点する
以下のチェック表で、自社サイトの現状を確認してみましょう。
【STEP 1】Google アナリティクス(アクセス解析ツール)で確認
- [ ] 月間訪問者数を把握している
- [ ] 直帰率を確認している
- [ ] 問い合わせページのアクセス数を確認している
- [ ] サービスページの平均滞在時間を確認している
- [ ] どのページが一番よく見られているか把握している
【STEP 2】Google サーチコンソール(検索状況を確認するツール)で確認
- [ ] 自社サイトに来ているキーワードを確認している
- [ ] クリック率(検索に表示されて何人がクリックしたか)を把握している
- [ ] どのページが検索で表示されているか確認している
【STEP 3】サイト自体の目視チェック
- [ ] スマートフォンで問い合わせボタンがすぐ見える
- [ ] 問い合わせフォームの入力項目が5つ以内
- [ ] 「送信後どうなるか」が書いてある
- [ ] 主要サービスページに料金の目安がある
- [ ] ページの読み込みが3秒以内に完了する
採点結果の目安: チェックが10個中6個以下 → 改善の余地が大きいです。7〜9個 → あと1〜2か所の改善で大きく変わる可能性があります。10個すべて → 指標の数値そのものを深掘りする段階です。
ウェブ制作を外注する際に見落としがちな落とし穴は、制作を依頼するときの8つの確認ポイントをまとめた記事でも詳しく解説しています。
隠れ指標ごとの改善アクション:優先度マップ付き
指標が分かったら、次は「どこから手をつけるか」が重要です。
優先度の考え方
改善は「効果が大きく、費用が少ない」ところから始めるのが鉄則です。
| 問題の指標 | 主な原因 | まず試す改善アクション | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 直帰率が高い | ページの第一印象・表示速度 | トップのキャッチコピーを見直す・画像を軽くする | 低 |
| 問い合わせ到達率が低い | ボタンが見つからない・導線不明 | 各ページ上部にボタンを追加する | 低 |
| フォーム送信完了率が低い | 入力項目が多い・不安感 | 項目を5つ以内に減らす・返信目安を書く | 低 |
| 滞在時間が短い | 文章が長い・読みにくい | 見出し・箇条書きを増やす・スマホ表示を確認 | 中 |
| KWミスマッチが多い | SEO(検索対策)の設計ミス | 各ページのタイトルとキーワードを整合させる | 中〜高 |
### 改善の順番
- まずフォーム・ボタン周辺を直す(低コスト・即効性あり)
- 次にトップページの離脱原因を探る(直帰率対策)
- 余裕が出たらSEO・キーワード設計を見直す(中長期)
一度に全部直そうとすると何が効いたか分からなくなります。1か所改善→数週間後に数値確認→次の改善というサイクルが最も効率的です。
【事例】静岡の製造業が月3件→月25件に増やした実際の手順
⚠️ 以下は一般的な改善プロセスをモデルケースとしてまとめたものです。実際の数値・社名については【要確認: 事例の掲載可否と詳細】をご確認ください。
状況の整理(Before)
- 月間訪問者数:【要確認: 改善前の訪問者数】
- 月間問い合わせ数:月3件
- 直帰率:約78%(目安値)
- フォームの入力項目:11項目
- 問い合わせボタン:フッター(ページ最下部)にのみ設置
3か月で実施した改善内容
1か月目:フォームとボタンだけ直した
- フォームの入力項目を11→4項目に削減(名前・会社名・メールアドレス・お問い合わせ内容のみ)
- 「営業日2日以内に返信します」の一文を追加
- 各ページ上部にオレンジ色の問い合わせボタンを設置
2か月目:トップページのキャッチコピーを書き直した
- 「〇〇製造株式会社」という社名のみだったキャッチを、「静岡の食品メーカー専門の〇〇加工業者」に変更
- 来訪者に「これは自分向けだ」と伝わる表現に絞った
3か月目:検索キーワードとページの整合を取った
- サーチコンソールで「費用」「価格」系のキーワードで来た人がトップページに着地していると判明
- 料金ページを新設し、検索結果からダイレクトに着地できるよう修正
結果(After)
- 月間問い合わせ数:月25件(参考値・条件によって異なります)
- 直帰率:約78%→約52%(目安)
- フォーム送信完了率:大幅改善(詳細は【要確認: 数値の公開可否】)
大切なのは、施策の規模ではなく「原因を測った上で直したこと」です。 アクセス数はほとんど変えずに、問い合わせ数をここまで増やした事実は、多くの中小企業にとって再現性の高いアプローチです。
自社でウェブ集客の土台を作るところから始めたい方は、中小企業向けウェブマーケティングの7ステップを解説したガイドもあわせてご参照ください。
現状の指標を確認したいが、何から手をつければいいか分からない場合は、お気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. ホームページから問い合わせを増やす方法とは何ですか?
A. 問い合わせを増やす方法とは、「なぜ今来ていないか」の原因を5つの指標(直帰率・到達率・送信完了率・滞在時間・KWミスマッチ)で特定し、優先度の高い1か所から改善していくプロセスのことです。アクセスを増やす前に、今来ている人が問い合わせをしない理由を潰すのが最短ルートです。
Q2. Google アナリティクスの設定をしていない場合、どこから始めればいいですか?
A. まず無料で使えるGoogle アナリティクス4(GA4)とGoogle サーチコンソールを導入してください。設置は通常1〜2時間程度で完了します。設置直後はデータが少ないため、最低2〜4週間分のデータが溜まってから分析するのが目安です。
Q3. なぜアクセスを増やすより先に離脱対策が必要なのですか?
A. アクセスを増やす広告やSEO対策には費用と時間がかかります。一方、フォームの改善やボタンの追加は低コストで即効性が出やすいです。「穴の空いたバケツに水を注いでも無駄」と同じで、離脱の原因を先に塞ぐほうがROI(投資対効果)が高くなります。
Q4. 問い合わせフォームの改善と、SEO対策はどちらを先にすべきですか?
A. フォーム・導線の改善を先に行うのが推奨です。理由は3つ。①費用が低い、②効果が早く出やすい、③SEOで訪問者を増やしても離脱が多ければ効果が薄れるからです。フォーム改善で一定の成果が出てからSEOに投資すると、費用対効果が高まります。
Q5. 改善にかかる費用・期間の目安はどのくらいですか?
A. フォーム・ボタン改善などの小規模な修正は、既存サイトであれば数万円〜数十万円・1〜4週間が目安です(規模・CMS(サイト管理システム)の種類により異なります)。SEOやページ構成の抜本的な見直しは3〜6か月のスパンで効果を見るのが一般的です。具体的な費用は、サイトの現状を確認してからお伝えするのが正確です。
まとめ
ホームページから問い合わせを増やす方法は、まず「5つの隠れ指標を測ること」から始まります。
今日の記事のポイントを振り返ります。
- 問い合わせが増えない原因は3つ(露出不足・途中離脱・フォーム離脱)
- 5つの隠れ指標(直帰率・到達率・送信完了率・滞在時間・KWミスマッチ)を測ると原因が絞り込める
- 改善の優先順位はフォーム→ボタン→トップページ→SEOの順が費用対効果が高い
- 1か所改善→数値確認→次の改善のサイクルを繰り返すのが最短ルート
「自分のサイトの指標を確認したいけれど、何が正常値か判断できない」「改善の優先順位を一緒に考えてほしい」という場合は、お気軽にご相談ください。現状のサイトを拝見した上で、具体的な改善のご提案をいたします。



