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『デジタル人材採用に年500万円』と『月2万円の外注体制』|3年間の損益分岐点を試算表で可視化

『デジタル人材採用に年500万円』と『月2万円の外注体制』|3年間の損益分岐点を試算表で可視化




『デジタル人材採用に年500万円』と『月2万円の外注体制』|3年間の損益分岐点を試算表で可視化

デジタル人材の採用と外注、どちらがコストを抑えられるのか。この記事ではデジタル人材の採用・外注の費用を3年間の試算表で比べ、中小企業が判断に使えるデータをまとめています。


この記事の結論

デジタル人材の採用・外注費用を3年間で比較すると、外注体制は初年度から大幅にコストを抑えられます。ただし「任せきり」では成果が出にくいため、社内との連携設計が重要です。

要点1: 正社員1人の採用コストは年500万円超が目安。外注は月2〜10万円から始められます
要点2: 3年間の総コスト差は、規模・業務範囲によっては1,000万円以上になる場合もあります(試算表で詳しく解説)
要点3: 外注先を選ぶときは「費用の安さ」だけでなく、マーケティング全体を伴走してくれるか確認しましょう



「デジタル人材が足りない」問題、どこの会社も抱えています

結論から言うと、デジタル人材不足は中小企業ほど深刻です。

大手企業なら専門の部署を作れますが、社員が数十名規模の会社では、「Webサイトの更新も広告の運用も、全部兼務」というケースが少なくありません。

デジタル人材とは何を指すのか

デジタル人材とは、以下のような業務を担う人のことです。

  • Webサイトの制作・更新: ページ作成、コンテンツ管理など
  • SEO対策: 検索エンジン(GoogleやYahoo)で上位に表示させる施策
  • Web広告の運用: Google広告・SNS広告の設定・改善
  • データ分析: アクセス数や広告の成果を読み解いて次の手を考える

これらすべてを一人でこなせる人材は、採用市場でもかなり希少です。

中小企業が直面するリアルな課題

よくある状況 その結果
担当者が退職した 知識が引き継がれず一からやり直し
採用したが即戦力にならなかった 教育コストが予想外に膨らんだ
外注したが成果が見えない 何を依頼すればいいか分からない
兼務でやっているが手が回らない 施策が中途半端で集客効果なし

Web集客がうまくいかない理由と解決策」を別記事でも詳しく整理しています。ご参考ください。


採用 vs 外注:3年間の費用を試算表で比べる

費用だけで見ると、外注体制は採用の5分の1以下のコストで始められます。

ただし業務範囲や質によって差が出るため、「3年間のトータルコスト」で比べることが大切です。

正社員を採用した場合の費用(年間)

正社員のデジタル人材を1名採用する場合、次のようなコストがかかります。

費用項目 目安金額 補足
年収(額面) 300〜400万円 業種・経験によって変動
社会保険料(会社負担分) 約50〜70万円 給与の約15〜20%
採用コスト(求人媒体等) 50〜100万円 初年度のみ
教育・研修費 10〜30万円 ツール費含む
初年度の合計目安 約450〜600万円 退職リスクは別途

> ⚠️ 注意: 2年目以降は採用コストが減りますが、昇給・交通費・福利厚生なども加算されます。3年間のトータルでは1,200〜1,800万円前後になることも珍しくありません(試算ベース)。

外注体制を組んだ場合の費用(月額)

外注の場合、業務内容に応じて次のように費用が変わります。

外注メニュー 月額目安 向いているケース
Webサイト制作(スポット) 10〜50万円 サイトリニューアル時
SEO記事の制作 3〜10万円/月 継続的な集客強化
Web広告の運用代行 3〜5万円/月(管理費) 広告費は別途
Webマーケティング全般の伴走支援 2〜10万円/月 少人数企業の全体設計

### 3年間の総コスト比較(試算)

以下は「マーケティング業務全体をカバーする場合」の試算例です。

比較項目 正社員採用 外注体制(月5万円)
1年目 約500〜600万円 約60〜120万円
2年目 約400〜500万円 約60〜120万円
3年目 約400〜500万円 約60〜120万円
3年間合計(目安) 約1,300〜1,600万円 約180〜360万円
3年間の差額(目安) 約1,000〜1,200万円の節約になる可能性

📌 この試算のポイント

  • 外注費用は月5万円で計算(業務量・品質によって変動)
  • 採用費・退職コストは低めに見積もっています
  • 外注の成果品質や社内連携が整っている前提

「どの業務を外注するか」の設計が、コスト差を左右します。


外注にも落とし穴はある。失敗パターンと対策

「安いから外注にした」だけでは、失敗するリスクが高まります。

外注体制でよく起きる失敗を把握しておくことが、成功への近道です。

よくある失敗パターン3つ

① 丸投げして成果が出ない

「全部お任せします」と依頼しただけでは、自社のことを深く理解してもらえません。お客様の声・商品の強み・競合との差などを伝えないと、的外れなコンテンツや広告になります。

② 安さだけで選んで品質が低い

月1〜2万円で何でもやります、という業者は要注意です。実態は格安の量産型で、SEO効果がほぼ出ないケースがあります。

③ 担当者が変わるたびにリセットされる

外注先の担当者が変わると、自社の情報や過去の施策が引き継がれないことがあります。契約前に「引き継ぎ体制があるか」を必ず確認しましょう。

失敗を防ぐ3つの対策

  1. 社内窓口(担当者)を必ず1人決める: 丸投げにしない。月1回は定例報告の場を設ける
  2. KPI(目標指標)を最初に合意する: 「何をもって成功とするか」を文書化する
  3. 契約内容を詳細に確認する: 修正回数・対応範囲・報告頻度は必ず明記してもらう

外注依頼を検討する際は、ウェブ制作を依頼するときに確認すべき8つのポイントもあわせてご参照ください。


外注先の選び方。中小企業が確認すべき5つのポイント

外注先を選ぶとき、費用の安さだけで決めると後悔します。

中小企業が長く付き合える外注先を選ぶための5つのチェックポイントを整理しました。

5つのチェックポイント

① Webサイト制作から集客まで一貫して対応できるか

制作は別の会社、広告は別の会社、SEOはまた別の会社…という分散発注はコストも管理コストも増えます。一気通貫で対応できるパートナーが理想です。

② 自社と近い規模・業種の実績があるか

大企業向けの実績しかない会社に、中小企業の予算感で依頼しても、提案が合わないことがあります。同規模・同業種の実績を確認しましょう。

③ 成果レポートを定期的に出してくれるか

月に1回でも良いので、「何をやって、どうなったか」を報告してもらえる体制があることが重要です。

④ 担当者と直接話せるか

大手の外注先に依頼すると、窓口担当と実務担当が別人になることがあります。コミュニケーションのしやすさは、長期的な成果に影響します。

⑤ 契約の柔軟性はあるか

半年〜1年の長期契約を最初から求めてくる会社は要注意です。最初は短い期間で試せる会社を選ぶと、リスクを抑えられます。

チェック項目 確認方法
一貫対応が可能か サービス一覧・実績ページを見る
同規模の実績があるか 事例・ポートフォリオを確認
定期レポートがあるか 提案時に「報告内容」を質問する
担当者と直接話せるか 初回打ち合わせで感触を確認
短期契約が可能か 契約書・約款を事前に確認

採用・外注の選択基準まとめ:どちらが自社に向いているか

採用・外注のどちらが正解かは、会社の状況によって変わります。

以下の基準で、自社に合う選択肢を判断してみてください。

採用が向いているケース

  • デジタルマーケティングが会社の中核事業に近い
  • 月の広告予算が100万円を超えていて、社内でデータを管理したい
  • 社内に教育・育成できるリソース(時間・人材)がある

外注が向いているケース

  • まずコストを抑えてスモールスタートしたい
  • 採用しても育てるマンパワーがない
  • 特定の業務(SEO・広告・サイト制作)だけ強化したい
  • デジタル人材の採用・外注費用のバランスを取りながら始めたい

判断フローチャート(簡易版)

月のデジタルマーケ予算は?
├─ 20万円未満 → まず外注でスモールスタート
├─ 20〜50万円 → 外注+社内担当1名の組み合わせを検討
└─ 50万円以上 → 採用も視野に(ただし教育コスト含め計画的に)

また、Webマーケティングそのものを「どこから始めるか」で迷っている場合は、中小企業向けにウェブでマーケティングを始める7ステップをご覧ください。


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よくある質問(FAQ)

Q1. デジタル人材の採用・外注の費用とは何ですか?

A. WebサイトやSEO・Web広告などデジタルマーケティング業務を担う人材にかかるコストのことです。正社員採用の場合は年収・社保・採用費を含め年500万円前後が目安。外注なら月2〜10万円からスタートできます。

Q2. 外注と採用、費用以外でどう違いますか?

A. 採用は自社にノウハウが蓄積されますが、育成コストと退職リスクがあります。外注はすぐにプロに動いてもらえる反面、社内に知識が残りにくい点がデメリットです。両方の特性を理解した上で選択することが大切です。

Q3. なぜ外注体制でも成果が出ないことがあるのですか?

A. 丸投げにしてしまい、自社の強みや競合情報が共有されないことが主な原因です。月1回の定例報告と、社内窓口担当者を置くだけで成果は大きく変わります。

Q4. 採用か外注か、どちらが中小企業に向いていますか?

A. 社員数が50名以下で、デジタルマーケティング予算が月20万円未満なら、まず外注でスモールスタートするほうがリスクを抑えられます。軌道に乗ってから採用を検討するのが現実的な流れです。

Q5. 外注にかかる費用の相場はどのくらいですか?

A. 業務内容によって異なりますが、Webマーケティング全般の伴走支援で月2〜10万円、Web広告の運用代行で管理費月3〜5万円が目安です。サイト制作などスポット対応は10〜50万円程度かかることが多いです。


まとめ

この記事では、デジタル人材の採用・外注の費用を3年間の試算表で比較し、中小企業が判断するための基準を整理しました。

  • 正社員採用の3年間コストは、採用費・社保込みで1,300〜1,600万円が目安
  • 外注体制なら月2〜10万円から始められ、3年間の差額は1,000万円規模になる可能性も
  • 外注で成果を出すには、丸投げを避けて社内との連携設計が必須

「まずは費用を抑えながらデジタルマーケティングを強化したい」という中小企業には、外注体制からのスモールスタートが現実的な選択肢です。

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