SEO会社に頼む前に自社でできること・できないことを30分で仕分ける方法
SEO会社に頼む前に自社でできること・できないことを30分で仕分ける方法
「SEOを外注すべきか、自社でやるべきか」——この判断に迷っている中小企業の経営者・Web担当者の方へ。この記事では、SEO外注と自社対応の判断を30分で終わらせる具体的な仕分けシートと判断基準をわかりやすくお伝えします。
この記事の結論
SEO外注か自社対応かの判断は、「リソース(人・時間・スキル)」と「優先度」の掛け合わせで決まります。全部外注する必要はなく、自社でできる部分と専門家に任せる部分を正しく仕分けるだけで、コストを抑えながら成果を出せます。
– 要点1: 記事更新・SNS投稿など「継続的な作業」は自社向き、技術的な基盤整備は外注向き
– 要点2: 中小企業(6〜50名規模)の多くは、週5時間以上SEOに使えないなら外注を検討するのが目安
– 要点3: まず「30分の仕分けチェック」を今日やってみて、判断の根拠を作る
「SEOを始めたい。でも何を自社でやって、何を外注すればいいかわからない」
そう感じている方はとても多いです。SEO外注と自社対応の判断を間違えると、お金と時間を両方無駄にしてしまいます。この記事では、中小企業がSEOの外注・自社対応を正しく仕分けるための、シンプルな判断の枠組みをお伝えします。
そもそも「SEOで何をするか」を整理する
SEOは「1つの作業」ではありません。大きく4つの領域に分かれます。自社・外注の判断の前に、まずこの全体像を把握しましょう。
SEOの4領域とは
| 領域 | 主な内容 | 難易度の目安 |
|---|---|---|
| 技術的SEO | サイト速度改善、URLの設計、モバイル対応など | 高い(エンジニア知識が必要) |
| コンテンツSEO | 記事作成、キーワード選定、文章の最適化 | 中程度(学習すれば対応可) |
| 内部SEO | タイトル・見出しの設定、内部リンク整備 | 中程度(CMSに慣れれば対応可) |
| 外部SEO | 他サイトからの被リンク(外部からの紹介)獲得 | 高い(自社だけでは難しい) |
この4つを「全部自社でやる」「全部外注する」と考えると判断が難しくなります。領域別に仕分けるのが正解です。
📌 補足: 「技術的SEO」と「外部SEO」は専門知識が必要な場合が多いため、多くの中小企業では外注の対象になりやすい領域です。
自社でできること・できないことの仕分け基準
自社でできるかどうかは、3つの軸で判断します。
軸①:スキルがあるか
- ブログ記事を書いた経験がある → コンテンツSEOは自社対応の余地あり
- HTMLやCSSSを触ったことがない → 技術的SEOは外注を検討
- Google アナリティクス(サイトのアクセス分析ツール)を使える → データ確認は自社で可能
軸②:時間を確保できるか
SEOは「一度やれば終わり」ではありません。継続的な作業が必要です。
- 週5時間以上、担当者が確保できる → 自社対応を検討
- 週5時間未満しか確保できない → 外注のほうがコスト効率が良い場合が多い
⚠️ 注意: 週5時間はあくまで目安です。記事1本を書くだけでも、慣れないうちは3〜4時間かかることがあります。
軸③:成果が出るまで待てるか
コンテンツSEOは、記事を公開してから検索順位が上がるまで数ヶ月かかるのが一般的です(あくまで目安で、サイトの状況によって異なります)。
- 急いで集客したい → Web広告と組み合わせることを検討
- 半年・1年単位で取り組める → SEOを中心に据えるプランが合う
Web集客全体の戦略については、ウェブでマーケティングを始める完全ガイド【中小企業向け7ステップ】で詳しくまとめています。SEOと広告をどう組み合わせるかの全体像を把握したい方はあわせてご参照ください。
30分でできる!仕分けチェックシート
以下の質問に「はい/いいえ」で答えてください。所要時間は約30分です。
チェック①:現状把握(10分)
- [ ] 自社サイトにGoogle アナリティクスやサーチコンソール(Googleの無料分析ツール)が入っている
- [ ] 今、検索からの訪問者数が月何人かを把握している
- [ ] 上位表示を狙いたいキーワード(検索語句)が3つ以上リストアップできる
- [ ] サイトの表示速度が遅いと感じている
「はい」が0〜1個 → 現状把握すら外注サポートを受けたほうが早い
「はい」が2〜3個 → 現状把握は自社でできている。次のステップへ
「はい」が4個 → 基礎的な数字は自社で管理できている
チェック②:リソース確認(10分)
- [ ] SEOに割り当てられる担当者が社内にいる(兼務でもOK)
- [ ] 月に記事を1〜2本書ける体制がある
- [ ] 半年以上、継続的に取り組む予算が確保できる
- [ ] サイトのHTML/CSSを自社で修正できる担当者がいる
「はい」が0〜1個 → ほぼ外注が現実的
「はい」が2〜3個 → コンテンツ部分は自社、技術部分は外注という分業が合う
「はい」が4個 → 自社主体でも動ける。外注は部分的な補強として活用
チェック③:目的の確認(10分)
- [ ] 「集客を増やしたい」という明確なゴールがある
- [ ] どんな人に来てほしいかが言語化できている
- [ ] 競合サイトを3社以上把握している
- [ ] 現在、問い合わせや購入が検索経由でまったく来ていない
「はい」が0〜1個 → 戦略設計から外注サポートを受けるべき段階
「はい」が2〜4個 → 方向性は固まっている。実行の優先順位を決めて動ける
外注すべきケース・自社対応すべきケースの違い
チェックシートの結果をもとに、具体的な仕分けを確認しましょう。
外注に向いているケース
- 技術的SEO(サイト速度・構造改善)の対応が必要
- キーワード調査(どの言葉で検索されているかの分析)を体制を持っていない
- 月1本以上の記事制作が社内リソース的に回らない
- 競合分析を自社でやる時間がない
- SEOの成果が出るまでの方向性を決めてほしい
自社対応に向いているケース
- 業界知識や専門的な体験談は社内にしか書けない(E-E-A-T的に自社発信が強い)
- 既存のブログ・SNSを更新する担当者がいる
- Google アナリティクスのデータを定期的に確認できる体制がある
- FAQページや商品説明ページなど、情報整理は社内でできる
📌 ポイント: 「全部外注」より「技術は外注・コンテンツは自社」という分業の方が、コスト効率が良くなる場合が多いです。外注先との役割分担を最初に決めておくことが大切です。
また、そもそもサイト自体に問題がある場合は、SEOより先にサイトの見直しが必要なこともあります。ウェブ制作の依頼で失敗しない!確認すべき8つのポイントでは、制作会社に依頼する前に確認しておきたいチェックポイントをまとめています。
外注先を選ぶときの3つの確認ポイント
外注すると決めたあと、どこに頼むかで成果が大きく変わります。
ポイント①:「作って終わり」ではないか確認する
SEOは継続が命です。記事を作るだけ・サイトを作るだけで終わる業者は避けましょう。
確認の質問: 「月1回の報告と改善提案はありますか?」と聞いてみてください。
ポイント②:SEOだけで完結させようとしていないか
SEOで集客が増えても、サイトの中身が弱ければ問い合わせにつながりません。SEOと並行して、サイトの改善や広告との連携を提案してくれる業者のほうが、中長期的には成果を出しやすいです。
ポイント③:担当者が固定されているか
「毎回担当が変わる」「窓口だけ担当で実作業は外部に丸投げ」という業者は、自社の事業理解が深まらず、的外れな提案が増えがちです。
確認の質問: 「担当者は固定ですか?制作から運用まで一貫して対応してもらえますか?」
Web集客がうまくいかないと感じたら
仕分けをしてみて「自社のWeb集客がそもそもうまくいっていない気がする」と気づいた方も多いはずです。
集客がうまくいかない原因はSEOだけとは限りません。サイトの構造・導線・コンテンツのすべてが絡み合っています。Web集客の失敗原因とその解決策を詳しく解説した記事では、よくある3つの失敗パターンと具体的な改善アプローチをまとめています。あわせてご確認ください。
外注先の選定や、自社でできることの整理に迷いがある場合は、まず無料でご相談いただくのが一番の近道です。お気軽にお問い合わせください。現状のサイトやSEOの状況をヒアリングしたうえで、自社対応と外注の最適な分担をご提案します。
よくある質問
Q1. SEOの外注費用の相場はどのくらいですか?
SEO外注の費用は、月額5万円〜30万円が中小企業向けの目安と言われています(内容・対応範囲によって異なります)。記事制作のみ・技術改善のみなど、部分的な依頼なら費用を抑えることも可能です。最初に「何を頼むか」を明確にしてから相見積もりを取るのが、予算を無駄にしないコツです。
Q2. SEOを自社でやるにはどんなスキルが必要ですか?
基礎的なコンテンツSEOであれば、文章を書く力・Google アナリティクスの読み方・キーワード調査ツールの使い方の3つがあれば始められます。技術的SEO(サイト速度改善・構造修正など)はHTMLやサーバーの知識が必要なため、エンジニアがいない場合は外注が現実的です。
Q3. なぜ中小企業はSEOを外注したほうがいいと言われるのですか?
人手不足と専門知識の不足が主な理由です。SEOで成果を出すには、継続的な記事更新・データ分析・技術対応が必要で、兼務担当者1人では追いつかないケースが多いです。ただし「全部外注」が正解ではなく、自社でできる部分と外注する部分の仕分けが重要です。
Q4. SEOと広告(リスティング広告など)はどちらを優先すべきですか?
急いで集客したいなら広告、3ヶ月〜1年単位で継続的な集客基盤を作りたいならSEOが向いています。多くの中小企業では「広告で短期集客しながら、SEOで中長期の基盤を育てる」という並行運用が効果的です。どちらか一方に絞る必要はありません。
Q5. SEO外注を始めるのに適したタイミングはいつですか?
「サイトはあるが検索からの流入がほぼゼロ」「担当者がいるが成果が出ない状態が3ヶ月以上続いている」「リニューアル後にアクセスが落ちた」——このような状況が1つでも当てはまるなら、今すぐ検討を始めるタイミングです。早いほど改善の時間を確保できます。
まとめ
SEO外注と自社対応の判断でポイントになるのは、「リソース(人・時間・スキル)」と「優先度」の2軸です。
- 技術的SEO・外部SEO → 専門知識が必要なため外注向き
- 記事作成・情報更新 → 業界知識が必要なため自社向き
- 分析・報告確認 → 体制があれば自社でも対応可能
中小企業がSEO外注と自社対応を正しく仕分けることで、コストを抑えながら着実に集客の基盤を作れます。今日、まず30分でこの記事のチェックシートを試してみてください。
「チェックしてみたけど、結局どうすればいいかわからない」という場合は、私たちにご相談ください。静岡を拠点に中小企業のWeb集客を支援しており、SEO・Web広告・サイト改善をまとめてサポートしています。サービス詳細を見るか、お気軽にお問い合わせください。まずは現状をお聞きしながら、最適な方法をご提案します。