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デジタル人材『新卒採用年500万円』vs『月3万円の外注体制』|損益分岐点を実装ロードマップで可視化

デジタル人材『新卒採用年500万円』vs『月3万円の外注体制』|損益分岐点を実装ロードマップで可視化




デジタル人材『新卒採用年500万円』vs『月3万円の外注体制』|損益分岐点を実装ロードマップで可視化

「デジタル人材を採用すべきか、外注で回すべきか」—— デジタル人材の採用と外注の費用比較を正確に把握しないまま動くと、数百万円の無駄が生まれます。この記事では、損益分岐点の計算式から実装ロードマップまで、中小企業が今すぐ判断できるよう整理しました。


この記事の結論

デジタル人材の採用と外注、どちらが得かは、「月の業務量」と「成果へのスピード」で変わります。本記事では費用の全体像・損益分岐点の計算・段階的な実装手順を解説します。

要点1: 新卒採用は年間500万円超のコストがかかる。外注は月3万円〜スタートできる
要点2: 損益分岐点は「月の稼働時間×時間単価」で計算でき、目安は月40〜60時間前後
要点3: まずは外注でスモールスタートし、業務量が増えたら採用を検討するのが現実的



「採用vs外注」の費用、正直なところいくらかかるのか

デジタル人材の採用にかかる費用は、給与だけではありません。
採用費・教育費・社会保険料まで含めると、実際のコストは想像より大きくなります。以下の表で、採用と外注を正直に比べてみます。

採用の場合:年間コストの内訳

費用の種類 目安の金額 備考
年間給与(新卒・第二新卒) 約280〜350万円 地域・業種によって変わります
社会保険料(会社負担分) 給与の約15% 年42〜53万円が目安
採用費(求人媒体・エージェント) 50〜100万円 成果報酬型は年収の20〜30%前後
教育・研修費 20〜50万円 ツール費用・外部研修など
合計(初年度) 約400〜550万円 定着しなければ再コスト発生

> ⚠️ 見落としがちな隠れコスト: 管理者の指導時間・ツールライセンス・離職時の採用やり直し。これらを入れると、実質コストはさらに膨らみます。

外注の場合:月額コストの内訳

外注の種類 月額目安 向いている業務
クラウドソーシング(単発) 3〜10万円 バナー作成・記事制作・データ入力
フリーランス(継続契約) 10〜30万円 SNS運用・広告運用・SEO対策
Web制作・マーケティング会社 3〜50万円 サイト制作・集客全般の伴走支援

月3万円の外注体制とは、クラウドソーシングや小規模な保守契約を指します。ブログ記事の更新・バナー制作・メルマガ原稿など、「定型化できる業務」から外注を始めるパターンです。


損益分岐点の計算式と実際の目安

損益分岐点は「外注費 ÷ 時間単価 = 採用と同等の月稼働時間」で計算できます。

計算式を使ってみる

たとえばこんなケースで考えます。

  • 採用した場合の月コスト:約40万円(給与・社保・管理コスト込み)
  • 外注の時間単価:約3,000〜5,000円(業務内容によって変わります)
外注時間単価 採用と同等になる月稼働時間
3,000円/時間 約133時間(フルタイム以上)
5,000円/時間 約80時間(週20時間相当)
8,000円/時間 約50時間(週12〜13時間相当)

### 結論として言えること

  • 月40〜60時間未満の業務量なら外注のほうがコストを抑えやすい
  • 月80時間を超えてきたら採用も選択肢に入ってくる

ただし数字だけで決めるのは危険です。「スピード感」「情報の機密性」「社内にノウハウを蓄積したいか」という視点も必要です。

📌 計算の注意点: 外注費が安くても、発注・確認・修正の管理工数(社内の人件費)は別にかかります。管理コストも含めて試算しましょう。


外注体制の実装ロードマップ(3ステップ)

外注で失敗しないコツは、スモールスタートで業務を「型化」することです。

いきなり複数の外注先に依頼すると、管理が煩雑になって費用対効果が落ちます。次の3ステップで段階的に進めましょう。

STEP 1(0〜2ヶ月目):定型業務を1つ外注してみる

まず「社内で繰り返し発生する定型業務」を1つだけ選びます。

  • ブログ記事の作成(月2〜4本)
  • SNSの投稿画像のデザイン
  • 月次レポートのデータ整理

予算目安: 月3〜10万円
成果物の品質と、やり取りのしやすさを確認するフェーズです。

STEP 2(3〜5ヶ月目):専門性の高い業務を追加する

定型業務の外注が安定してきたら、専門性の高い業務に広げます。

  • Web広告(リスティング広告)の運用
  • SEO対策・コンテンツ戦略
  • Web解析(アクセス解析の読み解き)

予算目安: 月15〜30万円
ここでは「成果の測り方(KPI)」を外注先と合意しておくことが大切です。


💡 Web集客の全体像を把握したい方へ
外注先に任せる前に、自社のデジタルマーケティングの現在地を確認しておきましょう。中小企業向けにウェブマーケティングの始め方を7ステップで整理した記事が参考になります。


STEP 3(6ヶ月目以降):外注管理を内製化、または採用を検討

外注の成果が数値で確認できたら、次の判断をします。

  • 外注継続: 月稼働が一定量以下で、社内管理が回っている
  • 採用へ移行: 月80時間超えが常態化、社内に知見を蓄積したい
  • ハイブリッド: 戦略立案は採用、実作業は外注のまま

採用が向いているケース・外注が向いているケース

「うちはどっちだろう?」という判断を、シンプルな基準で整理しました。

外注が向いているケース

  • デジタル業務の量がまだ少ない(月20時間未満)
  • まずは試しながら成果を確認したい
  • 社内に管理できる担当者が1名でもいる
  • 初期投資をできるだけ抑えたい

採用が向いているケース

  • デジタル業務が月常時80時間を超えている
  • 社内の機密情報を扱う業務が多い
  • 中長期でブランドを育てたい
  • 外注先のノウハウを「自社の資産」にしたい

中小企業(6〜50名規模)の現実: 多くの場合、まず「外注でスタートし、業務量が増えたら採用」という順序が、リスクを最小化できます。


よくある失敗パターンと回避策

「外注したのに成果が出ない」「採用したけど使いこなせない」——どちらにも共通する失敗原因があります。

失敗パターン① 成果の測り方を決めていない

外注でも採用でも、「何をもって成功とするか」を最初に決めないと、判断できません。

回避策: 月次で確認するKPI(目標の数値)を3つ以内に絞って決める。例:サイト訪問数・問い合わせ件数・広告のクリック率。

失敗パターン② 外注先に「丸投げ」してしまう

指示が曖昧なまま外注すると、期待と違う成果物が返ってきます。

回避策: 業務の「完成イメージ」「使う場所」「文字数や形式」を具体的に伝える。外注先を選ぶときのチェックポイントは、Web制作を外注するときに見るべき8つのポイントでも詳しくまとめています。

失敗パターン③ 「安い外注先」だけで選ぶ

費用だけで選ぶと、品質・対応速度・専門性で後悔しがちです。

回避策: 試しに1〜2回の単発依頼を通じて、コミュニケーションと成果物の質を確かめてから継続契約を結ぶ。


また、社内でWeb担当者を採用した後に「サイトを自分たちで更新できるか」という問題が出ることも多いです。Web制作を自分でやるか外注するかの判断基準と5つの注意点も合わせて確認しておくと、後から後悔しにくくなります。



よくある質問(FAQ)

Q1. デジタル人材の採用と外注の違いは何ですか?

A. 採用は社員として雇用するため、継続的・長期的な業務に向いています。外注は必要な業務・量だけ依頼でき、初期コストを抑えられます。採用はノウハウが社内に蓄積される一方、外注は専門家の力をすぐに借りられるのが特徴です。

Q2. 月3万円の外注体制でどこまでできますか?

A. ブログ記事の月2〜4本制作、バナー作成、SNS投稿の画像デザインなど、定型化できる業務が中心です。広告運用やSEO戦略など専門性の高い業務は、月10〜30万円程度の予算が現実的です。

Q3. 外注と採用の損益分岐点はどう計算しますか?

A. 「採用の月コスト(給与+社保+管理費)÷ 外注の時間単価 = 採用と同等の月稼働時間」で計算します。時間単価5,000円の場合、月40万円のコストと同等になるのは月80時間前後が目安です。

Q4. 採用と外注、どちらがWeb集客に効果的ですか?

A. 初期段階では外注のほうがスピードと費用効率が高い傾向があります。デジタルマーケティングの実績と成果の測り方を整えてから採用に移行するほうが、採用した人材も活かしやすくなります。

Q5. 外注体制から採用に切り替えるタイミングはいつですか?

A. 月の外注稼働時間が80時間を超えた時点が目安です。加えて「社内にノウハウを蓄積したい」「外注先との連携に管理工数がかかりすぎている」と感じ始めたら、採用を検討するタイミングです。


まとめ

デジタル人材の採用と外注の費用比較をまとめます。

  • 新卒採用の初年度コストは400〜550万円が目安。外注は月3万円〜スタートできる
  • 損益分岐点は「月の業務量と時間単価」で計算でき、月40〜80時間が判断の分かれ目
  • 中小企業はまず外注でスモールスタートし、業務量と成果を確認しながら採用を検討するのが現実的

「採用か外注か」の答えは、自社の業務量・予算・スピード感によって変わります。まずは現状の業務棚卸しから始めてみましょう。

「どちらが自社に合うか判断できない」「外注先を探しているが何から始めればいいかわからない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

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