『Web担当者がいない』と嘆く社長へ。月2時間の投資で最低限の管理ができる外注先チェック項目10個
『Web担当者がいない』と嘆く社長へ。月2時間の投資で最低限の管理ができる外注先チェック項目10個
「ウェブは外注しているけど、ちゃんと動いているかわからない」——そんなWeb担当者不在管理監督方法の悩みを抱える社長に、月2時間で外注先を適切に管理するチェック項目を具体的に解説します。
この記事の結論
Web担当者がいなくても、チェック項目を10個に絞れば、月2時間の確認作業で外注先の管理・監督はできます。本記事では確認すべき指標・報告の受け取り方・外注先の見極め方を詳しく解説します。
– 要点1: 毎月確認すべき数字は「訪問者数・問い合わせ数・広告費用対効果」の3つだけでOK
– 要点2: 月2時間(報告確認1時間+外注先との打ち合わせ1時間)が現実的な管理コスト
– 要点3: 「報告書が来ない」「数字の説明がない」外注先は早めに見直しを
「ウェブサイトは作ったけど、その後どうなっているかわからない」——中小企業の社長からよく聞く言葉です。Web担当者不在のまま外注に丸投げすると、お金だけ払って成果がない状態が続きます。でも、月2時間の確認作業さえ習慣にすれば、専門知識がなくても外注先を適切に管理・監督できます。この記事では、その具体的なチェック項目10個をわかりやすく解説します。
なぜWeb担当者がいない会社でも外注管理できるのか
結論から言うと、管理に専門知識は不要です。必要なのは「何を確認するか」の型を持つことです。
ウェブの世界は専門用語が多く、社長や経営者が「何を聞けばいいかわからない」状態になりがちです。でも実際は、家賃や光熱費の請求書を確認するのと同じ感覚で管理できます。
「丸投げ」と「任せる」は違う
| 状態 | 特徴 | リスク |
|---|---|---|
| 丸投げ | 報告なし・確認なし | 成果不明・費用対効果ゼロ |
| 適切に任せる | 月次報告あり・確認事項が決まっている | 成果が見える・改善できる |
「任せる」とは、外注先に一定の裁量を持たせつつ、自分が確認する項目だけは必ず押さえることです。
月2時間という根拠
- 報告書の確認: 30〜60分(数字を見るだけ)
- 外注先との打ち合わせ: 30〜60分(月1回のオンラインMTG)
- 追加確認・メール返信: 残り時間
これで合計2時間前後におさまります。それ以上かかっている場合は、外注先の説明が下手か、報告書の形式が整っていない可能性があります。
💡 ポイント: 「自分で全部理解しなくていい」という割り切りが大事です。数字の大小と、前月との比較だけ見れば十分です。
月2時間でできる!外注先チェック項目10個
この10個を毎月確認するだけで、外注先の管理・監督としては十分です。
Web担当者不在でも管理監督方法として機能する、現場で使えるリストです。
チェック項目①〜⑤:数字の確認(月1回)
① サイトへの訪問者数(アクセス数)は先月より増えているか?
Googleアナリティクス(サイトへの訪問を計測するツール)の数字を報告書でもらいましょう。前月比で増えているか減っているかだけ確認してください。
② 問い合わせ・資料請求の件数は何件か?
ウェブサイトの最終目標は「問い合わせをもらうこと」です。この数字が増えない施策は意味がありません。必ず毎月確認してください。
③ 広告を出している場合:1件の問い合わせにいくらかかっているか?
CPA(1件獲得にかかる広告費用)と呼ばれる数字です。たとえば月10万円の広告費で5件の問い合わせなら「1件2万円」です。高すぎると感じたら、外注先に改善策を聞きましょう。
④ 検索エンジンからの流入(自然検索)は増えているか?
広告以外のいわゆる「無料の訪問者」が増えているかを確認します。これが増えない場合、SEO(検索エンジン最適化)が機能していない可能性があります。
⑤ サイトがきちんと表示されているか(表示速度・エラーページの有無)
月1回、実際に自社サイトをスマホで開いてみてください。重い・崩れている・404エラー(ページが見つかりません)が出ている場合は、即確認が必要です。
チェック項目⑥〜⑩:運用の確認(月1回)
⑥ 先月の改善内容を1つ以上説明できるか?
外注先が「先月は○○を変更しました。理由は○○です」と説明できなければ、何もしていない可能性があります。必ず聞いてください。
⑦ 次月の予定・施策は事前に共有されているか?
「来月は何をやるのか」が事前にわかる外注先は信頼できます。報告書に来月の予定が書いてあれば合格です。
⑧ 費用の内訳が明確か?
「月額○万円」の内訳(何にいくらかかっているか)を聞いても答えられない外注先は要注意です。特に広告費は内訳を必ず確認してください。
⑨ 緊急時の連絡先・対応方法は決まっているか?
サイトがダウンしたり、クレームが来たりしたとき、誰にどう連絡するかを決めておきましょう。
⑩ 契約内容・作業範囲を今も把握しているか?
月額費用で「どこまでやってもらえるか」を年に一度は確認します。担当者が変わると対応範囲が変わることもあります。
外注先の選び方そのものに不安がある場合は、ウェブ制作を依頼する前に押さえておきたいポイントをまとめた記事も参考にしてください。
チェック項目を効率よく確認する「報告書の受け取り方」
報告書のフォーマットを外注先に指定するだけで、確認時間が半分以下になります。
依頼すべき報告書の形式
外注先には以下の形式で月次報告書を送ってもらうよう依頼しましょう。
| 項目 | 記載内容 | 形式 |
|---|---|---|
| 数値サマリー | 訪問者数・問い合わせ数・広告費・CPA | 前月比グラフまたは表 |
| 先月の施策 | 実施した改善内容と理由 | 箇条書き |
| 今月の予定 | 実施予定の施策と期待効果 | 箇条書き |
| 課題・懸念 | 現在の問題点と対策 | 自由記述 |
### 報告書を受け取る日時を固定する
毎月同じ日(例:毎月5日)に報告書を受け取るルールを決めましょう。これだけで「報告を待つ」無駄な時間がなくなります。
月1回の打ち合わせは「Zoomで30分」でOK
- 対面にこだわらなくていいです
- アジェンダ(議題)を事前に外注先に共有させる
- 「数字の説明」「改善報告」「来月の計画」の3点だけ話す
「この外注先、大丈夫?」と思ったときの判断基準
次の5つのうち2つ以上当てはまったら、外注先の見直しを検討してください。
Web集客がうまくいかない原因の多くは、外注先との情報共有不足か、外注先そのものの質の問題です。詳しくはWeb集客がうまくいかない原因と解決策でも解説しています。
見直しサインチェックリスト
- [ ] 月次報告書が来ない、または数字の説明がない
- [ ] 「何をやったか」を聞いても明確に答えられない
- [ ] 問い合わせ数が3ヶ月以上ゼロまたは減少し続けている
- [ ] 広告費の内訳を聞いても教えてもらえない
- [ ] 担当者が頻繁に変わる
⚠️ 注意: 外注先を変えるとき、サイトのデータやドメイン(サイトのアドレス)が自社の所有になっているか確認してください。外注先が持っている場合、契約終了と同時にサイトが使えなくなるリスクがあります。
外注先を変えるべきタイミング
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 報告なし・連絡が遅い | まず改善を要求。改善なければ切り替え |
| 数字が3ヶ月以上改善しない | 原因説明を求める。不明確なら切り替え検討 |
| 費用に対して成果がゼロ | 即見直し |
| 担当者との相性が悪い | 担当変更を依頼。対応なければ切り替え |
外注先を切り替える際の失敗を防ぐヒントは、ウェブ制作でよくある後悔とその防ぎ方でも紹介しています。
外注先に任せていい範囲・社長が必ず決める範囲
「何を任せるか」より「何は任せないか」を決めることが、管理コストを下げる近道です。
外注先に任せていい範囲(専門知識が必要な部分)
- サイトのデザイン変更・更新作業
- SEO対策の技術的な設定
- 広告の入札・運用の細かい調整
- データ分析・レポート作成
社長・経営者が必ず決める範囲
- ターゲット顧客の定義(誰に届けたいか)
- 訴求メッセージ(何を一番伝えたいか)
- 予算の上限(月にいくらまで使うか)
- 成功の基準(問い合わせが月何件来たら合格か)
この4つは専門家でも決めることができません。社長が決めて外注先に伝えることで、施策の方向性がぶれなくなります。
小さな会社ほど「決める役割」を明確にする
| 決める人 | 内容 | 頻度 |
|---|---|---|
| 社長・経営者 | 目標・予算・方向性 | 四半期に1回 |
| 外注先 | 施策の実行・改善 | 毎月 |
| 社長・経営者 | 結果確認・判断 | 毎月(月2時間) |
外注に頼る前に「自社でどこまでできるか」を整理したい場合は、ウェブ制作を自分でやるか外注するかの判断ポイントを解説した記事も参考になります。
外注先の管理体制が整ったら、次のステップはウェブを使った集客の全体戦略です。中小企業向けのウェブマーケティング全体像を7ステップでまとめた記事もあわせてご覧ください。
「外注先の選定から管理まで、一緒に考えてほしい」という場合は、お気軽に個別相談・お見積もりのご相談をご利用ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. Web担当者不在管理監督方法として、最低限やるべきことは何ですか?
A. 月1回の報告書の受け取りと、問い合わせ件数の確認の2つです。この2点だけ習慣にすれば、成果が出ているかどうかの最低限の判断ができます。専門知識がなくても「数字が増えているか減っているか」を見るだけで管理として機能します。
Q2. 外注先への報告書依頼はどうやって伝えればいいですか?
A. メールで「毎月○日までに、訪問者数・問い合わせ数・先月の施策・来月の予定を記載した報告書をお送りください」と依頼するだけでOKです。対応できない外注先は、管理体制が整っていない可能性があります。
Q3. Web担当者不在の会社が外注先を見極めるポイントは何ですか?
A. 「月次報告書があるか」「数字の説明ができるか」「費用の内訳を明示しているか」の3点を確認してください。この3つができている外注先は、透明性が高く管理しやすいパートナーです。
Q4. ウェブ制作会社とウェブ広告会社、どちらに管理を頼むべきですか?
A. 目的によって異なります。サイトの見た目・更新・SEOが目的なら制作会社、広告で即効性のある集客を狙うなら広告会社が適しています。両方まとめて依頼できる会社に頼むと、管理の窓口が1つになり、社長の手間を大幅に減らせます。
Q5. 外注費用の目安はどのくらいですか?
A. サイト管理・更新のみで月1〜5万円程度、SEO対策込みで月3〜10万円程度、ウェブ広告運用(広告費別)で月3〜10万円程度が中小企業向けの一般的な目安です。ただし内容・規模により差があるため、必ず見積もりを複数社に依頼してください。
まとめ
Web担当者不在でも、管理監督方法を「10個のチェック項目」に絞れば月2時間で管理できます。
この記事でお伝えした内容を整理します。
- 毎月確認する数字: 訪問者数・問い合わせ数・広告費用対効果の3つ
- 報告書は外注先に形式を指定する: 前月比・施策内容・来月の予定の3点セット
- 見直しサイン: 報告なし・数字の説明なし・3ヶ月以上改善なし
- 社長が決めるべき4つ: ターゲット・メッセージ・予算・成功の基準
- 外注先の管理コスト: 月2時間(報告確認+打ち合わせ)が現実的
「何から手をつければいいかわからない」「今の外注先が本当に信頼できるのか確認したい」という場合は、まずは現状をプロに見てもらうのが一番の近道です。
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