LP(ランディングページ)のCVRを改善した3社の事例と共通する改善点
LP(ランディングページ)のCVRを改善した3社の事例と共通する改善点
「LPを作ったのに、問い合わせが全然来ない。」そんな悩みを抱える中小企業の担当者は多いです。LP CVR改善の事例を知れば、どこを直せばいいかが見えてきます。本記事では3社の実例と、そこから見えた共通の改善ポイントを丁寧に解説します。
この記事の結論
LP CVR(コンバージョン率、見た人が問い合わせなどの行動を起こす割合)を改善するには、「伝わるキャッチコピー」「信頼を高める情報」「迷わせないCTA(行動ボタン)」の3つが鍵です。本記事では3社の事例・共通する改善点・今日から使えるチェックリストを解説します。
– 要点1: CVRが低い原因は「デザイン」より「メッセージのズレ」にあることが多い
– 要点2: 3社に共通した改善点は、キャッチコピー・実績表示・CTAの3箇所だった
– 要点3: まずは自社LPの「離脱ポイント」を1ヵ所特定するところから始めましょう
そもそもCVRとは?平均的な数値と改善の目安
CVR(コンバージョン率)とは、LPを見た人のうち「問い合わせ・資料請求・購入」などの行動を起こした人の割合のことです。
計算式はシンプルです。
CVR = コンバージョン数 ÷ ページの訪問数 × 100(%)
たとえば、月100人が訪問して2人が問い合わせたなら、CVRは2%です。
業界別のCVR目安
LPのCVRは業種によって大きく異なります。あくまで目安として参考にしてください。
| 業種 | CVRの目安(参考値) |
|---|---|
| BtoB向けサービス(問い合わせ型) | 1〜3%程度 |
| 無料資料ダウンロード型 | 3〜7%程度 |
| EC(物販)型 | 1〜2%程度 |
| 高単価コンサル・制作系 | 0.5〜2%程度 |
> ⚠️ 上記はあくまで参考目安です。自社の過去データと比較して「伸びしろがあるか」を確認するための指標として使ってください。
「うちのLPは訪問者が月50〜100人程度」という中小企業では、1件の問い合わせ増減でもCVRが大きく動きます。だからこそ、小さな改善が大きな差につながります。
CVRを改善するとどんな効果がある?
CVRが1%から2%に上がると、同じ広告費・同じ訪問数でも問い合わせ数が単純計算で2倍になります。Web集客がうまくいかない原因の多くは「集客量の問題」ではなく「LPで取りこぼしている問題」であるケースが多いです。
集客の仕組み全体の見直しを考えている方は、ウェブでマーケティングを始める完全ガイド【中小企業向け7ステップ】もあわせて参考にしてください。
LP CVR改善・3社の事例紹介
ここでは、LPのCVRを改善した3社の事例を紹介します。業種・改善施策・結果のポイントを整理しました。
⚠️ 以下の事例はLP改善の「パターン」を示すための参考事例です。自社の状況に応じて取り入れてください。
事例① 製造業向けBtoBサービス会社のケース
改善前の状態
- キャッチコピーが「高品質・低コスト・スピード対応」という抽象的な言葉だけだった
- 問い合わせボタンがページ下部にしかなかった
- 実績・事例の記載がなかった
やったこと
- キャッチコピーを「業務時間を月○時間削減した支援実績」という具体的なベネフィット型に変更
- ページ上部・中部・下部の3箇所に問い合わせボタンを設置
- 導入企業の声(テキスト形式)を3件追加
結果
問い合わせ数が改善前と比べて増加傾向に。特に「上部CTA設置」の効果が大きかったとのことです。
事例② 士業(社会保険労務士)事務所のケース
改善前の状態
- LPがほぼ「事務所の説明」だけで、読者の悩みに触れていなかった
- 代表者の顔写真・プロフィールがなく、信頼情報が薄かった
- スマートフォン(スマホ)で見ると文字が小さく読みにくかった
やったこと
- 冒頭に「こんな悩みはありませんか?」という共感ブロックを追加
- 代表者の顔写真・資格・経歴を掲載
- スマホ表示の文字サイズと余白を改善
結果
スマホからの問い合わせ率が上昇。「信頼できそうだった」という声が問い合わせ時のヒアリングで増えました。
事例③ IT系スタートアップのSaaS(月額制ソフトウェアサービス)のケース
改善前の状態
- 機能説明が多すぎて、「何ができるサービスか」が伝わりにくかった
- 料金プランが複雑で、どれを選べばいいか分からない構成だった
- 無料トライアルへの導線が分かりにくかった
やったこと
- 冒頭に「30秒で分かるサービス概要」動画を追加
- 料金プランを2パターンに絞り、「おすすめ」バッジを付けた
- 無料トライアルボタンをファーストビュー(ページを開いて最初に見える部分)に大きく配置
結果
無料トライアル申し込み数が増加。「どれを選べばいいか分かった」という声が増えました。
3社に共通した5つの改善ポイント
3社の事例を振り返ると、改善が成果につながった箇所には共通のパターンがありました。
①キャッチコピーを「機能説明」から「ベネフィット(得られる結果)」に変える
「高品質なサービスです」ではなく、「○○の課題が解決します」という言い方に変えるだけで、読者の興味が高まります。読者は「自分のことを分かってくれているか」を最初の3秒で判断します。
②信頼情報を「見える場所」に置く
実績・お客様の声・代表者プロフィール・資格証明は、ページ下部にまとめるより「問い合わせボタンの近く」に置く方が効果的です。人は行動する直前に不安を感じます。その直前に信頼情報があると、不安が和らぎます。
③CTAボタンを「3箇所以上」に設置する
「ページを最後まで読んでからボタンを押してもらえる」という前提は崩れています。多くの読者は途中で離脱します。上部・中部・下部の3箇所にCTAを置くのが基本です。
④スマホ表示を最優先で確認する
2026年現在、多くの業種でLPへのアクセスの半数以上がスマホ経由とされています(目安)。スマホで読みにくいLPは、それだけでCVRを大きく下げます。「文字サイズ」「ボタンの大きさ」「縦スクロールのしやすさ」を最初に確認しましょう。
⑤フォームの入力項目を絞る
問い合わせフォームの項目が多いほど、離脱率(途中でやめてしまう割合)は上がります。「名前・会社名・メールアドレス・相談内容(自由記述)」の4項目程度に絞るのが目安です。
CVRを下げている「よくある落とし穴」
改善事例と同じくらい大切なのが「やってしまいがちな失敗」の把握です。
落とし穴①:ターゲットが広すぎるキャッチコピー
「すべての企業様へ」「業種問わず対応」というメッセージは、誰にも刺さりません。読者は「自分のための話だ」と感じた時だけ読み続けます。
落とし穴②:実績を「数字なし」で語る
「多くのお客様にご利用いただいています」という表現より、具体的な数字があるほうが信頼されます。【要確認: 実績件数】や【要確認: 導入社数】があれば、積極的に使いましょう。
落とし穴③:LPを作って「終わり」にしている
LPは公開してからが本番です。アクセス解析ツール(Google Analyticsなど)でどこで離脱しているかを確認し、仮説→修正→確認のサイクルを回すことが大切です。
ウェブ制作を依頼した後の運用まで見据えた選び方については、ウェブ制作の依頼で失敗しない!確認すべき8つのポイントで詳しく解説しています。
落とし穴④:競合LPとの差別化がない
読者は複数のサービスを比較しています。「なぜ自社を選ぶべきか」が明確でないLPは、比較検討の段階で脱落します。価格・スピード・専門性・地域密着など、自社ならではの強みを1つ絞って前面に出しましょう。
Web集客がうまくいかないと感じている方は、集客が伸びない根本的な理由を解説した記事も参考にしてみてください。
今日からできる!CVR改善チェックリスト
以下のチェックリストで、自社LPの現状を確認してみましょう。
ファーストビュー(ページを開いた瞬間)の確認項目
| チェック項目 | OK? |
|---|---|
| キャッチコピーに「誰の・何の悩みが解決するか」が入っているか | ☐ |
| 問い合わせ・資料請求ボタンがすぐ見える位置にあるか | ☐ |
| スマホで表示したとき、文字が読みやすいか | ☐ |
| 「何のサービスか」が3秒で分かるか | ☐ |
### 中盤〜下部の確認項目
| チェック項目 | OK? |
|---|---|
| 実績・お客様の声・導入事例が掲載されているか | ☐ |
| よくある質問(FAQ)コンテンツがあるか | ☐ |
| フォームの入力項目が5個以下か | ☐ |
| ページの中盤にもCTAボタンがあるか | ☐ |
### 信頼性の確認項目
| チェック項目 | OK? |
|---|---|
| 会社名・代表者名・所在地が明記されているか | ☐ |
| 問い合わせ後の流れ(返信目安など)が書かれているか | ☐ |
| プライバシーポリシーへのリンクがあるか | ☐ |
チェックが3つ以上ついたなら、優先度の高い箇所から改善を始めましょう。どこから手をつければいいか迷う場合は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q1. LP CVR改善とは何ですか?
A. LPを見た人が「問い合わせ・資料請求・購入」などの行動を起こす割合(CVR)を高めるための取り組みです。キャッチコピー・信頼情報・CTAボタンの配置などを見直すことで、同じ訪問者数でも成果が増えやすくなります。
Q2. CVRを改善するには、どこから手をつければいいですか?
A. まず「アクセス解析ツール(Google Analyticsなど)でどのページで離脱が多いか」を確認しましょう。次に、ファーストビューのキャッチコピーとCTAボタンの位置を見直すのが、効果が出やすい順番の目安です。
Q3. なぜLPのCVRを改善する必要があるのですか?
A. 広告費や集客施策への投資は、LPのCVRが低いと無駄になりやすいからです。訪問者が増えても行動につながらなければ、費用だけがかかり続けます。CVR改善は集客コストを抑えながら成果を上げる、効率的な方法のひとつです。
Q4. LP CVR改善とリニューアル(作り直し)は何が違いますか?
A. CVR改善は「今あるLPの一部を修正・追加する」取り組みです。リニューアルはLP全体を作り直すため費用と時間がかかります。まずは改善施策で効果を確認してから、必要に応じてリニューアルを検討する順序が費用対効果の面からもおすすめです。
Q5. LP CVR改善にはどのくらいの費用・期間がかかりますか?
A. 改善の規模によって異なります。コピーの変更・ボタン追加などの軽微な修正であれば数日〜1週間程度、フォームや構成の見直しを含む場合は2〜4週間程度が目安です。費用は修正内容・依頼先によって幅があるため、【要確認: 改善施策の料金目安】をご確認の上、個別にお見積もりをご依頼ください。
まとめ
LP CVR改善の事例から見えた共通点をまとめます。
- キャッチコピーを「機能説明」から「ベネフィット(得られる結果)」に変える
- 信頼情報(実績・お客様の声・担当者プロフィール)をCTAボタンの近くに置く
- CTAボタンをページの上部・中部・下部の3箇所に設置する
- スマホ表示を最優先で確認し、読みやすさを整える
- フォームの項目を絞り、問い合わせへのハードルを下げる
LPを作っただけで終わりにせず、「どこで読者が離脱しているか」を確認しながら改善し続けることが、CVRを高める一番の近道です。
何から手をつければいいか分からない、社内にデジタル人材がいないという場合は、ぜひ一度ご相談ください。静岡を拠点に、中小企業のWeb集客をトータルで支援しています。LP改善だけでなく、SEO・Web広告などその後のマーケティング施策にもつなげられます。