ホームページをリニューアルしたら問い合わせが『30%減った』理由|静岡の経営者が見落とした『3つのリダイレクト設定』
ホームページをリニューアルしたら問い合わせが『30%減った』理由|静岡の経営者が見落とした『3つのリダイレクト設定』
ホームページリニューアル後に問い合わせが減少した経験はありませんか?実はSEOの観点からすると、デザインを一新した直後に「見えないミス」が起きやすいんです。この記事では、静岡の中小企業でよくある落とし穴と、その対策を具体的にお伝えします。
この記事の結論
ホームページリニューアル後の問い合わせ減少は、多くの場合「リダイレクト設定のミス」が原因です。デザインを新しくしても、SEOの土台が崩れると検索順位が落ち、問い合わせも一緒に減ります。
– 要点1: リニューアル時にURLが変わると、検索エンジンの評価がリセットされる危険がある
– 要点2: 301リダイレクト(旧URLから新URLへの恒久的な転送設定)を正しく設定しないと、SEO評価が引き継がれない
– 要点3: リニューアル前・中・後の3段階でSEOチェックを行うことが、問い合わせを守る最善策
なぜリニューアル後に問い合わせが減るのか?
結論から言うと、ホームページリニューアルはSEOにとって「引っ越し」と同じです。
引っ越し後に旧住所の郵便物が届かなくなるように、URLが変わると検索エンジンからの「評価」が届かなくなります。これがホームページリニューアルで問い合わせが減少する最大の理由です。
Googleはサイトを「別のもの」と判断してしまう
Googleは毎日、全世界のサイトを巡回(クロール)しています。リニューアルでURLが変わると、Googleはこう考えます。
「古いURLのサイトがなくなって、新しいURLの別サイトができた」
その結果、今まで積み上げた検索順位がリセットされてしまいます。
問い合わせが減る3つのメカニズム
| 原因 | 起きること | 影響の大きさ |
|---|---|---|
| URLの変更 + リダイレクトなし | SEO評価がゼロにリセット | ★★★ 大 |
| ページ内容の大幅変更 | 関連キーワードでの評価が下がる | ★★ 中 |
| サイト表示速度の低下 | Googleの評価が下がり離脱も増える | ★★ 中 |
特に静岡エリアの中小企業では、「地域名+サービス名」で上位表示されていた会社が、リニューアル後に一気に2〜3ページ目に落ちてしまうケースが少なくありません。
検索順位が2ページ目に落ちると、クリック率は1ページ目の10分の1以下になると言われています(業界目安)。これだけで問い合わせが激減するのは当然です。
見落としがちな「3つのリダイレクト設定ミス」
ほとんどの制作会社が見落とすのが、この3つのリダイレクト設定です。
リダイレクトとは、「旧URLにアクセスしてきた人(と検索エンジン)を、新URLへ自動的に転送する仕組み」のことです。
ミス1:301リダイレクトではなく302リダイレクトを使っている
リダイレクトには種類があります。
| リダイレクトの種類 | 意味 | SEOへの影響 |
|---|---|---|
| 301リダイレクト | 「恒久的な転送」URLが変わりました | SEO評価が引き継がれる |
| 302リダイレクト | 「一時的な転送」すぐ戻るかもしれない | SEO評価が引き継がれない |
リニューアルは「永久的な変更」なので、必ず301を使う必要があります。ところが設定を急いだ結果、302が使われていることが実は多いんです。
ミス2:「www あり」と「www なし」を統一していない
例えば、次の2つのURLはGoogleから「別のサイト」として認識されます。
https://www.example.com(wwwあり)https://example.com(wwwなし)
どちらか一方に統一(正規化)して、もう一方から301リダイレクトを設定しないと、SEO評価が分散してしまいます。これを正規化(カノニカル設定)といいます。
ミス3:全ページのリダイレクトをしていない(トップページだけで済ませている)
「トップページは設定した。でも中身のページは…」という状態は非常に危険です。
問い合わせに直結するのは、実はサービスページや事例ページです。トップページより先に、これらのページが検索で上位にいることも多いからです。
全ページのURLリストを作り、1ページずつリダイレクトを設定する地道な作業が必要です。
ウェブ制作を依頼するときのチェックポイントとして、「全ページのリダイレクト設定を行ってもらえるか」を事前に確認することをおすすめします。詳しくはウェブ制作の依頼で失敗しない!確認すべき8つのポイントで解説しています。
リニューアル前・中・後のSEOチェックリスト
問い合わせを守るには「3段階チェック」が必要です。
リニューアルを進めながら並行してSEOの確認をするのが、最もリスクが少ない方法です。
リニューアル前にやること
- [ ] 現在の検索順位を記録する(Google Search Consoleで確認)
- [ ] 流入の多いページのURLをリスト化する
- [ ] 問い合わせにつながっているページを特定する
- [ ] 旧URLと新URLの対応表を制作会社に共有する
リニューアル中にやること
- [ ] 301リダイレクトの設定(全ページ)
- [ ] www あり・なし、http・https の統一
- [ ] サイトマップ(サイト全体の地図ファイル)の更新
- [ ] Google Search Consoleへの新URLの登録
リニューアル後にやること
- [ ] 検索順位の変動を1〜2週間モニタリング
- [ ] リダイレクトが正しく動いているか確認
- [ ] Google Search Consoleでエラーが出ていないか確認
- [ ] ページの表示速度が遅くなっていないかテスト
⚠️ 注意: Googleがリニューアル後のサイトを完全に再評価するまで、目安として数週間〜数ヶ月かかることがあります。焦らず、モニタリングを続けることが大切です。
静岡の中小企業が特に注意すべきポイント
地域密着型のビジネスほど、ローカルSEO(地域検索の最適化)の影響を受けやすいです。
「静岡 ○○(サービス名)」などの地域キーワードで集客している企業にとって、リニューアルによる順位落ちは直接的な売上への打撃につながります。
Googleビジネスプロフィールのリンク切れに注意
Googleマップや検索結果に表示される「Googleビジネスプロフィール」に、旧URLが登録されたままになるケースがあります。
リニューアル後は必ず、GoogleビジネスプロフィールのウェブサイトURLを新しいものに更新してください。
地域の信頼性(引用・リンク)も引き継ぎが必要
静岡の地域情報サイトや業界団体のサイトから旧URLへリンクが貼られている場合、そのリンクの効果(SEO評価)が引き継がれないことがあります。
主要なリンク元には、「URLが変わりました」と連絡して新URLに変更してもらうと理想的です。
地域密着型のWeb集客で悩んでいる方は、Web集客がうまくいかない3つの理由と解決策【2026年版】も合わせてご覧ください。
問い合わせを回復させるための具体的な対処法
「もう減ってしまった…」という場合でも、適切な対処で回復できます。
ステップ1:現状の把握から始める
まず、どのページで問題が起きているか特定します。
- Google Search Console(無料)にログインする
- 「カバレッジ」でエラーページを確認する
- 「検索パフォーマンス」で順位が落ちたキーワードを探す
- 旧URLへの流入が今でもあるか確認する
ステップ2:リダイレクトを今からでも設定する
リニューアルから時間が経っていても、301リダイレクトを設定すれば効果があります。「もう遅い」ということはありません。ただし、早いほど回復も早くなります(目安として設定後1〜3ヶ月で効果が出始めることが多いです)。
ステップ3:コンテンツの質を底上げする
リダイレクトを設定した上で、各ページのコンテンツを改善します。Googleはページの「役に立つ情報量」を評価基準の一つにしているため、薄いページは順位が上がりにくい傾向があります。
専門家に相談するのも選択肢のひとつ
リダイレクト設定やSEO対策は、専門知識が必要です。社内にWeb担当者がいない中小企業では、制作会社やコンサルタントに相談するのが確実です。
リニューアルを検討中の方は、まず現状を一緒に確認させてください。無料のAIO/SEO診断はこちら。
また、自分でサイトを作ることを考えている方は、ウェブ制作を自分で行う場合の判断基準と注意点も参考にしてみてください。
よくある質問
Q1. リダイレクト設定とは何ですか?
A. 旧URLにアクセスしてきた人や検索エンジンを、新URLへ自動的に転送する仕組みです。ホームページリニューアルでURLが変わるとき、この設定をしないとSEO評価がリセットされます。設定は2種類あり、永続的な変更には「301リダイレクト」を使います。
Q2. リダイレクト設定をするにはどうすればいいですか?
A. WordPressの場合は「Redirection」などのプラグイン(追加機能)で設定できます。HTMLサイトの場合は、サーバーの設定ファイル(.htaccess)を編集します。技術的な作業になるため、制作会社や専門家に依頼するのが確実です。
Q3. なぜリニューアルでSEO評価が下がるのですか?
A. URLが変わると、Googleは新しい別のサイトとして認識します。これまで積み上げた評価(リンクや訪問者の行動実績など)が引き継がれなくなるため、検索順位が落ちます。リダイレクト設定はこれを防ぐための対策です。
Q4. リダイレクトなしのリニューアルと、設定ありのリニューアルは何が違いますか?
A. 設定ありの場合、旧URLへの評価やリンクの効果が新URLに引き継がれます。設定なしの場合、新URLはゼロからのスタートになります。問い合わせへの影響は、検索順位に依存しているサイトほど大きくなります。
Q5. リダイレクト設定の費用はどのくらいかかりますか?
A. ページ数・サーバー環境・制作会社によって異なります。数千円〜数万円程度が目安ですが、リニューアル費用の中に含めてもらえるケースもあります。事前に制作会社に確認することをおすすめします。【要確認: 自社のリダイレクト設定費用】
まとめ
ホームページリニューアル後の問い合わせ減少は、多くの場合「リダイレクト設定のミス」が原因です。
デザインを新しくすることは大切ですが、それと同時にSEOの土台を守ることが、問い合わせを維持・増やすためには欠かせません。
この記事の3つのポイントをおさらいします:
- 301リダイレクト(永続転送の設定)を全ページに設定する
- www あり・なし、http・httpsを統一して設定する
- リニューアル前・中・後の3段階でSEOチェックを行う
ホームページリニューアルを検討中の方、すでにリニューアル後に問い合わせが減少している方は、ぜひ一度プロの目で現状を確認してみてください。
現状のSEO状態の確認から、リダイレクト設定・リニューアル後の集客施策まで、まとめてサポートします。サービス詳細はこちらからご覧ください。
また、リニューアル後の集客をさらに強化したい方は、中小企業向けWeb集客の完全ガイド(7ステップ)もぜひ参考にしてみてください。



