ホームページを『作って終わり』にしている会社が失っている『その後の3ヶ月間』でやるべきこと
ホームページを「作って終わり」にしている会社が失っている「その後の3ヶ月間」でやるべきこと
ホームページを公開した直後こそ、最も大切な時期です。「公開=完成」と思ってそのままにしておくと、せっかくのサイトが集客に機能しないまま眠り続けます。この記事では、ホームページ運用・改善の具体的な手順を、公開後3ヶ月のロードマップとして解説します。
この記事の結論
ホームページ運用・改善とは、公開後も継続的にデータを見て・手を入れ続けることで、サイトを「集客できる状態」へと育てる活動のことです。
– 要点1: 公開直後はGoogleに評価されていない。まず「見られる状態」を作ることが最初の一手です
– 要点2: 運用改善の基本は「アクセス数→問い合わせ率→成約率」の3段階で考えること
– 要点3: 最初の3ヶ月でやることを決めて動けば、改善の土台が整います
公開したばかりのホームページは、まだ「存在を知られていない状態」です。ホームページの運用・改善を後回しにするほど、競合との差は静かに広がっていきます。この記事を読めば、今日から動ける具体的な行動リストが手に入ります。
なぜ「作って終わり」では集客できないのか
結論:ホームページは公開した瞬間が「スタート地点」であって、ゴールではありません。
Googleがサイトを評価して検索結果に表示するまでには、一般的に数週間〜数ヶ月かかると言われています。つまり公開直後は、どれだけ良いサイトを作っても「ほぼ誰にも見つけられない状態」から始まるわけです。
作っただけのサイトが抱える3つの問題
| 問題 | 具体的な症状 | 放置するとどうなるか |
|---|---|---|
| ① 検索に出てこない | Googleに評価されていない | ライバルに差をつけられる |
| ② 訪問しても問い合わせが来ない | ページ構成・文章が弱い | アクセスが増えても成果ゼロ |
| ③ 何が問題かわからない | データを見ていない | 改善の糸口がつかめない |
この3つはどれも「作った後にやること」で解決できます。逆に言えば、公開後に動けた会社だけが、ホームページを「資産」として使えるようになります。
⚠️ 「ホームページを作ったけど問い合わせが来ない」という相談の多くは、公開後の運用・改善が止まっているケースです。
ホームページ制作を外注する際によくある落とし穴については、ウェブ制作の失敗事例・よくある5つの後悔でも詳しく解説しています。事前に確認しておくと、制作段階からのミスを防げます。
公開後1ヶ月目:まず「現状を知る」ことから始める
結論:データを見ずに改善しようとするのは、地図なしで目的地を目指すようなものです。
まず「今のサイトがどんな状態か」を数字で把握することが最初のステップです。感覚や印象ではなく、データをもとに動くことが大切です。
1-1. Googleサーチコンソールを必ず設定する
Googleサーチコンソール(Google Search Console)とは、Googleが無料で提供するツールで、「どんなキーワードで検索されたか」「何回表示されたか」「クリック率は何%か」がわかります。
設定していない会社は、まず今日中に設定してください。費用はゼロ、設定は30分程度でできます。
チェックすべき主な指標は3つです:
- 表示回数:Googleの検索結果に何回表示されたか
- クリック数:そのうち何回クリックされたか
- 平均掲載順位:何番目に表示されているか(10位以内が目標の目安)
1-2. Googleアナリティクス4(GA4)でユーザーの動きを見る
Googleアナリティクス4(GA4)とは、サイトを訪問した人が「どのページを見て」「どこで離脱したか」を追えるツールです。こちらも無料で使えます。
確認したいのはこの3点です:
- どのページに人が来ているか(人気ページの把握)
- どこで離脱しているか(改善が必要なページの特定)
- 問い合わせページまで到達しているか(導線の確認)
1-3. 競合サイトとの比較も忘れずに
自社サイトだけ見ていると、基準がわかりません。同じ地域・同じ業種の競合サイトをいくつか見て、「コンテンツの量」「ページ構成」「問い合わせへの動線」を比較してみましょう。
公開後2ヶ月目:コンテンツと導線を整える
結論:サイトに来た人が「問い合わせしたい」と思える状態を作ることが、2ヶ月目の課題です。
データを見て問題が見えてきたら、次は「改善する」フェーズです。コンテンツ(ページの内容)と導線(問い合わせへの誘導)の2軸で手を入れていきます。
2-1. 「誰に向けて書いているか」を見直す
多くの中小企業のホームページは、自社のサービス説明が中心になりがちです。しかし訪問者が知りたいのは「自分の悩みが解決されるかどうか」です。
ページを見直す際の3つの質問:
- このページは「お客様の悩み」から始まっているか?
- 「なぜ自社を選ぶべきか」が30秒で伝わるか?
- 問い合わせボタンは目立つ場所にあるか?
2-2. 「問い合わせ数を増やす」ための導線改善
導線(どうせん)とは、サイト訪問者が「見る→興味を持つ→問い合わせる」という流れのことです。導線が整っていないと、どれだけアクセスが増えても問い合わせは増えません。
改善のポイントをまとめると:
| 改善箇所 | 具体的な対応 |
|---|---|
| トップページ | サービスの特徴を3点以内で簡潔に見せる |
| サービスページ | 「誰のための」「何ができる」「いくらか(目安)」を明記 |
| 問い合わせページ | 入力項目を最小限に(5項目以内が目安) |
| 全ページ共通 | スマートフォンで見やすいか確認 |
### 2-3. ブログ・お知らせページを活用する
新しい記事やお知らせを定期的に更新することで、Googleに「このサイトは活発に更新されている」と評価してもらいやすくなります。目安は月2〜4本程度です。
書く内容に困ったら、以下のテーマが参考になります:
- よく受ける質問への回答
- 自社のサービスができるまでの裏側
- お客様の声・導入事例(了解を得た上で)
公開後3ヶ月目:広告・SEOで集客の仕組みを作る
結論:コンテンツと導線が整ったら、外から人を連れてくる「集客の仕組み」を動かす番です。
サイト内を整えた後は、訪問者を増やすための施策に取り組みます。大きく分けると「SEO(検索対策)」と「Web広告」の2つのアプローチがあります。
4-1. SEO(検索エンジン最適化)で長期的な集客を狙う
SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)とは、Googleなどの検索結果で上位に表示されるようにサイトを改善する取り組みのことです。
費用はコンテンツ制作の手間が主で、広告費用はかかりません。ただし効果が出るまでに3〜6ヶ月程度かかるのが一般的です(目安として参考にしてください)。
SEOの基本的な流れ:
- お客様が検索しそうな言葉(キーワード)を調べる
- そのキーワードに答えるページ・記事を作る
- 検索順位を確認し、内容を改善していく
Web集客全体の戦略については、中小企業がウェブでマーケティングを始めるための7ステップで体系的にまとめています。SEO以外の手段も含めて確認したい方はあわせてご覧ください。
4-2. Web広告で即効性のある集客を補う
Web広告(リスティング広告など)は、Googleの検索結果の上部に表示される有料の広告です。SEOと違い、掲載開始から数日でアクセスを集められるのが特徴です。
SEOとWeb広告の違いを整理すると:
| 比較項目 | SEO | Web広告 |
|---|---|---|
| 費用 | コンテンツ制作費のみ | クリックごとに費用発生 |
| 効果が出るまで | 3〜6ヶ月(目安) | 数日〜1週間(目安) |
| 向いているケース | 長期的な集客基盤 | 今すぐ問い合わせを増やしたい |
| 持続性 | 止めても効果が続く | 止めると即停止 |
多くの中小企業では、SEOとWeb広告を組み合わせるのが効果的です。広告で短期の集客を確保しながら、SEOで長期的な土台を積み上げていく形です。
4-3. SNSを補助的に活用する
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は直接の集客効果は限定的ですが、サイトへの誘導・ブランド認知の補助として機能します。業種によってはInstagram・X(旧Twitter)・LinkedInが有効なケースもあります。
無理に全部やる必要はありません。まず1つのSNSを選んで継続することを優先しましょう。
自社でやるか、プロに任せるかの判断基準
結論:「時間」と「専門知識」の両方が揃っているなら自社でもできます。どちらかが欠ければ、プロへの依頼が現実的です。
ホームページ運用・改善を自社で行うか、外部に依頼するかは、多くの経営者が悩むポイントです。判断の目安を整理しました。
自社運用に向いているケース
- Web担当者が週3〜5時間以上を確保できる
- データを読んで改善できる人材がいる
- 更新頻度の高いコンテンツ(ブログなど)を継続できる
プロへの依頼が向いているケース
- Web専任の担当者がいない
- データの読み方・改善の優先順位がわからない
- 広告運用・SEO対策を本格的に始めたい
💡 「自分でできるかどうか」の判断に迷う方は、ウェブ制作を自分でやるべきか・依頼すべきかを判断する5つの基準もあわせて参考にしてください。
また、外部に依頼する場合は「制作だけで終わるか、その後の運用・改善も一緒にやってくれるか」を必ず確認しましょう。制作とマーケティングをセットで依頼できるパートナーを選ぶことで、「作って終わり」を防げます。
費用の目安(参考)
外部に運用改善を依頼する場合の費用感は、サービス内容・範囲によって大きく異なります。月額の運用サポートであれば数万円〜数十万円規模が一般的と言われていますが、まずは自社の課題を整理した上で、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。
運用改善の具体的な内容・費用について相談したい方は、お気軽にお問い合わせください。課題を整理するところからご支援します。
よくある質問
Q1. ホームページ運用・改善とは何ですか?
A. 公開後のホームページに対して、データを見ながら継続的に手を加え、「アクセスが来て・問い合わせが増える状態」を作り続ける活動のことです。コンテンツの更新・SEO対策・導線改善などが含まれます。
Q2. 公開後すぐに改善を始めないとどうなりますか?
A. Googleの評価が上がらず、検索結果に表示されにくい状態が続きます。また競合他社がコンテンツを積み上げるほど、差を縮めるのが難しくなります。公開後3ヶ月が特に重要な時期です。
Q3. なぜホームページ公開後すぐに集客できないのですか?
A. Googleがサイトを評価して検索結果に反映するまでに時間がかかるためです。新しいサイトはまず「存在をGoogleに認識してもらう」ところから始まります。サーチコンソールへの登録やコンテンツの充実が初期段階の鍵です。
Q4. SEOとWeb広告はどちらを先に始めるべきですか?
A. 今すぐ問い合わせを増やしたいならWeb広告が向いています。長期的な集客基盤を作りたいならSEOが有効です。多くの中小企業では「広告で短期集客+SEOで長期基盤構築」の並行運用がおすすめです(状況によって最適な順番は変わります)。
Q5. ホームページ運用改善の費用はどのくらいかかりますか?
A. 自社で行う場合は担当者の工数(時間)が主なコストです。外部に依頼する場合、月額の運用サポートは数万円〜数十万円規模が一般的と言われています。費用はサービス範囲・対応内容によって大きく異なるため、まず相談して課題に合わせた見積もりを取ることをおすすめします。
まとめ
ホームページの運用・改善は、公開した後から本番が始まります。3ヶ月間のロードマップを振り返ると:
- 1ヶ月目:サーチコンソール・GA4を設定して現状を数字で把握する
- 2ヶ月目:コンテンツと問い合わせへの導線を整える
- 3ヶ月目:SEOとWeb広告で「外から人を呼ぶ仕組み」を動かす
この流れを一つずつ踏んでいくことで、ホームページは「作っただけの名刺代わり」から「24時間動く営業ツール」へと変わっていきます。
「どこから手をつければいいかわからない」「自社でやるには限界がある」という方は、ぜひ一度ご相談ください。現状のサイトを一緒に見ながら、優先順位の高い改善から提案します。