Googleアナリティクスの数字を見ても『何をすればいいか』がわからない経営者が最初に確認すべき3つの指標
Googleアナリティクスの数字を見ても「何をすればいいか」がわからない経営者が最初に確認すべき3つの指標
Googleアナリティクスを開いても、どの数字を見ればいいか迷っていませんか?中小企業の経営者・Web担当者がGoogleアナリティクスの見方を正しく理解すれば、今日からサイト改善のアクションが見えてきます。
この記事の結論
Googleアナリティクスの見方で中小企業が最初に押さえるべきは「集客・行動・成果」の3つだけです。 数字を眺めるのではなく、「何を、なぜ確認するか」がわかれば、改善の一手が自然と見えてきます。
– 要点1: 最初に見るべき指標は「セッション数」「直帰率」「コンバージョン数」の3つだけ
– 要点2: この3つを週1回チェックするだけで、サイトの「問題の場所」が絞り込める
– 要点3: 数字を見た後に「次の打ち手」を決める習慣が、Web集客改善の第一歩
なぜGoogleアナリティクスを見ても「何もわからない」のか
Googleアナリティクス(サイトの訪問データを無料で分析できるツール)には、数十種類の指標があります。これが「どこを見ればいいかわからない」原因です。
中小企業のWeb担当者や経営者から、よくこんな声を聞きます。
- 「ページビュー(ページが見られた回数)は増えているのに、問い合わせが来ない」
- 「何かのグラフを見て安心してしまっているが、成果につながっているかわからない」
- 「設定した覚えがない数字が並んでいて、何が正常なのかわからない」
これは、見る指標の優先順位が決まっていないことが根本の原因です。
「全部見よう」はかえって危険
Googleアナリティクスは、設定次第で数百種類の数字を出せます。しかし全部を追いかけると、どれも「それほど悪くなさそう」に見えてしまい、結果的に何も改善しないまま時間が過ぎます。
経営判断と同じで、「どの数字を見るか」を先に決めるのが正解です。
📌 ポイント: 最初に見るべき指標は3つだけ。「セッション数・直帰率・コンバージョン数」です。この3つを押さえれば、サイトのどこに問題があるかが8割わかります。
最初に確認すべき指標① セッション数(サイトへの訪問回数)
セッション数とは、一定時間内にサイトに訪れた回数のことです。「何人の人がサイトに来たか」を把握する、集客力の基本指標です。
セッション数で「集客の問題」を見抜く
まずセッション数を確認することで、「そもそも人が来ているか」を判断できます。
| セッション数の状態 | 考えられる問題 | 改善の方向性 |
|---|---|---|
| 極端に少ない(月間100未満が目安) | 検索されていない・広告が足りない | SEO対策・広告出稿を検討 |
| 急に減った | 検索順位の低下・ページのエラー | 技術的な問題を確認 |
| 増えているのに問い合わせが来ない | 集客できているが、サイト内容に問題がある | 次の指標「直帰率」を確認する |
※月間100件・1000件といった数字が「多い/少ない」の絶対的な基準はなく、業種・競合・過去比較で判断するのが基本です。
どこから来た人が多いかも確認する
セッション数と合わせて、チャネル(訪問経路)も確認しましょう。
- オーガニック検索(Organic Search): Googleなどで検索して来た人
- 直接流入(Direct): URLを直接入力・ブックマークから来た人
- 参照元(Referral): 他サイトのリンクから来た人
- 有料広告(Paid Search): リスティング広告(検索連動型広告)経由
「どの経路から来た人が多いか」がわかると、次のマーケティング施策の方向性が見えます。Web集客の全体像を整理したい方は、ウェブでマーケティングを始める方法を7ステップで解説した記事もあわせてご覧ください。
最初に確認すべき指標② 直帰率(すぐ帰った人の割合)
直帰率(ちょうきりつ)とは、サイトに来たものの1ページだけ見てすぐに離れてしまった人の割合です。
たとえば直帰率が80%なら、「10人来た場合、8人が何もせず帰っている」状態です。
直帰率はどのくらいが「普通」か
直帰率の「高い・低い」は業種やページの種類によって違いますが、目安は次のとおりです。
| ページの種類 | 直帰率の目安 |
|---|---|
| トップページ(企業サイト) | 40〜60%程度 |
| ブログ・コラム記事 | 60〜80%程度 |
| 商品・サービス紹介ページ | 50〜70%程度 |
※これらはあくまで一般的な目安です。自社の過去データと比較することが最も重要です。
直帰率が高い場合に疑うべきこと
- ページの表示が遅い: 読み込みに3秒以上かかると、多くの人が離脱するといわれています
- 求めている情報がすぐ見つからない: サービス内容・価格・問い合わせ先が見えにくい
- スマホで見にくい: 現在はスマートフォンからの閲覧が多数派です
- 検索キーワードとページ内容が合っていない: 訪問者の期待と内容がずれている
⚠️ 注意: 直帰率が高いからといって、すぐ「サイトが悪い」と判断するのは早合点です。コラム記事のように「読み終えたら帰るのが自然」なページは、直帰率が高くても正常なことがあります。
最初に確認すべき指標③ コンバージョン数(問い合わせ・申込などの成果)
コンバージョン(CV)とは、サイト訪問者が「問い合わせ・資料請求・購入・予約」などの成果アクションを取った回数のことです。
ここが最終的に「売上につながっているか」を測る、最も重要な指標です。
コンバージョンが計測できていない企業が多い
実は中小企業のサイトの多くで、コンバージョンの計測設定が正しくできていないという実態があります。問い合わせフォームを送信した後のページ(サンクスページ)にGoogleアナリティクスのイベント設定がされていないと、「問い合わせが何件来たか」がツール上でわからない状態になります。
まず確認したいのは「コンバージョンの計測設定が正しくできているか」です。
コンバージョン率(CVR)も合わせて見る
コンバージョン率(CVR)とは、「セッション数に対して成果が取れた割合」です。
コンバージョン率(CVR)= コンバージョン数 ÷ セッション数 × 100
たとえば月間500セッション・問い合わせ5件なら、CVRは1%です。
業種によって差は大きいですが、BtoB(企業間取引)のサービスサイトでは1〜3%が一般的な目安といわれています(一般的な参考値であり、自社の目標と比較することが重要です)。
3つの指標をどう「つなげて読む」か:実践チェックの流れ
3つの指標は単独で見るより、つなげて読むと問題の原因が特定しやすくなります。次の流れで確認するのがおすすめです。
ステップ① セッション数を確認する
まず「そもそも人が来ているか」をチェック。
- 先月と比べて増えているか、減っているか
- 経路別(検索・広告・SNSなど)でどこからが多いか
ステップ② 直帰率を確認する
「来た人がすぐ帰っていないか」をチェック。
- セッション数が多いのに直帰率が高い → サイトの内容・見せ方に問題がある
- セッション数が少なく直帰率も高い → 集客とサイト両方に課題がある
ステップ③ コンバージョン数・CVRを確認する
「来た人が成果につながっているか」をチェック。
| セッション | 直帰率 | CV | 推定される問題 |
|---|---|---|---|
| 少ない | 低い | 少ない | 集客不足。SEO・広告を強化する |
| 多い | 高い | 少ない | サイト内容・訴求が弱い。リニューアルを検討 |
| 多い | 低い | 少ない | CVの計測設定を確認。CTAボタンや導線を見直す |
| 多い | 低い | 多い | 良い状態。さらなる拡大施策を検討 |
この流れで週1回・10分チェックするだけで、改善すべき箇所が毎週明確になります。
「数字は見えたけど改善の手が動かない」ときは
Googleアナリティクスの見方がわかっても、「それをどうサイトや広告の改善につなげるか」は別の話です。Web集客がうまくいかない理由の多くは、分析だけで終わってしまい実際の改善が後回しになることです。Web集客がうまくいかない根本的な原因と解決策について詳しくまとめた記事も参考にしてみてください。
数字を改善施策につなげるサポートが必要な場合は、お気軽にお問い合わせください。静岡を拠点に、中小企業のWeb集客をまるごと支援しています。
よくある質問
Q1. Googleアナリティクスとは何ですか?
A. Googleが無料で提供する、ウェブサイトの訪問データを分析するツールです。「何人来たか」「どこから来たか」「何をしたか」が確認できます。Googleアカウントがあれば無料で使えますが、サイトへの設置作業が必要です。
Q2. Googleアナリティクスの見方で、中小企業が最初に見るべき指標は?
A. 「セッション数・直帰率・コンバージョン数」の3つです。この3つをつなげて読むことで、集客・サイト内容・成果の問題をそれぞれ切り分けることができます。まず週1回この3点だけ確認する習慣をつけましょう。
Q3. なぜGoogleアナリティクスを見ても改善につながらないのですか?
A. 多くの場合、「何の数字を何と比べればいいか」の基準が決まっていないためです。指標を見るだけで終わり、「次に何をするか」のアクションまで決めていないことが原因です。3つの指標ごとに「問題があれば何をするか」をあらかじめ決めておくと改善につながりやすくなります。
Q4. セッション数と直帰率はどう違うのですか?
A. セッション数は「サイトに来た回数(集客力)」、直帰率は「来た人がすぐ帰った割合(サイト内容への関心度)」です。セッション数は多いほど良く、直帰率は低いほど良いのが一般的ですが、ページの種類によって適正値は異なります。
Q5. Googleアナリティクスの設定や分析を外部に依頼するとどのくらいかかりますか?
A. 設定だけの依頼なら数万円〜、継続的な分析レポート込みの支援では月数万円〜が目安といわれています(内容・業者によって大きく異なります)。正確な費用は見積もりが必要です。サービス詳細を見るページから内容や価格感を確認いただけます。
まとめ
Googleアナリティクスの見方で中小企業が最初に押さえるべきポイントを整理します。
| 指標 | 何がわかるか | チェックのポイント |
|---|---|---|
| セッション数 | 集客力(人が来ているか) | 前月比・経路別の変化を見る |
| 直帰率 | サイトの魅力度(すぐ帰っていないか) | 業種別の目安と比べる |
| コンバージョン数・CVR | 成果(売上につながっているか) | まず計測設定が正しいか確認 |
この3つを週1回・10分確認するだけで、「どこに問題があるか」が見えてきます。
Googleアナリティクスの見方がわかったら、次は数字をもとに実際のサイト改善や集客施策につなげることが大切です。ウェブ制作の見直しを検討している方は、ウェブ制作を依頼するときに失敗しないための8つのチェックポイントも参考にしてみてください。
数字の読み方から改善施策まで、何から手をつければいいかわからない場合は、ぜひ一度ご相談ください。静岡を拠点に、中小企業のSEO・広告・サイト改善をワンストップで支援しています。