『Google広告で月10万かけても問い合わせ単価が8,000円以上』。改善の優先順位を診断する3つの質問
Google広告で月10万かけても問い合わせ単価が8,000円以上。改善の優先順位を診断する3つの質問
Google広告の問い合わせ単価が高いまま放置していませんか?広告費を増やしても改善しない場合、原因は「広告の外」にあることが多いです。この記事では、Google広告の問い合わせ単価改善に向けた、今日から使える優先順位の診断方法をお伝えします。
この記事の結論
Google広告の問い合わせ単価を改善するには、「クリック→訪問→問い合わせ」のどこで詰まっているかを先に特定することが最優先です。本記事では診断の3つの質問・原因別の改善策・費用対効果の見方を詳しく解説します。
– 要点1: 問い合わせ単価が高い原因は「広告設定」「LP(ランディングページ)」「ターゲット設定」の3か所のどこかにある
– 要点2: まず「クリック率」「CVR(問い合わせ転換率)」「検索語句」の3つの数字を確認するだけで、原因の8割は特定できる
– 要点3: 原因が分かれば、広告費を増やさずに単価を下げることも十分ねらえる
そもそも「問い合わせ単価8,000円以上」は高いのか?
結論から言うと、業種によって「高い」かどうかは変わります。
ただし中小企業がBtoB向けサービスを扱う場合、目安として1件の問い合わせから契約につながる確率や受注単価を計算しないと、損得の判断ができません。
問い合わせ単価の「損益分岐点」を先に計算する
| 確認すべき数字 | 計算の例 |
|---|---|
| 問い合わせ→商談化率 | 10件に3件が商談 = 30% |
| 商談→受注率 | 3件に1件が受注 = 33% |
| 平均受注単価 | 30万円 |
| 1件の受注に必要な問い合わせ数 | 約10件 |
| 許容できる問い合わせ単価の上限(目安) | 30万円 ÷ 10件 ÷ 利益率 |
この計算をしていないまま「単価が高い・安い」を判断するのは危険です。
それでも「高い」と感じるケースは何が違う?
- クリックはされているのに問い合わせがゼロに近い
- 問い合わせはあるが、「見込みの薄い」相手ばかり
- 月10万円の広告費が、1〜2件の問い合わせで消えている
こうした状態は、何かが構造的にズレているサインです。次の「3つの質問」で原因を絞り込みましょう。
診断の3つの質問:あなたの問題はどこにある?
Google広告の問い合わせ単価を改善するには、「どこで詰まっているか」を先に特定するのが一番の近道です。
以下の3つの質問に答えるだけで、原因の大まかな場所が分かります。
質問1:クリック率(CTR)は1%以上ありますか?
CTR(シーティーアール) とは、広告が表示された回数のうち、実際にクリックされた割合のことです。
💡 目安: 検索広告のCTRは業種によって差がありますが、2〜5%程度が一般的と言われています(目安・業種により異なります)。
- CTRが1%未満 → 広告文(コピー)か、キーワードの選び方に問題がある可能性が高い
- CTRが2〜5%以上 → 広告文は機能している。次の質問へ
質問2:LPのCVR(転換率)は1%以上ありますか?
CVR(シーブイアール) とは、LPに訪問した人のうち、実際に問い合わせをした人の割合です。
💡 目安: BtoBサービスのLPのCVRは1〜3%程度が一般的と言われています(目安)。
- CVRが1%未満 → LPの内容・デザイン・問い合わせボタンの配置に問題がある可能性が高い
- CVRが1%以上 → LPはそれなりに機能している。次の質問へ
質問3:検索語句レポートを見たことがありますか?
Google広告の「検索語句レポート」とは、実際にどんな言葉で検索した人が広告をクリックしたかを確認できるレポートです。
- 見たことがない → 無関係なキーワードに広告費が流れている可能性が大きい
- 除外キーワードを設定していない → 「値段が知りたいだけ」「就職活動中の学生」など、見込みの薄い人にも広告費が使われているかもしれない
この3問の答えが分かれば、次のどの原因に当てはまるかが見えてきます。
原因①:広告の設定に問題がある場合の改善策
「CTRが低い」「見当違いの検索語句でクリックされている」場合は、広告の設定を見直しましょう。
広告文の見直し:「誰のための広告か」を明確にする
よくある失敗は、サービスの説明だけを書いた広告文です。
NG例(一般的すぎる)
ウェブ制作・広告運用ならお任せください。
OK例(課題解決型)
問い合わせが増えないサイトを改善|中小企業のWeb集客をサポート
読者の悩みに直接言及することで、「自分のことだ」と思わせるのがポイントです。
除外キーワードの設定は最優先
除外キーワードとは、「この言葉で検索してきた人には広告を出さない」と指定できる機能です。
設定を忘れがちな除外キーワードの例:
- 「無料」「格安」(低価格志向の人を除外したい場合)
- 「求人」「採用」(就活生を除外したい場合)
- 「やり方」「自分で」(DIY志向の人を除外したい場合)
検索語句レポートを週1回確認し、見込みの薄い語句を除外するだけで、広告費のムダをかなり減らせます。
Web集客がなかなか成果につながらない理由と対策については、こちらの記事で詳しく解説しています
原因②:LP(ランディングページ)に問題がある場合の改善策
「CTRは悪くないのにCVRが低い」場合は、LP(訪問先のページ)に問題があります。
LPの「3つの脱落ポイント」を確認する
| 脱落ポイント | よくある原因 | 改善の方向性 |
|---|---|---|
| ページを開いた瞬間(3秒以内) | 何のサービスか分からない・スマホで見づらい | ファーストビューを見直す |
| スクロール途中 | 内容が自分ごとに感じられない | 「こんな悩みありませんか?」の共感文を入れる |
| 問い合わせボタンの手前 | ボタンが見つからない・フォームが長すぎる | ボタンを目立たせる・入力項目を減らす |
### ページの表示速度も要チェック
LPの表示が遅いと、クリックして来た人が読む前に帰ってしまいます。
Googleの「PageSpeed Insights(ページスピードインサイツ)」というツールで、スマホ・PC両方の速度をチェックしてみましょう。スコアが50点以下なら改善の余地があります(目安)。
⚠️ 注意: LPとウェブサイト全体の品質は、Google広告の「品質スコア」(広告の評価点数、1〜10点)にも影響します。品質スコアが低いと、同じ広告費でも1クリックあたりのコストが上がってしまう仕組みです。
LPの制作・リニューアルを検討している場合は、ウェブ制作を依頼するときに確認すべき8つのポイントをまとめた記事もあわせてご覧ください。
原因③:ターゲット設定にズレがある場合の改善策
「CTRもCVRも悪くない。でも問い合わせの質が低い」という場合は、そもそも広告を届けている相手がズレているかもしれません。
ターゲット設定で見直すべき3つの軸
① 配信地域
全国配信にしている場合、実際に対応できるエリアに絞るだけで、見込みの薄いクリックを減らせます。
② 広告の配信時間帯
BtoBサービスであれば、土日深夜の配信は見込みが薄いことが多いです。曜日・時間帯ごとのパフォーマンスを確認し、効果の低い時間帯を減額・停止することを検討しましょう。
③ キーワードのマッチタイプ
マッチタイプとは、どこまで広い検索語句に広告を出すかを決める設定です。
| マッチタイプ | 意味 | 注意点 |
|---|---|---|
| 部分一致 | 関連する幅広い語句に表示 | 見当違いのクリックが増えやすい |
| フレーズ一致 | 指定フレーズを含む語句に表示 | バランスが取りやすい |
| 完全一致 | 指定の語句とほぼ同じ語句のみ | 配信量は減るが精度は上がる |
広告費のムダが多いと感じる場合は、部分一致を減らし、フレーズ一致・完全一致中心に切り替えることをまず試してみましょう。
改善の優先順位と「手をつける順番」まとめ
ここまでの内容を整理すると、改善の手順は次の順番が効率的です。
「まず1週間でやること」チェックリスト
- [ ] 検索語句レポートを確認する(Googleの管理画面 → 検索語句)
- [ ] 除外キーワードを最低10個設定する
- [ ] CTRとCVRの数字を把握する(管理画面のレポートで確認)
- [ ] LPをスマホで自分で見てみる(第三者目線で見づらいところを洗い出す)
- [ ] 問い合わせフォームの入力項目を数える(5項目以上なら多すぎる可能性)
改善の優先順位フロー
CTRが低い
→ まず広告文とキーワードを見直す
CTRは高いがCVRが低い
→ LPのファーストビュー・ボタン配置を見直す
CTR・CVRは悪くないが問い合わせの質が低い
→ ターゲット(地域・時間帯・マッチタイプ)を絞る
この順番で手をつけると、一度に全部変えなくて済み、何が効いたかも分かりやすくなります。
ウェブ集客を広告だけで解決しようとすると費用が膨らみがちです。SEOやサイトの土台も含めた全体設計については、中小企業向けのウェブマーケティング7ステップを解説した記事をぜひ参考にしてください。
現状の数字を見ても「どこに問題があるか分からない」という場合は、プロに一度診てもらうのが近道です。サービスの詳細はこちらをご覧ください
よくある質問
Q1. Google広告の問い合わせ単価とは何ですか?
A. 1件の問い合わせを獲得するためにかかった広告費のことです。「広告費の合計 ÷ 問い合わせ件数」で計算します。この数字が自社の受注単価・利益率と見合っているかを確認することが、広告運用の基本になります。(目安80字)
Q2. 問い合わせ単価を改善するにはどこから手をつければいいですか?
A. 最初に「検索語句レポート」を確認し、見込みの薄い語句を除外キーワードに設定するのが最もコスパの良いスタートです。広告費を増やす前に、まずムダなクリックを止めることが優先です。(目安100字)
Q3. なぜ広告費を増やしても問い合わせ数が増えないのですか?
A. LPのCVR(転換率)が低いまま広告費を増やしても、訪問者が増えるだけで問い合わせは増えません。バケツに穴が開いている状態で水を注いでいるのと同じです。まずLP側の穴をふさぐことが先決です。(目安110字)
Q4. CTR(クリック率)とCVR(転換率)の違いは何ですか?
A. CTRは「広告が表示された人のうち何%がクリックしたか」、CVRは「LPに来た人のうち何%が問い合わせしたか」を示す数字です。どちらが低いかで、広告側の問題かLP側の問題かを切り分けられます。(目安110字)
Q5. Google広告の改善にかかる期間や費用の目安はありますか?
A. 設定の見直しだけであれば即日〜1週間程度で対応できます。LPのリニューアルが必要な場合は1〜2か月程度が目安です。費用は施策の範囲によって大きく異なるため、まず現状の課題を整理してから判断することをおすすめします。(目安130字)
まとめ
Google広告の問い合わせ単価改善は、まず「どこで詰まっているか」を特定することから始まります。
今日からできることを3点にまとめます:
- 検索語句レポートを開く(5分でできる)
- CTR・CVRの数字を確認する(管理画面で確認できる)
- LPをスマホで見て、問い合わせボタンまでスムーズに行けるか確認する
広告費を増やす前に、この3つをやるだけで「どこを直すべきか」の方向性が見えてきます。
「数字は分かったけれど、具体的に何をどう直せばいいか分からない」という場合は、お気軽にご相談ください。静岡を拠点に、中小企業のWeb集客・広告運用をサポートしています。対応が早く、費用も明確にお伝えします。



