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Web制作『納期1週間』と『納期1ヶ月』で『実際に削られる工程』は何か。品質リスク一覧表

Web制作『納期1週間』と『納期1ヶ月』で『実際に削られる工程』は何か。品質リスク一覧表




Web制作「納期1週間」と「納期1ヶ月」で実際に削られる工程は何か。品質リスク一覧表

「急ぎで作ってほしい」と頼んだら、後から「あの機能がない」「SEOが全然ダメだった」と後悔した経験はありませんか。Web制作の納期と品質の関係は、工程の削り方を知らないと判断できません。この記事では、納期の違いで何がどう削られるかを工程ごとに整理します。


この記事の結論

Web制作の納期と品質はトレードオフです。短納期では「要件定義・テスト・SEO設計」の工程が真っ先に削られ、サイト公開後に集客や機能面で問題が出やすくなります。本記事では、削られる工程・リスクの大きさ・発注前に確認すべきポイントを解説します。

要点1: 納期1週間では「要件定義」「テスト」「SEO設計」の3工程が大幅に省略されがち
要点2: 削られた工程のツケは「公開後の修正費用」「集客できないサイト」という形で現れる
要点3: 発注前に「工程表の提示」を求めることが、品質リスクを避ける最短ルート



Web制作の標準工程は何があるか

Web制作には、公開までに複数の工程があります。これを知らずに納期だけを比べても、品質の差はわかりません。

標準的な工程の一覧

一般的なWeb制作(6〜8週間目安)では、以下の工程が存在します。

工程番号 工程名 主な作業内容
1 ヒアリング・要件定義 目的・ターゲット・必要機能を整理する
2 サイト設計(IA) ページ構成・導線・情報の配置を設計する
3 SEO設計 キーワード選定・ページタイトル・メタ情報を設計する
4 デザイン制作 ワイヤーフレーム・ビジュアルデザインを作る
5 コーディング デザインをHTMLやCSSに変換する
6 CMS組み込み WordPressなどで更新できる状態にする
7 テスト・確認 ブラウザ・スマホ表示・リンク切れ・速度などを検証する
8 修正・最終調整 フィードバックを反映して仕上げる
9 公開・納品 本番環境へ反映し、動作確認する

IA(情報アーキテクチャ)とは、「どのページに何の情報を置くか」という設計のことです。CMS(コンテンツ管理システム)とは、プログラムの知識がなくても記事や画像を更新できる仕組みです。

各工程にかかる時間の目安

工程1〜9をすべて丁寧に行うと、6〜8週間(1.5〜2ヶ月) かかるのが業界の一般的な目安です。1ヶ月に圧縮すると一部を並行作業に。1週間に圧縮すると、物理的に実施不可能な工程が発生します。


「納期1週間」で実際に削られる工程と品質リスク一覧表

結論から言うと、納期1週間では「考える工程」がほぼすべて省略されます。 手を動かす工程(コーディング・デザイン)だけは残りますが、それを支える設計がない状態です。

削られる工程と品質リスクの一覧表

工程 納期1週間での扱い 品質リスク リスクの深刻さ
ヒアリング・要件定義 ほぼ省略 「思っていたものと違う」が起きやすい ★★★★★
サイト設計(IA) 省略 ページの導線が悪く、離脱率が上がる ★★★★
SEO設計 省略 検索で見つかりにくいサイトになる ★★★★★
デザイン テンプレートで代替 差別化ができず競合に埋もれる ★★★
コーディング 実施(急ぎ) ソース(コードの書き方)が雑になりやすい ★★★
テスト ほぼ省略 スマホ崩れ・リンク切れ・表示速度問題が残る ★★★★★
修正・最終調整 省略 「後で修正」が追加費用になる ★★★★

離脱率とは、ページを見てすぐに帰ってしまうユーザーの割合のことです。

特に深刻なのは「SEO設計の省略」

SEO設計(検索エンジンで上位表示されるための設計)は、サイト制作の最初に行わなければ後からの修正が非常に難しい工程です。

ページタイトル・見出し構造・URLの設計は、コーディング後に変えようとすると全ページ修正が必要になります。「安くて早い」はずが、後からSEO対策に追加費用がかかる、というパターンが実際によく起きています。

⚠️ 注意: SEO設計なしで作ったサイトは「看板のない店舗」と同じです。作ること自体はできますが、誰にも見つけてもらえないリスクがあります。

Web集客につながるサイトを作りたいなら、Web集客がうまくいかない原因と解決策をまとめた記事も合わせてご覧ください。


「納期1ヶ月」の工程との具体的な差

1ヶ月の納期があると、「設計する時間」が確保できます。 これが1週間と最も大きく違う点です。

1週間 vs 1ヶ月の工程比較

工程 納期1週間 納期1ヶ月
ヒアリング・要件定義 30分〜1時間のみ 複数回実施・議事録共有
サイト設計(IA) なし ワイヤーフレーム(画面設計図)作成
SEO設計 なし KW(キーワード)選定・タイトル設計
デザイン テンプレート流用 オリジナルデザイン提案・修正対応
テスト 目視確認のみ 複数ブラウザ・スマホ・速度測定
修正対応 1回まで 2〜3回の修正を含む

### 「1ヶ月でも短い」場合がある

ページ数が多い・機能が複雑・新規ブランディングを含む場合は、1ヶ月でも全工程を丁寧に行うのは難しいことがあります。目安として、5〜10ページ程度のコーポレートサイト(会社紹介サイト)なら1ヶ月は現実的な納期と言えます。

発注前のチェックポイントについては、ウェブ制作の依頼で失敗しない8つのポイントで詳しくまとめています。


短納期が引き起こす「公開後コスト」の怖さ

短納期の本当のコストは、制作費そのものではなく「公開後の追加費用」にあります。 制作費を安く抑えても、後から費用がかかってしまうパターンをまとめました。

公開後に発生しやすい追加コストの例

問題 発生しやすい原因 追加費用の目安(一例)
スマホで崩れて表示される テスト工程の省略 【要確認: 修正相場】
検索でまったく表示されない SEO設計がない SEO改修費または作り直し
お問い合わせフォームが動かない テスト・動作確認の省略 【要確認: フォーム改修費用】
「思っていたデザインと違う」 要件定義の省略 大幅修正または再制作
更新できない・使い方が分からない CMS設定・説明不足 操作研修・サポート費

> 📌 ポイント: 「安い・早い」で発注した結果、6ヶ月後に「やっぱり作り直し」というケースは珍しくありません。制作費の総額で比較することが大切です。

ウェブ制作で実際によくある失敗のパターンは、ウェブ制作の失敗事例・よくある5つの後悔と事前チェックリストでも詳しく解説しています。


短納期でも品質を守るために発注者が確認すること

発注者側が事前にやることを絞れば、短納期でも品質を一定水準に保てます。 全部を制作会社に任せる姿勢が、品質ブレの最大の原因です。

発注前に確認すべき5つのポイント

  1. 工程表(スケジュール)を書面で提示してもらう

何が実施されて何が省略されるかを明文化してもらう。口頭だけの説明は要注意。

  1. テスト項目のリストを確認する

「スマホ表示」「フォームの動作」「ページ速度」の3点は最低限確認されるか聞く。

  1. SEO設計が含まれているか確認する

ページタイトル・メタディスクリプション(検索結果に表示される説明文)の設計が含まれているか明確にする。

  1. 修正回数と納品後サポートの条件を確認する

「何回まで修正できるか」「公開後に問題が出たときの対応範囲」を契約前に確認する。

  1. 「急ぎの理由」を正直に伝え、プロに優先順位を相談する

「イベントに合わせてTOPページだけ急ぎ、残りは2週間後」など、分割対応が可能な場合もある。

「自社でできること」を増やすのも選択肢

文章素材・写真・会社情報などを事前に整理しておくだけで、制作会社の作業時間は大きく短縮できます。結果として、空いた時間を「テスト工程」や「SEO設計」に使ってもらえます。

自社でどこまでできるか判断したい方は、ウェブ制作を自分でやるかどうかの判断基準をまとめた記事もご参考ください。


納期と品質の両立でお悩みの場合、まずは現状の課題をお気軽にご相談ください。
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よくある質問

Q1. Web制作の「納期1週間」は現実的に可能ですか?

A. 可能です。ただし、対象は「既存テンプレートを使う数ページのサイト」に限られます。要件定義・SEO設計・テストを省略した上での対応になるため、集客目的のサイトには向きません。ランディングページ(商品紹介の1枚もの)など、用途を絞った場合に検討できます。

Q2. 短納期でSEO対策もしてもらう方法はありますか?

A. 「最低限のSEO設計(ページタイトル・メタ情報・見出し構造)だけ先に行う」という切り分けが有効です。コンテンツSEO(記事を書いて集客する手法)は公開後に継続対応する形にすると、納期とSEO品質を両立しやすくなります。

Q3. 「納期1週間」と「納期1ヶ月」では費用はどう違いますか?

A. 一概には言えませんが、短納期でも制作費が下がるとは限りません。むしろ急ぎ対応として割増になるケースもあります。費用の差より「何の工程が含まれているか」で比較するのが正しい判断です。

Q4. テスト工程を省略するとどんな問題が起きますか?

A. スマートフォンでの表示崩れ、問い合わせフォームの送信エラー、ページの読み込みが遅くなる(表示速度の低下)などが代表的です。これらはユーザーの離脱や機会損失に直結するため、テストは最も省略してはいけない工程の一つです。

Q5. 発注後に「やっぱり急ぎでなくていい」と伝えられますか?

A. 制作会社にとっては工程を追加できるため、基本的には歓迎されます。着手前であれば柔軟に対応できる場合が多いです。ただし、コーディング着手後の変更は追加費用が発生することもあるため、早めの連絡が大切です。


まとめ

Web制作の納期と品質の工程を整理すると、削られるのは「要件定義」「SEO設計」「テスト」の3工程です。これらは「作る手間」ではなく「考える時間」が必要な工程であり、短納期では物理的に省略せざるを得ません。

  • 納期1週間:設計・テスト工程をほぼ省略→公開後にトラブルが起きやすい
  • 納期1ヶ月:全工程を実施できる→集客・運用まで見据えた品質を確保できる
  • 発注者側の準備(素材・要件整理)で、品質を守りながら納期を縮める余地もある

「早さ」だけで制作会社を選ぶのではなく、工程表・テスト項目・SEO設計の有無を確認することが、Web制作で失敗しないための最短ルートです。

サイトを作るだけでなく、作った後の集客(SEO・Web広告)まで一貫してサポートできる体制を持つ制作会社を選ぶと、公開後の費用対効果が大きく変わります。

納期・予算・品質のバランスについて、まずはお気軽にご相談ください。静岡を拠点に、全国のWebサイト制作・集客支援に対応しています。

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