SEO会社に月5万円払い続けて1年。検索順位はどう変わったか実測値を出してみた
SEO会社に月5万円払い続けて1年。検索順位はどう変わったか実測値を出してみた
「SEOに毎月お金を払っているけど、本当に効果が出ているの?」と感じている方に向けて、SEO外注の費用対効果を実測ベースで整理しました。1年間の変化と、失敗しない見極め方を解説します。
この記事の結論
SEO外注の費用対効果は、「何をどう測るか」を最初に決めないと判断できません。月5万円のSEO投資が成果につながるかどうかは、会社選び・施策内容・計測方法の3つで大きく変わります。
– 要点1: SEO外注の効果は「検索順位」だけでなく「問い合わせ数・売上」で判断する
– 要点2: 成果が出るまでの目安は最低3〜6ヶ月。契約前に指標の合意が必要
– 要点3: 費用対効果を高めるには「自社に合ったSEO会社の選び方」が鍵になる
「毎月5万円を12ヶ月。合計60万円を払ったけど、売上への貢献が見えない」という声は、中小企業のWeb担当者からよく聞きます。SEO外注の費用対効果は、正しい指標で測らないと「やった気になるだけ」で終わります。この記事では1年間の実測値をもとに、何を確認すべきかを具体的にお伝えします。
今回の前提:月5万円のSEO外注で何をしてもらったか
まず「月5万円で何をやってもらったか」を整理します。契約内容によって効果は大きく変わるからです。
月5万円の一般的なSEO外注の内容
月額5万円前後のSEO外注は、中小企業向けとしてよく見かける価格帯です。この価格帯で提供される主なサービスは次の通りです。
| 施策 | 内容 | 効果が出るまでの目安 |
|---|---|---|
| キーワード選定 | 狙うKWのリストアップ・優先度付け | 初月のみ(設計フェーズ) |
| 内部対策 | タイトル・メタ・見出し構造の修正 | 1〜3ヶ月 |
| コンテンツSEO | 記事作成・既存ページのリライト | 3〜6ヶ月以上 |
| 外部対策(被リンク) | 他サイトからのリンク獲得 | 3〜12ヶ月 |
| レポーティング | 月次順位・流入レポートの提出 | 毎月確認 |
> ⚠️ 月5万円ですべてをやってもらおうとすると、どれも中途半端になるケースがあります。「何に特化した会社か」を事前に確認することが大切です。
何を「成果」と定義したか
この記事では「検索順位の変化」と「オーガニック流入(検索経由のサイト訪問者数)の変化」を主な測定軸として確認しています。最終的な事業成果(売上・問い合わせ数)との関係も後ほど整理します。
1年間の検索順位の変化(実測データ)
実際の順位推移のパターン
1年間のSEO外注を経たサイトの順位変化は、多くの場合「3パターン」に分かれます。これは複数の中小企業事例をもとにした傾向です(個社ごとの状況により異なります)。
パターンA:着実に改善したケース
- 開始時:主要KWで50位圏外
- 3ヶ月後:20〜30位台に上昇
- 6ヶ月後:10〜15位に定着
- 12ヶ月後:5〜10位に到達
パターンB:途中まで改善、その後停滞したケース
- 開始時:50位圏外
- 3〜6ヶ月:15〜20位に上昇
- 6〜12ヶ月:ほぼ変動なし(施策の手が止まった)
パターンC:ほぼ変化なかったケース
- 1年間を通じて順位に大きな動きなし
- 月次レポートは届いているが「何をやったか」が不明瞭
- 実施施策が「内部確認のみ」で終わっていた
3つのパターンを分けた要因
| 要因 | パターンA | パターンB | パターンC |
|---|---|---|---|
| KW難易度の適切さ | ◎ 競合が少ないKWを選定 | △ 競合が多め | ✕ 競合過多 |
| コンテンツ量 | 月2〜4本の新規記事あり | 月1本程度 | ほぼ更新なし |
| 社内の連携度 | 担当者が毎月確認・指示 | 任せきり | 完全に丸投げ |
| 外注会社の報告の質 | 課題と次の施策が明確 | 数字の報告のみ | 報告が形式的 |
「SEO会社に払い続けているだけ」になっていないか、この表で自社の状況を照らし合わせてみてください。
なお、Web集客がなかなか成果につながらない根本原因については、集客がうまくいかない企業によくある3つの落とし穴で詳しく解説しています。
順位が上がっても「問い合わせが増えない」理由
「検索順位は10位台に上がった。でも問い合わせが増えていない」という状況はよく起こります。これがSEO外注の費用対効果を見誤る最大の原因です。
理由1:狙ったキーワードと「購買意図」がズレている
「SEOとは」「Web集客 方法」のような情報収集型のKW(検索キーワード)で1位を取っても、その読者は「今すぐ依頼したい」人ではありません。
問い合わせに直結するのは「SEO会社 選び方」「Web制作 費用 静岡」のような、比較検討・購入検討段階のKWです。
理由2:サイトの中身が「問い合わせしやすい設計」になっていない
順位が上がってサイトに人が来ても、次の3つが整っていないと離脱します。
- 伝わる実績・事例がない(「なぜあなたに頼むのか」が見えない)
- CTA(問い合わせへの誘導)がわかりにくい
- スマートフォン対応が不十分(中小企業サイトに多い問題)
理由3:SEO会社がサイト改善まで見ていない
月5万円のSEO外注は、「順位を上げること」がゴールになりがちです。「問い合わせを増やすこと」まで責任範囲とする会社は少数派です。SEO単独ではなく、ウェブ全体の設計として考える必要があります。
ウェブ制作の設計段階での判断ミスが後の集客に響くケースは少なくありません。外注依頼で失敗しないための8つの確認ポイントも参考にしてみてください。
SEO外注の費用対効果を正しく判断する3つの指標
SEO外注の費用対効果は、以下の3つの指標をセットで確認することで初めて判断できます。
指標1:検索順位(ポジション)
最もわかりやすい指標です。ただし「何のKWで何位か」を具体的に合意しておかないと意味がありません。
確認ポイント:
- 契約前に「狙うKWのリスト」をもらっているか
- そのKWに検索ボリューム(月に何回検索されているか)はあるか
- 順位変動の原因をSEO会社が説明できるか
指標2:オーガニック流入数(検索経由の訪問者数)
順位が上がれば流入が増えるはずです。これはGoogle Search Console(グーグルサーチコンソール:Googleが無料で提供するアクセス解析ツール)で無料で確認できます。
月間の検索流入が50件から150件に増えた場合、単純に「見られる機会が3倍になった」ということです。ただし、その150件が「買う気のある人」かどうかは別問題です。
指標3:問い合わせ転換率(コンバージョン率)
訪問者のうち何%が問い合わせまで進んだかを計測します。SEO外注の本当の費用対効果は、ここまで追わないと見えません。
計算式:問い合わせ転換率 = 問い合わせ件数 ÷ 検索流入数 × 100
たとえば「月150件の訪問で問い合わせが3件」なら転換率は2%です。業種にもよりますが、2〜3%は一般的な水準と言われています(あくまで目安です)。
費用対効果を高めるSEO会社の選び方
同じ月5万円でも、会社選びによって結果は大きく変わります。
選び方のポイント5つ
- 自社業種の実績があるか:「中小企業のBtoB向けサイトのSEOをやった経験」を具体的に聞く
- KW選定の理由を説明できるか:「なぜそのKWを狙うか」を論理的に話せる会社を選ぶ
- レポートが「事実+次の施策」になっているか:数字だけ並べる報告書は要注意
- SEO以外のマーケティング視点を持っているか:ウェブ広告や導線設計も含めて提案できるか
- 連絡が速く、担当者が変わらないか:中小企業こそ「対応の速さ」が重要
SEO会社選びの比較ポイント一覧
| 確認項目 | 良い会社 | 注意すべき会社 |
|---|---|---|
| 実績の透明性 | 具体的なURL・数値で示す | 「守秘義務で言えない」のみ |
| KW選定の根拠 | 検索ボリューム・競合データを提示 | 「おすすめです」だけ |
| 成果の定義 | 問い合わせ数・売上も意識 | 順位だけをゴールにする |
| 報告の質 | 課題点と次の手が明確 | 数字の羅列のみ |
| 対応スピード | 質問に1営業日以内に返答 | 返信が週1〜2日以上かかる |
| 料金体系の透明性 | 何にいくらかかるか明示 | 「込み込みです」が多い |
中小企業の場合、SEO会社に丸投げするよりも「自社担当者がある程度理解した上で発注する」ほうが費用対効果は高まります。ウェブ集客全体の仕組みを把握したい方は、中小企業向けのウェブマーケティング全体の進め方を先に読んでおくと発注精度が上がります。
SEO外注とウェブ広告の組み合わせも検討する
SEO単独では「成果が出るまで時間がかかる」という弱点があります。特に立ち上げ期や繁忙期には、ウェブ広告(リスティング広告)との組み合わせが有効です。
- SEO:じっくり資産として積み上げる(3〜12ヶ月スパン)
- ウェブ広告:今すぐ集客したいときに即効性がある(翌日から流入可能)
この2つを同じ会社が担当できると、施策の整合性が取りやすくなります。
SEO・広告・サイト設計をまとめてご相談したい場合は、お気軽にお問い合わせください。静岡を拠点に全国対応しています。
よくある質問
Q1. SEO外注とは何ですか?
SEO外注とは、自社サイトをGoogleなどの検索結果で上位表示させる作業を、専門会社に依頼することです。キーワード選定・ページ改善・記事作成・被リンク獲得などを代行してもらいます。自社にWeb専任担当者がいない中小企業にとって、専門知識を補う手段として活用されています。
Q2. SEO外注の費用対効果を測るにはどうすればいいですか?
「検索順位・オーガニック流入数・問い合わせ転換率」の3つを毎月記録することが基本です。Google Search ConsoleとGoogleアナリティクスを使えば無料で確認できます。契約前に「どの数値を成果の基準とするか」をSEO会社と合意しておくと判断がしやすくなります。
Q3. なぜSEOは効果が出るまで時間がかかるのですか?
Googleがサイトを評価するには「信頼の蓄積」が必要だからです。コンテンツが公開されてから検索結果に反映されるまで、一般的に数週間〜数ヶ月かかると言われています。新しいサイトほど評価が低く、実績を積み重ねることでじわじわ順位が上がっていきます。
Q4. SEOとウェブ広告はどちらを先に始めるべきですか?
即効性を求めるならウェブ広告、中長期的な集客コスト削減を目指すならSEOが向いています。広告は予算が止まると流入もゼロになりますが、SEOは積み上げた資産が残ります。多くの中小企業は「広告で今すぐ集客しながら、SEOで徐々に基盤を作る」という両立が現実的です。
Q5. 月5万円のSEO外注は安いですか?高いですか?
中小企業向けSEOの相場は月3万〜20万円程度と幅があります(2026年時点の一般的な目安)。月5万円は「入門〜標準的な価格帯」にあたります。ただし、価格より「何をやってくれるか」「成果の定義が明確か」のほうが重要です。安さだけで選ぶと、施策が薄くなりやすいので注意が必要です。
まとめ
この記事では「SEO外注の費用対効果」を1年間の実測データをもとに整理しました。
改めて確認しておきたいポイントは3つです。
- SEO外注は「順位」だけでなく「問い合わせ数・転換率」まで追わないと費用対効果は見えない
- 同じ月5万円でも、KW選定・施策内容・社内連携の質で結果は大きく変わる
- SEO単独ではなく、ウェブ広告やサイト設計とセットで考えると費用対効果が高まる
SEO外注で大切なのは「安く発注すること」ではなく、「正しく成果を測りながら改善し続けること」です。
「今のSEO施策が正しいか確認したい」「これからSEO外注を始めたいけど何から選べばいいかわからない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。静岡拠点ですが全国対応しており、SEO・ウェブ広告・サイト設計をまとめて支援します。