ホームページ公開から1年、何もしていない会社と毎月1つ改善した会社の『検索順位格差』を比べてみた
ホームページ公開から1年、何もしていない会社と毎月1つ改善した会社の『検索順位格差』を比べてみた
「サイトを作ったのに、お問い合わせが来ない」——その差は、公開後に何をしたかで決まります。SEOの継続改善を中小企業が実践しているかどうかで、1年後の検索順位は大きく変わります。この記事では、その格差の中身と、今すぐできる改善の始め方をお伝えします。
この記事の結論
SEO継続改善を続けた中小企業のサイトは、何もしていない会社と比べて1年後の検索順位に大きな格差が生まれます。 本記事では、具体的な差が生まれる理由・改善の進め方・月1回でもできるアクションを詳しく解説します。
– 要点1: 公開後に何もしないサイトは、Googleの評価が止まり、徐々に順位が下がる
– 要点2: 毎月1つでもコンテンツや内部構造を改善すると、1年後の順位と流入数に明確な差が出る
– 要点3: 月1回の改善サイクルを仕組み化することが、中小企業でも続けられる最短ルート
「放置サイト」と「改善サイト」の1年後の差
結論から言います。公開後に何もしていないサイトは、何もしなくても順位が下がります。
これは感覚的な話ではありません。Googleは「最新性」「更新頻度」「ユーザー体験の改善」をサイト評価の要素として見ています(※Google公式情報より)。ライバル企業が少しずつ改善を続けているのに、自社だけ止まっていれば、相対的に順位が下がるのは自然な流れです。
放置サイトで起こる3つの変化
- ①競合に追い抜かれる: 同じKW(キーワード)で上位にいたとしても、競合が良い記事を追加すると入れ替わる
- ②Googleクロール頻度が下がる: 更新のないサイトは巡回(クロール)される頻度が下がり、新しい評価をもらいにくくなる
- ③ユーザー離脱率が上がる: 情報が古くなった記事はユーザーがすぐ戻るため、Googleが「役に立たないサイト」と判断しやすくなる
改善を続けたサイトで起こる3つの変化
- ①長尾KW(検索数は少ないが具体的なキーワード)での流入が増える: 記事を増やすたびに、引っかかるキーワードが増える
- ②DA・DR(サイト全体の信頼度スコア)が上がりやすい: 充実したコンテンツはリンクを集めやすく、サイトの評価が積み重なる
- ③お問い合わせ経路が複数になる: 複数の記事が入口になるため、特定のページへの依存がなくなる
なぜGoogleは”動いているサイト”を好むのか
Googleの目的は、「検索した人に最も役立つページを見せること」です。つまり、古い・変わらない・改善していないページよりも、常にブラッシュアップされているページを優先するのは自然な仕組みです。
Googleが評価するサイトの3つの特徴
| 評価ポイント | 放置サイトの状態 | 改善サイトの状態 |
|---|---|---|
| 新鮮さ(Freshness) | 1年前のまま | 定期的に更新あり |
| 網羅性(Coverage) | 1ページや数ページだけ | 関連テーマを複数ページでカバー |
| 内部リンク構造 | バラバラ・孤立したページあり | ページ同士がつながっている |
### E-E-A-T(イー・イート)との関係
E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)は、Googleが高品質なサイトを判断するための指標です。
放置サイトはこのうち「信頼性」と「最新性」が下がりやすく、特に中小企業のサイトは大企業ほどブランド力がないため、コンテンツの積み重ねで補うことが重要になります。
Web集客がうまくいかない原因をもう少し深掘りしたい方は、こちらの解説記事もあわせてご覧ください。
月1回の改善で何をすればいい?具体的な12のアクション
「毎月改善」と聞くと大変そうに見えますが、1回あたり1〜2時間でできる小さなアクションでも、積み重ねると大きな差になります。
月1回でできるコンテンツ改善(6つ)
- 既存記事の情報を最新に更新する(古い年号・数字を直す)
- 記事のタイトルを見直す(KWが入っているか・クリックされやすいか)
- 記事の導入文を書き直す(読者の悩みに共感する書き出しに)
- 新しいQ&A(よくある質問)を追加する(Googleに引用されやすい形式)
- 関連ページへの内部リンクを追加する(読者の回遊を促す)
- 新規記事を1本書く(狙うKWを変えて流入経路を増やす)
月1回でできる技術的な改善(6つ)
- Googleサーチコンソール(検索パフォーマンスを確認できる無料ツール)を確認する(どのKWで表示されているかを把握)
- 表示速度を確認する(PageSpeed Insightsという無料ツールで確認)
- スマホ表示の崩れをチェックする
- 404エラー(ページが見つからないエラー)を見つけて修正する
- メタディスクリプション(検索結果に出る説明文)を読み直す
- Googleビジネスプロフィールの情報を更新する(地域検索対策)
📌 ポイント: 全部やろうとしなくていいです。この中から「今月はこれ1つ」と決めて動くだけで、何もしない会社との差は確実に開きます。
改善を続けた場合と放置した場合の比較
以下は、同じ時期にサイトを公開した中小企業2社の仮想比較です。業種・地域・サイトの初期品質を同条件と仮定した場合のイメージです(実際の成果は業種・競合環境によって異なります)。
【仮想比較】A社(放置)とB社(月1改善)の1年後
| 比較項目 | A社(何もしない) | B社(月1回改善) |
|---|---|---|
| 公開直後の検索順位 | ほぼ同じ | ほぼ同じ |
| 3ヶ月後の月間訪問数 | ほぼ変わらず | 微増(改善の手応えを実感) |
| 6ヶ月後の指名以外の流入 | ほとんどなし | 長尾KWで流入が始まる |
| 12ヶ月後の月間訪問数 | 横ばいか微減 | 公開時より増加傾向 |
| 問い合わせ経路の数 | トップページのみ | 複数の記事ページから |
| 競合との順位差 | 追い抜かれるリスクあり | 差をつけ始める |
※上記は業界事例や一般的な傾向をもとにした参考イメージです。実際の成果は競合状況・更新内容・業種によって大きく異なります。
差が生まれる根本の理由
Googleの評価は「相対評価」です。 自社が止まっていても、競合が動いていれば順位は下がります。逆に言えば、少しでも動き続けるだけで競合との差が開く可能性があります。
これはSEOの継続改善が中小企業にとって特に有効な理由のひとつです。大企業と同じ予算は要らない。続けることが武器になります。
中小企業がSEO継続改善を社内で仕組み化する方法
「続けることが大事」と分かっていても、日常業務の中で後回しになりがちなのが現実です。ここでは仕組み化のポイントをお伝えします。
仕組み化の3ステップ
ステップ1:担当者を1人決める
「誰でもできる」は「誰もやらない」になりがちです。Web担当者または経営者自身が「月1回の改善を担う人」を明確に決めましょう。
ステップ2:月末に30分だけ「振り返り日」をつくる
Googleサーチコンソールを開いて、今月最も表示されたKWと、クリック率(CTR:表示された中でクリックされた割合)を確認するだけでOK。数字を見るクセをつけることが最初の一歩です。
ステップ3:「今月やること」をA4用紙1枚にメモして貼る
デジタルより紙のほうが意外と続きます。「今月は○○記事の導入文を書き直す」と書いておくだけで、実行率が上がります。
社内対応が難しいなら外部に任せる
Web担当者がいない・リソースが足りない場合は、外部のWeb制作会社やSEO支援会社に継続的な改善を依頼するのも現実的な選択肢です。
ただし、依頼する前にサイト制作の経緯や要件を整理しておくことが重要です。依頼前に確認すべき内容を詳しくまとめた記事も参考にしてください。
また、そもそもWebマーケティングをどう始めればよいかお悩みの場合は、中小企業向けにウェブでのマーケティング全体像を7ステップで解説した記事もご覧いただくと、改善の優先順位が見えてきます。
現在の自社サイトの状態を確認したい・改善の方向性をプロに見てほしいという場合は、お気軽にお問い合わせください。静岡を拠点に、中小企業のWeb改善を対応の早さとコストパフォーマンスで支援しています。
よくある質問
Q1. SEOの継続改善とは何ですか?
A. 公開後のWebサイトを定期的に見直し、コンテンツ・内部構造・表示速度などを少しずつ改善し続けることです。1度の大きな改修より、小さな改善の積み重ねがGoogle評価に効果的とされています(目安:月1回以上)。
Q2. 月に何時間くらいかけるのが現実的ですか?
A. 中小企業の場合、月2〜4時間(1回あたり1〜2時間)から始めるのが現実的です。既存記事の更新やサーチコンソールの確認だけなら、30分程度でも意味があります。続けることが最優先です。
Q3. なぜ「公開して終わり」だと検索順位が下がるのですか?
A. Googleは常に「より新しく・より役立つページ」を優先します。競合他社が改善を続ける中で自社サイトだけが止まると、相対評価で順位が下がる仕組みになっています。特に競合の多い業種・地域ほど変動が大きくなります。
Q4. 自社でSEO改善を続けるのと、外注するのはどちらが良いですか?
A. どちらにも利点があります。自社対応はコストが低く、業界知識を活かしやすい反面、専門知識やリソースが必要です。外注は専門性と継続性を確保しやすい反面、業者選びが重要です。最初に小さく自社で試し、限界を感じたら外注する流れが多くの中小企業に合っています。
Q5. SEO継続改善の費用はどのくらいかかりますか?
A. 自社対応なら人件費のみ(ツールは無料で始められます)。外注する場合の目安は月3万〜10万円程度が一般的ですが、内容・頻度・業者によって異なります。まずは現状のサイト状態を診断してから、必要な対応範囲を見極めるのが費用対効果の高い進め方です。
まとめ
この記事で伝えたかったことを3行でまとめます。
- サイトを公開した後、何もしない会社と毎月1つ改善した会社では、1年後の検索順位に明確な格差が生まれます
- SEOの継続改善は中小企業でも月1回・小さなアクションから始められます
- 続けることが武器になる。止まった瞬間に、動いている競合との差が開き始めます
「SEO 継続改善」は、大きな予算や専門チームがなくても取り組める施策です。大切なのは完璧な改善ではなく、止まらないこと。月1回だけ、サイトを開いて1つだけ直す習慣が、1年後の大きな差につながります。
自社のサイトが今どんな状態にあるのかを確認したい・何から手をつければよいか迷っている場合は、ぜひ一度ご相談ください。