『SEO対策6ヶ月で順位は上がったが問い合わせにならない』という盲点|キーワード選定の『潜在顧客を外すパターン』4選
『SEO対策6ヶ月で順位は上がったが問い合わせにならない』という盲点|キーワード選定の『潜在顧客を外すパターン』4選
SEO対策をしっかり続けてきた。順位も上がった。でも問い合わせは増えない——そんな状況に悩んでいませんか? 実は「順位上昇=集客成功」ではありません。原因の多くはキーワード選定の段階に潜んでいます。
この記事の結論
SEO対策で順位は上がったのに問い合わせが増えない場合、原因はほぼ「キーワード選定のズレ」にあります。本記事では、潜在顧客を外してしまう4つのパターン・見直し方・改善の進め方をわかりやすく解説します。
– 要点1: 順位が上がっても「買う気のない人」を集めていれば問い合わせにはならない
– 要点2: キーワード選定には「検索した人が何をしたいか(検索意図)」の見極めが最重要
– 要点3: 4つのパターンを確認して当てはまるものを修正するだけで、問い合わせ数の改善が期待できる
なぜ「順位が上がっても問い合わせが増えない」のか?
結論から言います。訪問者と見込み客は別物です。
SEOで順位が上がると「アクセス数(サイトへの訪問者数)」は増えます。しかし、その人たちが「あなたのサービスを買う気のある人」かどうかは、キーワード選定の時点で決まっています。
たとえば「Excel 使い方」というキーワードで1位を取っても、あなたがシステム開発会社なら問い合わせにはつながりません。当たり前のように聞こえますが、これと似たことが中小企業のSEOでは頻繁に起きています。
「順位・アクセス・問い合わせ」は別のゴールを持つ指標
| 指標 | 意味 | 問い合わせへの影響 |
|---|---|---|
| 順位 | Googleで何番目に出るか | 直接は影響しない |
| アクセス数 | サイトに来た人の数 | 「誰が来たか」次第 |
| 問い合わせ数 | 連絡してきた人の数 | これが本当のゴール |
アクセスが月300件あっても、問い合わせが0件なら「見込みのない人が300人来た」だけです。逆に月30件のアクセスでも、3件の問い合わせがあれば問い合わせ率10%でまったく問題ありません。
6ヶ月たっても成果が出ない理由の多くは「入口のズレ」
SEO対策は「どんな人を呼ぶか」を最初に決める作業です。ここがずれると、6ヶ月どころか1年続けても問い合わせには結びつきません。
💡 ポイント: 「SEOの問題」ではなく「キーワード選定の問題」である場合がほとんどです。順位が上がっているなら、技術的なSEOは機能しています。見直すべきは「どのキーワードを狙っているか」です。
潜在顧客を外すキーワード選定のパターン4選
ここが記事の核心です。中小企業のSEO施策でよく見られる、見込み客を外してしまう4つのパターンを解説します。
パターン1:「情報収集中の人」だけを集めるキーワード
「〜とは」「〜の方法」「〜の仕組み」などのキーワードは、まだ勉強中の人が検索します。購買意欲が低い段階の人たちです。
たとえば「コーポレートサイト 作り方」で上位を取っても、来るのは「自分で作ろうとしている人」か「勉強中の人」がほとんどです。
「依頼したい」「外注したい」と思っている人が検索するキーワードとは全然違います。
| キーワードの種類 | 例 | 検索した人の状態 |
|---|---|---|
| 情報収集系 | コーポレートサイト 作り方 | 自分で作ろうとしている |
| 比較検討系 | ホームページ制作 会社 比較 | 外注先を探している |
| 購入直前系 | ホームページ制作 依頼 静岡 | 今すぐ話を聞きたい |
問い合わせにつながりやすいのは比較検討系〜購入直前系のキーワードです。情報収集系のキーワードにも価値はありますが、「問い合わせが来ない」と悩んでいる場合は比率を見直す必要があります。
パターン2:競合が強すぎるキーワードで埋もれる
「ホームページ制作」「SEO対策」のような大きなキーワードで上位表示するのは、中小企業には現実的ではありません。仮に順位が上がっても、大手やナショナルチェーンとの比較にさらされて問い合わせにならないケースも多いです。
中小企業が狙うべきはロングテールKW(複数の言葉を組み合わせた、より具体的なキーワード)です。
例えば:
- 「ホームページ制作」→ 競合が強い、検索者の意図が曖昧
- 「製造業 ホームページ制作 中小企業」→ 意図が明確、決裁者に届きやすい
検索ボリューム(月間の検索回数)は少なくなりますが、来る人の「質」が上がります。
パターン3:BtoCキーワードでBtoB客を集めようとしている
中小企業の多くはBtoB(企業向けビジネス)なのに、BtoC(一般消費者向け)のキーワードを狙ってしまっているケースがあります。
たとえば、法人向けのシステム開発会社が「アプリ 作り方 無料」などで集客しても、来るのは個人ユーザーばかりです。
BtoBのキーワードには「法人向け」「企業向け」「〜会社」「〜サービス 導入」などの言葉が含まれることが多いです。ターゲットに合った言葉を選んでいるか確認してください。
Web集客がうまくいかない理由と解決策をまとめた記事でも、ターゲットのズレについて詳しく解説しています。
パターン4:エリアニーズを無視した全国向けキーワード
「静岡の会社に頼みたい」という検索者は、「ホームページ制作 静岡」や「SEO対策 静岡市」のように地域名を入れて検索します。
地元密着型のサービスを提供しているのに、地域キーワードを含まない全国向けのキーワードだけを狙っていると、近くにいる見込み客を逃してしまいます。
特に中小企業向けのWebサービスは「地元の会社に頼みたい」という需要が根強くあります。エリアを絞ったキーワードは競合が少ない分、比較的上位表示を狙いやすい傾向があります(※エリアや業種によって異なります)。
問い合わせにつながるキーワードの見つけ方
4つのパターンを把握したら、次は「どうやって正しいキーワードを見つけるか」です。
ステップ1:「お客様が使う言葉」を書き出す
自分が業界人として使う言葉と、お客様が使う言葉は違うことがよくあります。
たとえば、Web制作会社が「レスポンシブデザイン(スマートフォンでも見やすいサイト設計)」と言っても、お客様は「スマホ対応 ホームページ」と検索します。お客様側の言葉を集めるには次の方法が有効です。
- 過去に問い合わせが来たときの「お客様の言葉」を見返す
- 問い合わせフォームや電話での相談内容を記録する
- Googleサジェスト(検索窓に入力したときに出てくる候補)を確認する
ステップ2:「検索意図(検索した人の目的)」を確認する
キーワードを決めたら、実際にGoogleで検索してみてください。上位に出てくるのはどんなページですか?
- ブログ記事やコラムが多い → 情報収集意図が強い
- 会社のサービスページが多い → 比較検討・購入意図が強い
問い合わせにつなげたいなら、サービスページや料金ページが上位に出るキーワードを狙うのが基本です。
ステップ3:現在のアクセスデータを見る
Google Search Console(グーグル サーチ コンソール:自社サイトへの検索流入を確認できる無料ツール)で、今どんなキーワードから人が来ているか確認しましょう。
確認すべきポイントは次の3点です。
- クリック数が多いキーワード:今一番人が来ているキーワード
- 表示はされているがクリックされていないキーワード:タイトルやページ内容を改善すれば伸びる可能性あり
- 問い合わせページに近い動線のキーワード:問い合わせが来たときのセッション(訪問の流れ)を分析する
このデータを見ると「どのキーワードが問い合わせに近いか」がおぼろげながら見えてきます。
ウェブでのマーケティング全体の流れについては、中小企業向けにWeb集客の7ステップをまとめた記事も参考になります。
サイト改善で問い合わせ率を上げる3つのポイント
キーワードを見直しても、サイト側が問い合わせを受け取れる状態でなければ意味がありません。キーワード改善と合わせて確認してほしいポイントが3つあります。
ポイント1:ページと問い合わせボタンの距離を縮める
「問い合わせしたい」と思った人が、フォームにたどり着くまでに何回もクリックしなければいけない構造になっていませんか?
問い合わせにつながるページには、目立つ場所に問い合わせへのボタン(CTA)を置くことが大切です。特にスマートフォンでの確認を必ずしてください。スマホ画面でボタンが小さかったり、下にスクロールしないと見つからない配置では、機会損失になります。
ポイント2:「誰向けのサービスか」をはっきり書く
ページを見た人が「これは自分向けのサービスだ」とわかるように書いてありますか?
「中小企業の製造業様向け」「静岡県内の企業様に対応」のように、ターゲットを明示するだけで問い合わせの質と量が変わります。ぼんやりした説明では「自分には関係ない」と思われて離脱されます。
ポイント3:「次に何をすればいいか」を明示する
サービスページを読み終えた人が「次に何をすればいいか」迷っている状態は、機会損失です。
- 「まず無料相談から」
- 「資料をダウンロードして検討する」
- 「お電話でもご相談いただけます」
このように次のステップを具体的に書くことで、問い合わせへのハードルが下がります。
サイト全体の設計から見直したい場合は、Web制作の依頼で失敗しないための8つの確認ポイントも事前に目を通しておくとよいでしょう。
キーワード選定やサイト改善について「自社の場合はどうすればいい?」という個別のご相談は、お気軽にどうぞ。
サービスの詳細・対応範囲を見る
よくある質問(FAQ)
Q1. SEO対策で順位が上がったのに問い合わせが増えないのはなぜですか?
A. 最も多い原因は「キーワード選定のズレ」です。購買意欲のない人が検索するキーワードで上位に出ても、問い合わせにはつながりません。狙うキーワードが「比較検討中〜購入直前の人」向けになっているか見直してみてください。
Q2. 問い合わせにつながるキーワードはどうやって選べばいいですか?
A. まず実際にGoogleで検索して、上位にサービスページや料金ページが出るキーワードを選ぶのが基本です。さらに「地域名+サービス名」「法人向け・企業向け」などを組み合わせると、購買意欲の高い人に届きやすくなります。
Q3. なぜBtoBなのにBtoC向けキーワードを選んでしまうのですか?
A. 検索ボリューム(月間の検索回数)が多いキーワードを優先してしまうと、一般消費者向けのキーワードを選んでしまいがちです。BtoBの場合は検索ボリュームが少なくても「法人・企業・導入」などの言葉が入ったキーワードを重視することが大切です。
Q4. 地域キーワードと全国キーワード、どちらを優先すべきですか?
A. 対応エリアが限られているサービスなら地域キーワードを優先してください。競合が少なく上位表示が狙いやすい傾向があり(※エリア・業種による)、問い合わせの質も高くなりやすいです。全国対応のサービスであれば、地域キーワードと全国キーワードを組み合わせた戦略が効果的です。
Q5. SEO改善にかかる期間や費用はどのくらいですか?
A. キーワード選定の見直しや既存ページの修正であれば、数週間〜数ヶ月で検索結果への反映が見られ始めることが多いとされています(※サイトの状態や競合状況によって大きく異なります)。費用は施策の範囲によって幅があります。具体的な期間・費用についてはこちらからお問い合わせください。
まとめ
この記事では、「SEO順位上昇したのに問い合わせが増えない」という課題と、キーワード選定で潜在顧客を外してしまう4つのパターンを解説しました。
4つのパターンのおさらい
- 情報収集中の人だけを集めるキーワードを狙っている
- 競合が強すぎるキーワードで埋もれている
- BtoCキーワードでBtoB客を集めようとしている
- エリアニーズを無視した全国向けキーワードだけ狙っている
これらは「SEOをやっていない」から起きる問題ではなく、「正しく取り組んでいるのに方向がズレている」から起きる問題です。だからこそ、気づきにくく解決が後回しになりがちです。
次にやること
- Google Search Consoleで今来ているキーワードを確認する
- 問い合わせにつながっているキーワードと、そうでないキーワードを分ける
- 比較検討〜購入直前層に届くキーワードの比率を増やす
「自社の場合は何から手をつければいいか」わからない方は、ぜひ一度ご相談ください。静岡を拠点に、中小企業のWeb集客・SEO・ウェブ広告まで一貫してサポートしています。



