『SEO月5万円の提案』で本当は何が含まれていないのか。業者選定『やることリスト』と『やらないリスト』
『SEO月5万円の提案』で本当は何が含まれていないのか。業者選定『やることリスト』と『やらないリスト』
「月5万円でSEO対策をお任せください」——そんな営業を受けたことはありませんか?しかし、SEO対策の費用・業者選定・内容を正しく理解しないまま契約すると、半年後に「何もしてくれていなかった」と気づくケースが後を絶ちません。この記事では、よくある月5万円プランの実態と、業者選定で確認すべきことを整理します。
この記事の結論
SEO対策の費用・業者選定・内容を正しく理解することが、失敗しない発注の第一歩です。「月5万円」の格安プランには、本来必要な作業の多くが含まれていないことがほとんど。契約前に「やること」と「やらないこと」を書面で確認することが最重要です。
– 要点1: 月5万円のSEOプランには、技術改善・コンテンツ制作・リンク施策の多くが含まれていないことが多い
– 要点2: 業者の「やること」を5項目・「やらないこと」を5項目リスト化して確認するだけで、大半の失敗を防げる
– 要点3: まず現状のサイト診断(無料)を受け、自社に必要な施策を把握してから発注を検討する
導入文はここで終わり、本題に入ります。
月5万円のSEOプランに「実は含まれていない」7つの作業
「月5万円でSEO対策をお任せください」と言われたとき、多くの人はSEO全体をお任せできると思いがちです。しかし現実は違います。
そもそもSEO対策とは何をする仕事か?
SEO対策とは、「Google検索で自社サイトを上位に表示させるための、総合的な改善活動」のことです。主に以下の3つの領域があります。
| 領域 | 主な作業内容 | 月5万円に含まれることが多い? |
|---|---|---|
| 技術的SEO | サイト速度改善・スマホ対応・エラー修正 | ❌ ほぼ含まれない |
| コンテンツSEO | 記事作成・タイトル最適化・内部リンク整備 | △ 月1〜2本のみのことが多い |
| 外部SEO | 被リンク(他サイトからのリンク)獲得 | ❌ ほぼ含まれない |
| 分析・改善 | 順位レポート・アクセス解析・施策提案 | △ レポートのみで提案なし |
> ⚠️ 注意: 月5万円のプランで「レポートを送るだけ」の業者も多く存在します。契約書に「具体的に何をするか」が書かれているか、必ず確認してください。
格安プランに含まれていないことが多い7つの作業
- サイト表示速度の改善(Googleが重視する技術的改善)
- 構造化データの設定(AI・検索エンジンが読み取りやすくする設定)
- 月2本以上の記事・コンテンツ制作
- 競合サイトの定期分析と戦略変更
- 被リンク(他サイトからの自然なリンク)獲得施策
- CV(コンバージョン:お問い合わせや購入)改善の提案
- 社内向けの施策説明・レクチャー
これら7つが抜けると、「順位が上がらないまま毎月お金が出ていく」状態になりやすいです。
Web集客がうまくいかない3つの理由と解決策【2026年版】でも詳しく解説していますが、SEOは「手を入れ続けること」が前提の施策です。月5万円で全部まかなおうとするのは、構造的に無理があります。
業者選定『やることリスト』:契約前に確認すべき5項目
契約前にこの5項目を確認するだけで、大半の「頼んだのに何もしてくれない」トラブルを防げます。
✅ やること①:「施策の具体的な作業内容」を書面でもらう
「SEO対策をします」だけでは何もわかりません。月に何本記事を書くか、どの技術改善をするか、数字で書いてもらいましょう。
✅ やること②:「KPIの定義」を合意する
KPI(重要指標。目標にする数字のこと)を最初に決めずに始めると、業者は「順位が上がった」と言い、あなたは「お問い合わせが増えていない」と感じるすれ違いが起きます。「どの数字が改善されたら成功か」を最初に決めること。
✅ やること③:「月次レポートの内容」を確認する
- 何の順位を計測するか
- アクセス数の変化を見るか
- 問い合わせ数との連動を見るか
この3点がレポートに含まれているか確認しましょう。
✅ やること④:「担当者とその経験」を確認する
大手代理店に発注しても、実際の作業は経験の浅いスタッフが担当することがあります。「誰が担当するのか」「過去にどんな業種でSEOをしてきたか」は聞いてよい質問です。
✅ やること⑤:「解約条件」を事前に確認する
SEO契約は6ヶ月〜12ヶ月縛りが多いです。成果が出なかった場合の違約金や、途中解約のルールを必ず確認してください。
業者選定『やらないリスト』:これをやる業者には注意
良い業者を見分けるには、「やってはいけないこと」を知っておくことも大切です。以下に該当する業者には、発注前に慎重な判断を。
❌ やらないこと①:「絶対に上位表示できます」と言う業者と契約する
Googleの検索アルゴリズム(順位を決める仕組み)は非公開です。「必ず1位にします」と断言できる業者は、根拠がないか、違反行為(ブラックハットSEOと呼ばれる禁止手法)を使っている可能性があります。
❌ やらないこと②:「成果報告がない」状態を放置する
「毎月何もレポートが来ない」「聞かないと何もわからない」業者は要注意です。透明性のない業者には何かしら理由があります。
❌ やらないこと③:「コンテンツは追加費用」と後から言われる契約をそのまま続ける
記事制作・ページ制作が全て別料金の場合、実質的に月5万円でできることがほとんどなくなります。最初の見積もりで全て確認しましょう。
❌ やらないこと④:「他社のSEO事例を見せてくれない」業者に任せる
信頼できる業者は、守秘義務の範囲内でも「業種・成果の概要」を話せます。「実績は見せられない」だけでは判断材料がなさすぎます。
❌ やらないこと⑤:「自社でSEOを理解しない」まま丸投げを続ける
SEO対策は、業者任せにするだけでは限界があります。自社のスタッフが最低限の仕組みを理解することで、業者への正しい指示と評価ができるようになります。
ウェブ制作の依頼で失敗しない!確認すべき8つのポイントでは、業者への依頼全般で押さえるべきチェック項目をまとめています。SEO業者選定と合わせてご参照ください。
SEO費用の相場と「適正価格」の見分け方
SEO対策の費用は、業者によって大きなばらつきがあります。相場感を持つことが、適正価格を見分ける最初の一歩です。
SEO費用の一般的な相場(2026年時点・目安)
| プランの種類 | 月額費用の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 格安・スポット | 月3〜5万円 | レポート送付のみ・記事制作なし |
| 標準プラン | 月10〜30万円 | 技術改善+記事制作2〜4本+分析 |
| フルサポート | 月30〜100万円 | 戦略立案+チーム運用+広告連携 |
※上記は一般的な目安です。業者・内容・業種によって大きく異なります。
「安い=悪い」ではなく「安い=何かが省かれている」と考える
月5万円が悪いわけではありません。「月5万円でどこまでやってもらえるか」を正確に把握した上で、足りない部分を自社でカバーするか、別の施策で補うかを決める必要があります。
📌 ポイント: SEO費用は「作業の量と質」に対して払うものです。「成果が出たら払う」完全成功報酬型の業者もありますが、その場合は「何が成功の定義か」を特に厳密に確認してください。
中小企業がSEO業者を選ぶとき、最後に確認すること
SEO対策は、単独で機能するものではありません。サイトの構造・コンテンツの質・広告との連携がセットになったとき、初めてしっかり機能します。
SEO単体より「マーケティング全体の設計」で考える
「SEOで集客できた人を、何に誘導するのか」が決まっていないと、アクセスが増えても問い合わせは増えません。
中小企業のウェブ集客を体系的に理解する7ステップを解説した記事も参考にしながら、SEOを「マーケティング戦略の一部」として位置づけて考えましょう。
業者の「対応スピード」も重要な選定基準
中小企業では、Googleのアルゴリズム更新(検索の仕組みが変わること)が起きたときに、素早く対応できる業者かどうかが重要です。大手代理店よりも、直接担当者と話せてレスポンスが早い業者のほうが、実務上はうまくいくケースが多いです。
「静岡・地元密着」の業者という選択肢
全国対応の大手業者だけでなく、地域密着の業者を選ぶメリットもあります。
- 直接会って打ち合わせできる(認識のずれが少ない)
- 地域の商圏・競合を熟知している
- 担当者が変わりにくい
「担当がコロコロ変わる」「電話してもなかなかつながらない」という不満は、大手業者にありがちな悩みです。地元密着の業者は、こうした課題を解消しやすい傾向があります。
現在のサイト状況を診断した上で、自社に合った施策を知りたい場合は、まずお気軽にご相談ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. SEO対策とは何ですか?
A. SEO対策とは、Google検索で自社のサイトを上位に表示させるための取り組み全体のことです。技術的な改善・記事作成・他サイトからのリンク獲得など、複数の施策を継続的に行うことで効果が出ます。一度やれば終わりではなく、継続が前提の施策です。
Q2. SEO業者の選び方のポイントは何ですか?
A. 最重要ポイントは「何をしてくれるかを書面で確認すること」です。加えて、KPI(目標数値)の定義・月次レポートの内容・担当者の経験・解約条件の4点を契約前に確認すると、大半のトラブルを防げます。
Q3. なぜSEO対策に費用がかかるのですか?
A. 記事制作・技術改善・競合分析・順位管理など、専門知識が必要な作業が多いからです。また、Googleの仕組みは常に更新されるため、継続的なキャッチアップも必要です。「一度やって終わり」ではなく「続けること」がSEOの本質です。
Q4. 月5万円のSEOプランと月20万円のプランの違いは何ですか?
A. 主な違いは「作業の量と範囲」です。月5万円ではレポート送付や部分的な改善にとどまることが多く、月20万円以上になると記事制作・技術改善・戦略立案がセットで含まれるプランが一般的です。どちらが正解かは自社の状況次第ですが、「何が含まれないか」を事前に確認することが大切です。
Q5. SEO対策の費用はどのくらいかかりますか?
A. 2026年時点の目安として、レポートのみの格安プランで月3〜5万円、記事制作+改善込みの標準プランで月10〜30万円が一般的です。ただし業者・業種・サイトの現状によって大きく異なるため、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。
まとめ
この記事では、SEO対策の費用・業者選定・内容について、格安プランの実態から選定基準まで整理してきました。
最後に、要点を改めてまとめます。
この記事で押さえてほしい3点
- 「月5万円のSEO」には、本来必要な作業の多くが含まれていないことが多い。何が含まれないかを先に確認することが重要。
- 業者選定は「やること5項目」「やらないこと5項目」を書面で確認するだけで大幅に改善できる。
- SEOは単体ではなく、サイト・コンテンツ・広告との連携で効果が出る。施策全体の設計を持てる業者を選ぼう。
SEOをどこに頼めばいいかわからない、今の業者で本当に大丈夫か確認したい、という方は、まずは現状をお聞かせください。費用・内容・優先順位について、個別にご提案します。