ウェブ制作会社が『保守・更新費』を毎月請求してくる、その内訳を全部開示してみた
ウェブ制作会社が『保守・更新費』を毎月請求してくる、その内訳を全部開示してみた
毎月請求される「保守・更新費」の内訳がわからなくて、モヤモヤしていませんか?ウェブ制作の保守費・更新費の相場と内訳を、できる限りわかりやすく開示します。「何にお金がかかっているのか」がはっきりすれば、適正かどうかの判断ができます。
この記事の結論
ウェブ制作の保守費・更新費とは、サイトを「壊れないように維持する費用」と「中身を更新する費用」のことです。相場・内訳・見分け方を本記事で詳しく解説します。
– 要点1: 保守費の相場は月額1万〜5万円台が多く、内訳は「サーバー管理」「セキュリティ対応」「ソフトウェア更新」が中心
– 要点2: 「更新費」は別立てになっていることが多く、ページ1枚あたり数千円〜数万円が目安
– 要点3: 契約前に「内訳の明細」を文書で確認することが、後悔しない選び方の第一歩
そもそも「保守費・更新費」って何のお金?
結論:保守費はサイトを「動かし続けるコスト」、更新費は「中身を変えるコスト」です。
ウェブ制作会社から毎月・毎年請求される費用には、大きく2種類あります。多くの会社がこの2つをまとめて「保守・管理費」と呼ぶため、何にいくら払っているかわかりにくくなりがちです。
保守費とは?
保守費とは、サイトが正常に動き続けるために必要な維持管理の費用です。
具体的には次のような作業が含まれます。
- サーバー(サイトのデータを置く場所)の管理
- WordPress(サイトを作るソフトウェア)のバージョン更新
- セキュリティ(外部からの不正アクセスを防ぐ対策)の維持
- バックアップ(万一のときにデータを戻せるよう保存すること)
- 障害発生時の対応・復旧
これらは「目に見えにくい作業」ですが、放置するとサイトが壊れたり、ウイルスに感染したりするリスクがあります。
更新費とは?
更新費とは、サイトの文章・画像・商品情報などを書き換えるときにかかる費用です。
「新商品を追加したい」「スタッフ紹介を変えたい」「ブログを投稿したい」といった作業が対象です。保守費とは別に、作業のたびに請求されるケースもあります。
⚠️ 注意: 多くのトラブルは「保守と更新が同じ料金表に混在していた」ことで起きます。契約前に必ず分けて確認しましょう。
保守費の内訳を全部開示する
結論:保守費の中身は大きく5つに分けられます。ひとつずつ確認することで、適正かどうかを判断できます。
以下の表に、保守費として請求される主な項目と、それぞれの目安をまとめました。
| 項目 | 内容 | 月額の目安 |
|---|---|---|
| サーバー・ドメイン管理 | 独自ドメイン(example.co.jpのような自社専用のアドレス)とサーバーの契約・更新管理 | 1,000〜3,000円 |
| CMS更新(ソフトウェアの更新) | WordPressなどのバージョンを最新に保つ作業 | 2,000〜8,000円 |
| セキュリティ対応 | 不正アクセス監視・プラグイン(追加機能)の更新・スパム対策 | 3,000〜10,000円 |
| バックアップ管理 | 定期的なデータ保存と復旧テスト | 1,000〜5,000円 |
| 軽微な修正・相談対応 | 誤字修正・電話番号変更など小さな修正や問い合わせへの回答 | 0〜10,000円(範囲次第) |
これらを合計すると、月額1万円〜3万円台が一般的な目安です。中小企業向けの標準的なコーポレートサイト(会社紹介サイト)の場合、この範囲に収まることが多いです。
月5万円以上の請求がある場合
月5万円を超える場合は、以下のどれかに当てはまるケースが多いです。
- ECサイト(オンラインショップ)など複雑な機能を持つサイト
- 独自システム開発が絡んでいる
- 更新作業が保守費に込みになっている
- 正直なところ、割高な設定になっている
単純な会社紹介サイトで月5万円以上を請求されているなら、内訳の確認をおすすめします。
更新費の内訳と相場を確認する
結論:更新費は「作業の量」で決まります。単価と作業範囲を事前に合意しておくことが大切です。
更新費の主なパターン
更新費の請求方式は、制作会社によって大きく異なります。次の3パターンが代表的です。
① 都度払い型(作業のたびに請求)
- ページ修正:1件3,000〜15,000円が目安
- 新規ページ追加:1ページ1万〜5万円が目安
- ブログ・ニュース投稿代行:1本3,000〜8,000円が目安
② 月額込み型(保守費の中に更新枠が含まれる)
- 「月2時間分の更新作業込み」など時間換算で設定されるケースが多い
- 時間単価は5,000〜10,000円/時間が目安
③ 年間契約型(まとめて年払い)
- 年間10万〜30万円で「12回まで更新対応」など回数制限を設けるパターン
どのパターンでも、「何をどこまでやってくれるのか」を文書で確認することが最重要です。口頭の説明だけでは後からトラブルになりやすいです。
ウェブ制作の依頼時によくある失敗については、ウェブ制作の依頼で失敗しない!確認すべき8つのポイントに詳しくまとめています。
「高すぎる」「安すぎる」を見分ける方法
結論:相場より高い・安いの判断には、「内訳の明細を出してもらう」ことが唯一の正解です。
高すぎるサインのチェックリスト
以下に当てはまる場合は、費用が妥当かどうか確認することをおすすめします。
- [ ] 「一式」でまとめられており、内訳がわからない
- [ ] 更新作業をしていないのに毎月請求が来る
- [ ] 契約書に作業範囲が書かれていない
- [ ] 問い合わせへの返信が遅い(翌日以上かかる)
- [ ] 他社に乗り換えようとすると「データを渡せない」と言われる
安すぎるサインのチェックリスト(こちらも要注意)
- [ ] 月3,000円以下で「フルサポート」をうたっている
- [ ] セキュリティ対応・バックアップの具体的な方法が説明されない
- [ ] 担当者が1人で、休暇中の対応が不明
「安さ」だけを理由に選ぶと、サイトが壊れたときに対応が遅れてビジネスに影響が出ることがあります。コストと対応品質のバランスを確認しましょう。
契約前に絶対確認すべきチェックリスト
結論:5つの質問をするだけで、後悔のリスクを大きく減らせます。
ウェブ制作会社に保守・更新の契約を締結する前に、必ず以下を確認してください。
確認すべき5つの質問
Q1. 保守費と更新費は分けて明細を出してもらえますか?
→ 「一式」で断られたら要注意です。
Q2. 更新作業の対応範囲と、対象外になる作業はどこですか?
→ 「軽微な修正」の定義があいまいだとトラブルになります。
Q3. 対応時間・レスポンスの目安はどのくらいですか?
→ 「翌営業日以内」など具体的な基準があるか確認します。
Q4. サーバー・ドメインの契約は自社名義で持てますか?
→ 制作会社名義になっていると、乗り換え時にトラブルになります。
Q5. 解約時のデータ引き渡しの手順を教えてもらえますか?
→ スムーズに渡してもらえる会社は、対等な取引ができる会社です。
これらに加えて、サイトを作った後の集客施策まで視野に入れた選び方については、マーケティングとウェブ活用の全体像を解説した記事も参考にしてください。
また、「そもそも自分でサイトを管理できるか」を判断したい方は、ウェブ制作を自分でやる場合の判断基準をまとめた記事も合わせてご覧ください。
保守費・更新費の内訳が気になる、または現在の契約内容を見直したい場合は、まずお気軽に相談してみることをおすすめします。
👉 現在の保守費が適正かどうか、お気軽にご相談ください
よくある質問
Q1. ウェブ制作の保守費・更新費とは何ですか?
A. 保守費はサイトを正常に動かし続けるための維持管理費用で、サーバー管理・セキュリティ対策・バックアップなどが含まれます。更新費はページの内容を変更する際にかかる作業費用です。2つをまとめて「管理費」と呼ぶ会社も多いため、内訳を分けて確認することが大切です。
Q2. ウェブ保守費の相場はいくらですか?
A. 中小企業向けの一般的なコーポレートサイトであれば、月額1万〜3万円台が相場の目安です。ECサイトや独自システムを含む場合は月5万円以上になることもあります。ただし内訳によって大きく異なるため、「一式いくら」ではなく項目別の明細で確認することを推奨します。
Q3. なぜ毎月保守費がかかるのですか?
A. WordPressなどのサイト構築ソフトは定期的なバージョン更新が必要で、放置するとセキュリティの穴(脆弱性)が生じます。また、サーバー・ドメインの維持費も継続的にかかります。月額費用はこれらの「見えないリスクを防ぐコスト」として発生します。
Q4. 保守費ありの会社と保守費なしの会社の違いは何ですか?
A. 保守費なし(または格安)の会社は、対応範囲が限定的だったり、トラブル時に別途費用がかかるケースがあります。一方で適切な保守費を払っている会社は、セキュリティ対応・バックアップ・相談対応がセットになっていることが多いです。「安さ」と「対応品質」の両面でバランスを確認しましょう。
Q5. 保守費・更新費の契約を解約するとどうなりますか?
A. 解約後は、サーバー管理・更新作業を自分で行うか、別の会社に依頼する必要があります。注意点は「サーバーやドメインが制作会社名義になっている場合」で、引き渡しに時間がかかったり追加費用が発生することがあります。契約前にデータの扱いと解約条件を確認しておくと安心です。
まとめ
ウェブ制作の保守費・更新費の相場と内訳を整理すると、次のとおりです。
- 保守費の相場:月額1万〜3万円台(サーバー管理・セキュリティ・バックアップ等が中心)
- 更新費の相場:作業単位で1件3,000〜15,000円、または月額込みのプラン
- 見分け方の鍵:「内訳の明細を文書で確認する」「サーバー名義を自社にする」「解約条件を確認する」
毎月の請求に「なんとなく払っている」と感じていたなら、内訳の確認をするだけで状況は変わります。制作会社に明細を求めることは、当然の権利です。
保守費の内訳がわからない、現在の契約が適正かどうか確認したい、という場合はお気軽にご相談ください。
また、サイトを維持するだけでなく、ウェブ集客につなげるステップを知りたい方は、サービス詳細ページもあわせてご覧ください。