Google広告『問い合わせ単価6,000円以上』から脱出|静岡の業種別に見る『費用30%削減の設定3つ』と実装順序
Google広告「問い合わせ単価6,000円以上」から脱出|静岡の業種別に見る費用30%削減の設定3つと実装順序
この記事の結論
Google広告の問い合わせ単価削減は、「入札方法の見直し」「除外キーワードの設定」「広告文と飛び先ページのズレ解消」の3つで、多くの中小企業が改善の余地を持っています。本記事ではその具体的な設定手順と実装順序を解説します。
– 要点1: 問い合わせ単価が高い原因の多くは「設定の初期ミス」。見直せば費用削減が期待できます
– 要点2: 業種によって効く設定が違う。静岡の中小企業に多い3業種の傾向も紹介します
– 要点3: まず「除外キーワード」から手をつけると、最も素早く効果が出やすいです
Google広告の費用が毎月かかっているのに、問い合わせが増えない——そんな悩みを抱えていませんか?「問い合わせ単価(広告費÷問い合わせ件数)が6,000円を超えている」という状態は、設定を見直すことで改善できる余地が十分にあります。この記事では、Google広告の問い合わせ単価削減につながる設定を3つに絞り、静岡の業種ごとの傾向と実装する順番まで具体的に説明します。
そもそも「問い合わせ単価」が高くなる3つの原因
問い合わせ単価を下げるには、まず「なぜ高いのか」を知ることが先決です。
原因を知らずに闇雲に予算を削ると、良い問い合わせまで減ってしまいます。以下の3つが、中小企業のGoogle広告で多く見られる原因です。
原因① 関係ないキーワードに広告費が流れている
たとえば「外壁塗装」で広告を出していると、「外壁塗装 DIY」「外壁塗装 自分で」など、問い合わせにつながらないキーワードでも広告が表示されます。
こういった「買う気のない人」へのクリックが積み重なると、費用だけが増えていきます。
原因② 自動入札(じどうにゅうさつ)の設定がズレている
自動入札とは、Googleが自動でクリック単価を調整してくれる仕組みのことです。
ただし、設定の目標値(ターゲットにしたいCPA=目標とする問い合わせ1件あたりの費用)が適切でないと、Googleが見当違いの最適化をしてしまいます。
原因③ 広告文と飛び先のページが合っていない
「〇〇無料見積もり」という広告をクリックしたのに、飛び先のページが会社の紹介ページだった——というケースは非常によくあります。
広告の約束と飛び先の内容がズレていると、訪問者がすぐ離脱し、問い合わせゼロ・費用だけかかる状態になります。
⚠️ 注意: 3つの原因が重なっているケースが多いです。1つだけ直しても効果が限定的になることがあります。
費用削減の設定①|除外キーワードを入れる
除外キーワードの設定は、最も早く費用削減の効果が出やすい手順です。
除外キーワード(じょがいきーわーど)とは、「このキーワードで検索した人には広告を表示しない」と指定できる設定のことです。
除外キーワードの具体的な入れ方
まず、Googleの管理画面(Google広告の設定画面)から「検索語句レポート(どんなキーワードで広告が表示されたかを確認できる画面)」を確認します。
そこで「問い合わせにつながっていない」検索語句を洗い出し、除外リストに追加します。
静岡の中小企業でよく除外すべきキーワードの例:
| 業種 | よく除外するキーワード例 |
|---|---|
| 建設・リフォーム | 「DIY」「自分で」「やり方」「費用 相場 調べ方」 |
| 士業(税理士・司法書士) | 「無料」「自分で申請」「やり方 個人」 |
| 美容・クリニック | 「口コミ 悪い」「副作用」「やめた」 |
| IT・Web制作 | 「無料ツール」「自作」「テンプレート 無料」 |
こうした「問い合わせにつながりにくいキーワード」を除外するだけで、無駄なクリック費用をカットできます。
費用削減の設定②|入札方法を「目標CPA」に切り替える
入札方法を「目標CPA(もくひょうCPA)」に変えると、Googleが問い合わせを増やす方向で自動調整してくれます。
目標CPA(Cost Per Action)とは、「1件の問い合わせに、いくらまでなら広告費をかけていいか」をGoogleに指示できる入札方法のことです。
設定前に確認すること
目標CPAを使うには、コンバージョン計測(こんばーじょんけいそく=問い合わせが来たことをGoogleに知らせる仕組み)が正しく動いていることが前提です。
ここが設定されていないと、Googleは「問い合わせが来たかどうか」を判断できず、自動入札がまったく機能しません。
目標CPAの設定値の決め方
| 業種の目安 | 設定の参考値(あくまで目安) |
|---|---|
| 建設・リフォーム | 3,000〜8,000円(受注単価が高いため) |
| 士業・コンサル | 2,000〜6,000円 |
| 飲食・美容 | 500〜2,000円 |
| BtoB(企業向け商材) | 5,000〜15,000円 |
※上記はあくまで目安です。自社の受注単価・利益率をもとに設定してください。
💡 ポイント: 目標CPAの値は「現在の問い合わせ単価より少し高め」から始めるのがコツです。いきなり低い値を入れると、広告がほとんど配信されなくなる場合があります。
費用削減の設定③|広告文とLPのズレをなくす
広告文と飛び先のページ(LP=ランディングページ)の内容を一致させると、問い合わせ率が改善しやすくなります。
どれだけ広告のクリック率を上げても、飛び先のページで離脱されたら問い合わせにつながりません。
ズレが起きやすいパターン
- 広告文:「〇〇 静岡 無料見積もり」→ LP:会社のトップページ
- 広告文:「法人向け〇〇サービス」→ LP:個人向けの料金ページ
- 広告文:「最短3日で対応」→ LP:その記載がどこにもない
こういったズレは、広告担当者でなくても「自分がお客さんとしてクリックしてみる」だけで気づくことができます。
LP改善の3点チェック
- 広告で約束したこと(無料・即日・〇〇対応)がLPの冒頭に書いてあるか
- 問い合わせボタン(フォーム)がページの上部とスクロール後の両方にあるか
- スマホで見たときに読みやすいか(中小企業の広告流入の多くはスマホ経由)
なお、LPの出来が広告の成果を左右することは多く、広告だけを改善しても限界があります。ウェブ制作を依頼するときに確認すべき8つのポイントも合わせて見直しておくことをおすすめします。
静岡の業種別|効きやすい設定の優先順位
静岡県内の中小企業では、業種によって「最初に手をつけるべき設定」が異なります。
地域の特性として、静岡は製造業・建設業・観光業が多く、BtoB(企業同士の取引)向けの広告運用では特に「検索ボリューム(けんさくぼりゅーむ=月間の検索回数)が少ない」という課題があります。そのため、クリックの質をとにかく高める設定が先決です。
業種別の設定優先順位:
| 業種 | 最優先の設定 | 次に行う設定 |
|---|---|---|
| 建設・リフォーム | 除外キーワード | 広告文+LPのズレ解消 |
| 士業・コンサル | LPのズレ解消 | 目標CPA設定 |
| 製造業・工場(BtoB) | 除外キーワード | 目標CPA設定 |
| 美容・クリニック | LPのズレ解消 | 除外キーワード |
| Web・IT関連 | 目標CPA設定 | 除外キーワード |
静岡エリアでは「静岡市」「浜松市」「沼津市」など地域名をキーワードに組み込むことで、エリア外からの無関係なクリックを減らす効果も期待できます。
なお、広告だけでなくWebサイト全体の集客設計を見直したい場合は、ウェブでマーケティングを始める完全ガイドの手順も参考になります。
3つの設定を実装する順序と目安の期間
設定の順番を間違えると、データが乱れて効果が見えにくくなります。
以下の順序で進めることで、各改善の効果を個別に確認しながら進めやすくなります。
推奨する実装ステップ
STEP 1(まず最初):除外キーワードの設定
- 作業時間の目安:半日〜1日
- 検索語句レポートを確認し、無駄なクリックを止める
- 費用の無駄を止めることが最優先
STEP 2(2週間後):コンバージョン計測の確認と目標CPAの設定
- コンバージョン計測が正しく動いているかを確認
- 問い合わせ数が月3件以上ある状態で目標CPAを設定する(それ以下だとGoogleの自動入札がうまく機能しません)
STEP 3(1か月後):広告文とLPの見直し
- STEP1・2で無駄打ちが減った状態でLPを改善
- クリックの質が上がった後に改善すると、効果の変化がわかりやすい
⚠️ 注意: Google広告の自動入札は設定変更後、Googleが学習するのに2〜4週間かかります(「学習期間」と呼ばれます)。この間は数値が安定しないことがあるので、すぐに再設定しないようにしましょう。
改善の目安(参考)
- STEP1だけでも:無駄クリックが減り、予算の使われ方が変わる傾向があります
- STEP1〜3を通して実施した場合:問い合わせ単価の削減を期待できる事例があります(ただし業種・競合環境・予算規模により大きく異なります)
なお、広告の改善と合わせてウェブサイト自体の見直しをしたいと考えている方は、Web集客がうまくいかない原因と解決策をまとめた記事も参考にしてみてください。
Google広告の運用は「設定して終わり」ではなく、定期的な見直しが必要です。社内にWeb担当者がいない、または運用に自信がない場合は、専門家への相談も選択肢のひとつです。
よくある質問
Q1. Google広告の「問い合わせ単価」とは何ですか?
A. 問い合わせ単価とは、「使った広告費 ÷ 問い合わせ件数」で計算できる数値です。たとえば月に30,000円使って5件の問い合わせが来た場合、1件あたり6,000円が問い合わせ単価になります。この数値が低いほど、効率よく問い合わせを獲得できていることを意味します。
Q2. 除外キーワードの設定はどうやってやりますか?
A. Google広告の管理画面から「キャンペーン」→「キーワード」→「検索語句」の順に進み、無駄なクリックにつながっているキーワードを確認します。そのうえで「除外キーワード」タブを開き、表示させたくないキーワードを追加します。初めての場合は「完全一致(かんぜんいっち)」か「フレーズ一致(ふれーずいっち)」の形式を選ぶと扱いやすいです。
Q3. なぜ自動入札でも問い合わせ単価が下がらないのですか?
A. 自動入札(目標CPA)がうまく機能するには、コンバージョン計測(問い合わせが来たことをGoogleに伝える仕組み)が正しく設定されていることが前提です。計測が壊れていたり、問い合わせ件数が月3件未満だったりすると、Googleの自動最適化がうまく動きません。まずコンバージョン計測の確認から始めてください。
Q4. Google広告と他の広告(Yahoo!広告など)の違いは何ですか?
A. Google広告はGoogleの検索結果やYouTubeなどに広告を出せます。Yahoo!広告(ヤフー広告)はYahoo! JAPANの検索結果に出ます。2026年現在、スマホからの検索はGoogleが主流のため、中小企業がまず取り組むならGoogle広告のほうが多くのユーザーにリーチしやすいと言われています。ただし業種や地域によって異なる場合があります。
Q5. Google広告の運用を代理店に頼むと費用はどのくらいかかりますか?
A. 代理店への運用手数料は、広告費の【要確認: 代理店手数料率】が一般的な目安とされています(代理店によって異なります)。月の広告費が10万円であれば、手数料だけで数万円かかるケースもあります。費用を抑えたい場合は、初期設定のサポートだけ依頼してその後は自社運用に切り替える方法もあります。
まとめ
Google広告の問い合わせ単価削減で最も大切なのは、「どこに無駄が出ているか」を先に特定することです。
この記事で紹介した3つの設定を、以下の順序で実施することで、費用削減の改善が期待できます。
- 除外キーワードの設定(まず最初・効果が出やすい)
- 目標CPAへの切り替え(コンバージョン計測が整ったら)
- 広告文とLPのズレ解消(クリックの質が上がってから)
静岡の中小企業では、地域名を絡めたキーワード設計と除外キーワードの徹底が、特に効果を発揮しやすい傾向があります。
「設定を見直したいけど何から手をつければいいかわからない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。静岡を拠点に、Google広告の運用・ウェブ制作・SEOを合わせてサポートしています。



